息子が海外で熱性痙攣になった話
お久しぶりです。
はぐれ駐妻グレ子です。
海外で暮らすとなった時にお子さんがいると特に医療のことは心配になりますよね。
英語も出来ない私はそこが一番不安でした。
夫はどこか能天気でなんとかなるでしょ〜と楽観的。
私が救急車を呼ぶような状況になった場合何番にかければいいの?
家から一番近い救急病院の場所は?
などと聞いても本気で調べてくれず、私の認識が正解かはわからないけど自力で調べてノートにまとめていた記憶があります。
国によって違うのでしょうが呼ぶ状況(医療が必要なレベル)によって高額な救急車代を請求されたり、すぐに来てくれずタクシーで直接救急病院に連れて行く方が早い場合もあるとのことでした。
子育てにおいて突然緊急事態はやってくるという認識については、はっきりと温度差を感じていました。
やはり実際に経験しないとわからないことが多くあるものです
息子が発熱。そして熱性痙攣!
あるあるですが息子はPre schoolに通い出してからよく熱を出していました。
毎月そんな調子で私もそんな日々に慣れていた頃でした。
38度〜39度と高熱が夕方から出て日系の病院は受付時間が終了していたので翌日の予約を取りました。
食事はおろか水分すらまともに摂ってくれず流石に心配でした。
熱があるからか熟睡できない様子で細切れ睡眠のようにちょこちょこ眠っていたのですが
眠りに入りかけた時にアレはやってきたのです。
なんか息子が揺れている
すぐに様子を見るともう意識は無く手足は硬直。
口元からはよだれ、時間経過とともに泡。
目は開いているけれど黒目が上へ向いていく。
唇はどんどん紫に。
顔はドス黒くなっていきました。(チアノーゼ)
動画を撮影
実は息子は2回目の熱性痙攣でした。
日本にいた頃に一度あったのです。
その時に
*動きが左右対称だったか
*どのくらいの時間痙攣していたか
を病院の先生に聞かれました。
可能ならば冷静に様子を見られないだろうから動画を撮るといいと言われていました。
すぐに私は動画を撮影しながら声をかける。
ゆらしたりは良くないだろうと思いつつ子供の名前を呼ばずにはいられませんでした。
息して!!と私は叫んでいたと思います。
息子の意識が回復
1回目になった際は5分くらい痙攣していたのですが2回目のその時は2〜3分と短めに終わりました。
でもすぐに意識が回復するわけではありません。
手足の硬直もしばらく取れません。
爪が食い込むほど強い硬直です。
徐々にまず黒目が動かせるようになり、口が動かせるようになり《ママ》と言っていました。
意識が回復してきた頃に夫に電話をし、今すぐ行ける救急病院を探して欲しいと頼みました。
とりあえず私は病院でもらっていた座薬の解熱剤を入れました。
でもそのあとすぐに下痢をしてベッドの上が大変なことに。。。
(冷静でいようと思いつつ気が動転していたのかお尻を出したままおむつを取りに行くとその間に大噴射。泣)
これまた座薬入れるべき!?と右往左往していると夫が帰宅。
体を動かせずグッタリしている息子を見て夫も動揺。
救急病院へ向かう
なんとかタクシーに乗り込み救急病院へ。
その時点で20時くらい。
日系の救急病院はありません。
ローカルのオールEnglish病院です。
コロナ渦で付き添いは1人らしく、私は英語で話せないので夫に託すことになりその日の息子の様子をメモに記入し、翻訳アプリで英語にして夫に託しました。
私はずっと待合室で待っていました。
でもその間息子の泣き声が遠くから何度も聞こえてきて、とても苦しかったです。
夫と交代
2時間くらい経過して夫からメッセージが来ました。
強めの解熱剤を投与したから今は熱が下がっている。
尿検査をするために待機しているが水分摂取を拒否しママを呼んでるので交代してくれないか?とのこと。
すぐに向かい夫と交代して水分を飲ませつつ待機していましたが一向に出ません。
水分摂れてないから難しい。。。
ナースさんがやってきて今もう出ないだろうからこのまま帰って明日もう一度来てもいいよ?このまま居てもいいし、と言ってくれて翌日に日系の病院を予約してあるのでそこで検査してもても大丈夫か聞くとOKとのこと。
解熱剤だけ出すね、と言われ薬をもらってから帰宅しました。
その時点で深夜の1時30分•••
長い夜でした。
私との会話は全て翻訳アプリを使って話してくれて、笑顔で安心するように対応してくれました。
本当に優しくて助けられました。
その後
翌日日系の病院で血液検査を受けたりして特に問題なく息子は回復しました。
熱が下がってから全身に発疹が出てきたので突発性発疹だったようです。
不機嫌病とも言われるアレです。
例に漏れず息子の不機嫌に振り回されましたが元気ならそれでいい( ; ; )
熱性痙攣は大抵人生の中で一度で終わる。2回以上ある人の方が割合少ないよ、と1度目の時にお医者様から言われましたがその少数派に息子は入ったようです。
まだ長いこれからの人生またなるかもしれない。
病気だけでなく、怪我も多いにあるでしょう
(先日もあり再び夫とタッグを組み病院さがす話はまた今度。笑)
もしそうなった時に少しでも冷静でいられるよう対処方法を頭に入れておくことはとても大事ですね。
夫は私が撮影した痙攣中の様子を見てひたすら絶句。
あなたのように冷静に対処できない、と言われましたが私がいない時になる可能性も大いにある。
その時に息子の命を守れるかはあなたにかかっている。
あなたしか守れないんだよ、と話し夫婦で《もしもの時の対処法》を共有できたことはとても良かったと思います。
そしてなかなか難しいんですが動画を撮ることはとても良かったと思いました。
時間が把握出来るし、病院でも先生が様子を把握しやすいですし、素人の私が判断できないことも先生は判断できますし。
眼球の動きは左右対象でしたか?なんて聞かれても上に向かってってるような動きでちゃんと左右対象だったかなんてあの時判断できませんでした。
ただ後で見ると私の悲痛な息子を呼ぶ声が入っていますが(笑)
あと画面ブレブレ。
今日はそんな海外での熱性痙攣の経験談でした。
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