見出し画像

いつから好きか思い出せない話(2)

◆おね:はぐのひとりチャレンジはどうなってるかな~

◇はぐ:オナニーのことね、そうだね〜

この前一緒に電話しながらした時のふわふわした感覚はよかったな

快感でも何でも、消耗して続けられないものか、ずっと続けられるものかっていう区別があると思うんだけど、

このあいだの電話は全然消耗しなかったんだよね

◆おね:消耗しない?

◇はぐ:うん、疲れない、だから延々とできるっていうか

◆おね:その延々とできる時っていうのは、いくって状態にはなってる?

◇はぐ:うーん、ちょっと違うかな

オーガズムっていう言い方と、エクスタシーっていう言い方があるじゃん

両方素晴らしいし、分けなくてもいいんだけど、あえて分けて言うと、オーガズムはピークがあって、そのあとヒューって冷静になってって消耗する

でも、エクスタシーはそういう感じではない。ピークもなければ消耗もない、ずっと凪いでる

そんな感じだったよ

◆おね:ふーむ…

◇はぐ:ただ、その状態に入ってる時の中でも…

差がある…って言ってしまうと嘘になるし、差がないって言っても嘘になるんだけど…言葉にするの難しいな

こういったらいいかな、どこまでの範囲でそのエクスタシーに自分を許せてるか、みたいなことで質が変わってくるのが分かってきたかな

◆おね:そのさ、エクスタシーとオーガズムっていうのは、やっぱり感覚はエクスタシーの方が強弱で言えば弱い?

◇はぐ:ん〜、強弱ねぇ、… いや、言いたいことはすごく分かるよ

オーガズムは強く感じられるし、エクスタシーは感じられるものは繊細だからね

でも、エネルギー的には真逆だったりする

オーガズムが強く感じられるのは、エネルギー的に荒いからなのね

で、荒いってのはどういうことかっていうと、波の浮き沈みが大きいってこと

◆おね:うん…

◇はぐ:で、エネルギーは強く感じられるものの方がより弱いのね

◆おね:えー!? 弱…? うーん…

◇はぐ:例えば、大縄跳びあるじゃん

大縄がさ、例えば2メートルぐらいだったらさ、簡単に回せるけど、100メートルぐらいあったら、すごい力いるじゃん

2メートルの大縄なら、ビュンビュン回せる、早く動いてるから、力強く見える、

でも回す力はそれほどいらない

100メートルの大縄は、ゆっくりとしか回せないから弱そう

でも回すのにはとっても力がいるし、動いてる縄に触れたら吹っ飛ばされちゃうよね

エネルギーって、感じられるものと実際の強さが逆なんだよ

◆おね:なるほど~

◇はぐ:で、それもオーガズムとエクスタシーの関係でも当てはまると思って

オーガズムはピークがある瞬間はとっても強い感覚があるよね

だから、オーガズムの方が強く感じる

でも、ゼハゼハしたり呼吸が乱れたりさ、消耗しちゃうよね

消耗するものは、エネルギー的にはそれほど強くないんだよ

エクスタシーはそれの真逆

感じられるものはすご〜く繊細だけど

エネルギーとしてはとても強い、圧倒されるくらい強い

◆おね:ふぇ~~~

◇はぐ:ふぇ〜〜〜って、おねも経験してるよ

◆おね:え~!?

なんか、この前見たYouTubeの動画でも、射精かドライオーガズムかみたいな話で、似たような話をしてた

ずっと続くんだって

女性でいえば外か中かみたいに言ってて

そう思ったらさ、私エクスタシーて分からないかもしれないな~

◇はぐ:ん〜、エクスタシーの話と、外イキとか中イキとかの区別は違うと思うよ

オーガズムの前提にエクスタシーはあるからさ

オーガズムの種類とはまた別の話かな

◆おね:うーん、私はピークから下がっていく方の感覚しか分からないような

◇はぐ:例えば、おにぎり食べて気持ちいいとかは、ピークがあって、そのあと、あぁ下がる〜ってならないんじゃない?

◆おね:うん、そうだね、ならない

◇はぐ:そう、それだよ

◆おね:それ~? かぁ…

◇はぐ:うん

で、ドライオーガズムとかっていうのは、オーガズムを目指してる時点で、エクスタシーではないんだよね。

もちろん射精しないっていう点においては、ある種の消耗が少ないっていうことだから、エネルギーの観点から言えば大きいし、感覚は細かくて繊細なものだとは思うんだけど

ドライオーガズムもある種のピークに向かっていて、それはそれでいいんだけど

エクスタシーとは分けて自分は捉えるし、射精するにせよ、ドライにせよ、どっちにしろエクスタシーが前提にある

だから射精するよりドライオーガズムの方がいいですって話と

オーガズムとエクスタシーの違いは別の話かな

自分は全然射精してもいいと思うよ

◆おね:はぐがさすが過ぎて、放心状態…

◇はぐ:どういうこと、さすがすぎる?

◆おね:うん、さすがだな~って!

なんだろう、はぐがそういう感覚をいっぱい深めたらね、きっともっと色々なことも深まるんじゃないかなって…

最初そんなふうに思って言ってたけど、はぐはとっくにそういう境地に行ってるんだなと思って

◇はぐ:ドライオーガズムの話?

◆おね:うん、というか、うーん…とっくに結構すごい領域にいたんだなって

◇はぐ:自分がドライオーガズムを感じたことがあるかどうかっていうのは、正直ちょっとわかんない

クンダリーニ上昇の経験はあって、それに近いものだとしたら、何となくはもうわかるっていうか、

いや、わかんない、経験あんのかな…

前にセックスしても射精しないでいるみたいなことを一ヶ月くらい期間取ってやったんだけど、 

全然射精しなくても気持ちいいっていうかさ…

◆おね:すごいね!それって!

◇はぐ:でも、イク感覚はあるわけなんだよ

◆おね:そうなんだ、すごい!

◇はぐ:でもね、だから何って感じなのよ

◆おね:それを体験して知ることにより、何かが開けるみたいな感じは別にない?

◇はぐ:うーん、それ自体はエクスタシーには繋がらないと思う

◆おね:え、ああ、その時のは?

◇はぐ:うん、だって別に触れなくていいもん、エクスタシーって、

基本的にひとり…ひとりって言い方も変だけど 

何か条件があるものじゃなくて、その逆

条件がないっていう条件があるみたいな

その気持ちよさは確かに弱いとも言えるんだけど

でも、なんていうの、いやもうこれ以上のものはないでしょっていう感じだから、あるの? あるなら持ってきなよ、みたいに思うな

◆おね:うん、ふふふ

◇はぐ:これって、みんないつでも感じられるんだよ、それをしないでアクセクしてるのは、心底もったいないなと思うし、でもみんなそれ好きでやってるのもわかるから、何とも言えないなっていう思いもある

◆おね:いつでもっていうのはさ、その生活してて、みたいなレベルのことだよね?

◇はぐ:うん、そうそう

例えば1億円持ってないと達成できませんとか、先進国に生まれないと無理ですとか

それこそドライオーガズムを経験しないとダメですとか一切ないから、なんもないから、なんも関係ないから

◆おね:うーん

◇はぐ:そこに至るまで、どういうプロセスを踏むかは1人1人違うから、

私はこうでしたってのは役に立たないどころか邪魔にもなりかねないし、自分からは何も言えないんだけどね

自分ができるのは、こんなに心地いいですよっていうことを、ただ言うことくらいなんだよね

こんなに気持ちいいし、すぐにでも気づけるのに、目指さないんですか、あなたは、っていう少し意地悪な言い方したりとかね

◆おね:うん

◇はぐ:OSHOの例え話だと…

漁師の人かなんかが、お家の中に石が山ほどゴロゴロあって、それを川かな…に行って投げて魚を釣ろうとしてる

どぼんってやってびっくりさせて、魚が取れないかなって。でも、その釣り方は大して取れない下手くそな漁なの

家にある石を持ってって1個1個投げて、どぼんどぼん全然釣れないなってね、真っ暗闇の中ずっとやってるの

だんだん朝になって明るくなってきて、これが最後の1個だって、投げようとした瞬間に朝日が上った

で、手元にあるものをふっと見たら、その石だと思ってたものはおっっきな宝石だったの

◆おね:えぇー!!!ショック…

◇はぐ:そう、家にあった宝石を川に捨てて、それで魚を得ようとしてた

そんなもったいないこと、しなくていいよね

でも、みんなそれやってるように見えるわけ、OSHOとか自分にとっては

食べたらすぐなくなる魚を取るために、自分の人生とか愛を、会社とか仕事とか家族とか、なんでもいいけど、そういうところに投げ捨てて、釣れないなぁ、苦しいなぁって…

いやいや、投げ捨てるのをやめて、何を持ってるかに気づけば、誰でもどうしたらいいかわかるよってね

それぐらいあたり前っていうか、みんな持ってるものだから…

こういうことをね、仕事頑張ってる人とか、家族を大切にしてる人に言ったら、何言ってんのみたいに思うだろうからさ、言えないよ

だけど、これは本当だよ

◆おね:ふーむ

◇はぐ:その、エクスタシーもね、もうあるんだよって、ドライオーガズムとかじゃないよって

もちろん、ドライオーガズムもきっと素晴らしいんだろうけどね

ただ、もしその上がり下がりの波を楽しむんだったら、射精の方が激しいだろうから、そっちの方がむしろいいかもね

そういう違いを探求ができるのは面白いし、ドライオーガズムの方がいいとか、中イキの方がいいとか、色々な趣味があってもいいとは思うよ

でもそれらがエクスタシーだってもし言うのであれば、それは違う

◆おね:うん

◇はぐ:ドライオーガズムの方が良いかといえば、むしろ逆の可能性もある

脳イキとかたまに流行ったりするけど、肉体を感じるためだったら、物理的にする方が向いてるかもしれないよね

◆おね:うん…脳イキとかさ、言葉だけが自分の中にずっとそれって何って、自分には分からない嫌な存在としてある

知りたいって気持ちもあるのに、到達できないっていうもどかしさとかというか…

自分が分からない領域や体感が伴ってない、言葉だけの色んな情報を頭に入れ過ぎて

憧れるな〜とか、こうである方がいいんだろうなとか、色々ありすぎて混乱してきちゃったから…

なんでもいいんだっていうふうに戻したい気持ちになった

◇はぐ:そうやって迷うことが大事なんだけどね、そのために信念はあるから

◆おね:うーん! 難しいね~

◇はぐ:難しいよ、だって、みんな信念を持って生きるのが普通だから、その逆をやろうとしてるんだからね

信念を作って、その信念に基づいた経験をして、色々な感情や感覚を味わう

そういうメカニズムになってるのは間違いない

そのメカニズムを知るために、信念を自分で作ってることとかを、納得する必要がある

それに納得してはじめて、大事な宝石を川に投げ込む必要はないって気づける

◆おね:うん

◇はぐ:宝石ってわかれば、磨いたりカットして綺麗にしたりとか、それを家で愛でたりすることができる

宝石は川に投げるもんじゃないよね

投げても、まぁいいんだけど、石だと思って投げるのと、宝石だと思って投げるのは、まったく違うよね

だから、宝石を持ってるんだって理解するのは、スタートなんだよ

スタートに立たないまま、何を持ってるのかわからないまま、みんなもやってるからとかが理由で、宝石を川に投げ続けてる

家にある石っぽいの、取っておくのはよくないって誰かが言ってた、とかね

それもプロセスのうちで、それに気づくための信念でもある、誰もが通る道なんだよ

◆おね:うん…なんか…ちょっと煙が出そう頭から

この数日、なんだか、何かが濃くてぐるぐるして目まぐるしい

ショートしかけてるから、もうはぐが好きだってことだけをただ考えたくなってきた!

そういう、わかりやすい、わかりやすい方がうん…

◇はぐ:いや、そうだね、わかりやすい方がいいね。ごめんね、おねは絶対そっちだよ

◆おね:私ははぐが好きっていう話がしたくなってきた

◇はぐ:うん、うん、そっちしよう

◆おね:ふふふ、本当にそれがベースにある~


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?