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【デンマークスタディーツアー】主宰者に聴くツアーの魅力とは?

こんにちは!はぐくむのぐっちです。

突然ですが、皆さんデンマークには行かれたことありますか?
ここ数年で、僕が関わっている20代の子たちの留学先や、年齢に限らず旅行先としても選んでいる方が増えているデンマーク。

17歳以上であれば、誰でも入学できる"人生の学校"フォルケホイスコーレ、
「居心地のいい空間や楽しい時間」を指す"ヒュッゲ"という文化、
教育費や医療費が無料など充実した社会保障、

幸福度ランキングで常に上位である国に、きっとこれからの自分の人生や社会について考えるヒントを得たいと考え、現地に訪れる方が増えているんだと思います。


そんなデンマークに、【政治・ビジネス・食・エネルギー・教育】といった5大テーマに沿って各所を廻り、これからの社会や生き方について描いていく8日間のツアーをはぐくむでは4年ぶりに開催することになりました!

しかも、今回も日本とデンマークをつなぐ文化翻訳家 ニールセン北村朋子さん全日程コーディネート・通訳をしていただく贅沢な8日間


今回は主宰者であり、株式会社はぐくむ代表のたけさんに本ツアーに込める想いや魅力についてインタビューしました!
現在、開催中のツアー説明会でも話せなかったことを聴いていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね✨



これからの生き方を描くきっかけになるプログラム

──4年ぶりの開催に至った経緯についてお聴きできますか?

はい、元々は毎年開催していきたい、非常に思い入れのあるツアーでしたが、コロナによって4年間現地開催はできませんでした。

その期間は、オンラインツアーを開催していましたが、今年いよいよコロナが落ち着いてきたので、4年ぶりにデンマーク現地でのツアーを開催する運びになりました。


──この4年というコロナ期間を経て、今、この時代におけるデンマークツアーの意味とは?

そうですね、コロナを通じて、働き方であればリモートワークだったり、暮らしであれば多拠点生活だったり、コロナ前よりも働き方や生き方について、多様な選択肢が出てきました。

そういった変化によって、多くの人たちが今まで以上に、制限をかけずに、自分の生きたい人生について考えられるようになってきたと思います。

そんな中、デンマークという幸福度が非常に高い国へ行き、彼らの考え方やライフスタイル・ワークスタイルに触れることで、自分のこれからの生き方を描いていくきっかけになると思っています。


「最短最速で生きなくていいんだ」と、感じられる安心感

──今回のデンマークツアーの中で、特におすすめのポイントを教えてください。

今回5大テーマ(政治・ビジネス・食・エネルギー・教育)で、現場を見て回るので、そのどれもがきっと刺激になったり、インスピレーションを得られる機会になると思います。

ただ、その中でも、デンマークで訪問した場所で、現地の方と一緒に対話する機会があるので、彼らとともに一緒にいることで感じられる空気感を味わっていただきたいですね。

今の時代、本読んだり映像を見て知れることも多いですが、やはり思想やBeing(あり方)を肌で感じられるというところが、一番のおすすめポイントです。

現地の方の話を直接聴ける貴重な機会が随所に折り込まれている


──20代の方々にとって、今回のツアーはどうですか?

どんな年代の方であっても、非常に良いと思っていますが、日本の場合、多くの方は、高校や大学を卒業して、そのまま就職して働いて…という一直線の歩み方だと思いますが、デンマークの場合、例えば高校卒業して、大学入学する間に、ほとんどの人たちがギャップイヤーを設けていて、ストレートに大学に行く人たちの方が少ないと言われています。

つまり、自分の人生の進め方を、最短最速で、早く早く、みんなに遅れを取らないようにといった生き方ではなく、それぞれの人生で感じる節目のタイミングで、世界を見て回ったり、自分がこれから次どうしたいのか、立ち止まり、自分を見つめながら、進んでいくライフスタイルなんです。

そこの違いは、おそらく20代の、社会人3,4年目の方々にとって、響く部分だと多います。

それは僕ら日本人が、留年や浪人はしない方がいいと思っている方が多いし、 ストレートに就職できた方が、早く行けた人たちの方が優秀だ、という考え方にとらわれているからだと思うんですよね。

でも、デンマークに行ってみると、自分のペースで、自分が見てみたいように、そして進んでいきたいように進んでもいいんだ、と感じられると思います。それは、参加してくださる皆さんにとって、深呼吸できるような安心感につながるんじゃないかなと思います。

コペンハーゲンの街並み


──多くのツアー旅行では得られないものがあるんですね。

やはりツアー旅行で行くと、もちろんその国に行き、そこで暮らす人たちを見ることはできても、その方々と対話をする機会は、ほぼないと思います。

ですが、今回のうちのツアーでは、たくさん現地の方々と交流したり、対話する機会がありますし、森の幼稚園にしろ、企業訪問にしろ、普通のツアーや旅行では巡ることがなかなか難しいところへ数多く訪問します。

訪問できる場所の貴重さに加えて、そこでインタラクティブにやり取りしたり、対話できることが、はぐくむのデンマークスタディーツアーならではの特徴だと思います。

通常なかなか訪問できない現場の数々


──普段行けない場所を訪問できること、更に対話できるのが、今回のツアーの醍醐味なんですね!他にもありますか?

そうですね。

もう一つ挙げるとすれば、普通の旅行は1人だったり、友だちや家族と行くと思いますが、今回は各方面から、多様な方々が集まってくるので、普段の自分の人生では交わることのない方たちと出会えて、コミュニティが広がるということではないでしょうか。

一緒に訪問したり、現地の方との交流をする中で自分が感じたことを分かち合う時間を通じて、お互いに学び合え、良い関係性が育まれていくことも非常に大きな価値だと過去のツアー参加者の方から言っていただくことが多いです。

参加者同士で分かち合うことで生まれるつながりと新たな学び


デンマークツアー行程について

──新たなつながりができるのはとっても魅力的ですね!今回のツアーの大まかな行程について教えてくれますか?

まず、9/2(土)からツアーは始まります。

2日(土)の夜に、コペンハーゲンで、オリエンテーションと、参加される全員の自己紹介があります。

そして、改めて8日間のツアーでどんなことしていくのかを、お話しさせていただきます。この日は、移動で疲れている方も多いと思うので、早々に解散となり、翌日から本格的にツアー開始となります。


9/3(日)は、スマートシティとして有名なコペンハーゲンを散策します。個人的には、街の散策以外で、2つおすすめしたいスポットがあります。1つは、クリスチャニアの訪問、そして夜に訪れるアブサロンですね。

アブサロンでは、はぐくむが運営している、はぐくむ湖畔のインスピレーションの源になっている、教会をリノベーションしたコミュニティスペースで、一期一会のディナーに参加します。これも大きな体験になると思います。

実際に参加できるアブサロン


次の日の月曜日も、コペンハーゲンを舞台に、国会議事堂を訪問し、デンマークの政治の考え方や歴史について学んでいきます

幸福度が高い社会を形成している要因を、政治という側面から学んでいく機会です。

政治に対する考え方・距離感や、政治家のあり方も、おそらく日本のそれとは違う部分があると思いますので、そこを体感していただきます。

あとは、ビジネスの現場ということで、企業訪問も予定しております。この辺りも、日本の会社の考え方や就労観とは、大分異なると思います。

先日開催したデンマークスタディーツアーの説明会で、過去に参加してくれた方が、「なぜ日本人はそこまで遅くまで働くのか?」や、「働くとはどういうものだと思ってるのか?」と、現地の方に問われ対話をし、衝撃的だったと、話してくれましたが、このパートも違いを感じる大きなポイントかなと思います。

フランクな政治家の方との対話の時間


それ以降は、コペンハーゲンからロラン島という場所へ移動し、そちらを舞台に、教育・食・エネルギーというテーマを見て回ります。

やはり今までのツアーでも喜ばれてきたのは、森のようちえんや、現地の小中学校の訪問と交流ですね。森のようちえんは、本当に森の中にありますし、保育の概念が、また日本とは全然違います。

森のようちえんの様子


また、小中学校の生徒と、先生の距離感や、授業スタイルも、また日本の普通の公立とは大きく違いますので、そのあたりも非常にハイライトになると思います。

小中学校への訪問


エネルギーで言うと、デンマークは再生可能エネルギーでやっていくことを国策にしていますので、風車などの現場も見ていきますし、リサイクリングセンターも行きます。

また、ビジュアル気候センターでは、地球温暖化問題などを大きな地球儀を通じて見ていくので、エネルギーや地球温暖化など環境問題に興味関心がある方も、アカデミックに現場感を持って、学び、体感できるかなと思います。


食に関しては、現地の農家さんたちとお話ししたりしながら、農業大国デンマークの現場を見ていく形になります。

農家の方へ実際に現地で話を聴いている様子


5大テーマを見終わったら、7日目に参加者だけで、このツアーの振り返り、例えば、何が響いたのか?何を感じたのか?それを持って、これからの 人生どういう風に歩んでいきたいのか?といった、未来を見据えて、対話をしていき、ツアーを締めていきます。

翌日の朝に、ロラン島からコペンハーゲンに戻り、現地解散という流れです。

デンマークスタディーツアー 行程


5大テーマを持つからこそ見えてくる、これからの時代を生きるヒント

──ありがとうございます。本当にレアな場所をいっぱい訪れるんだと思いました笑 あえて、たけさんのおすすめスポットを選ぶとしたらどこがおすすめですか?

難しい質問ですね笑

そうですね、今回設けている5大テーマは、社会を構成する要素を欲張りに組み込んでいるので、参加者の方々の興味関心も、グラデーションがあります。

教育に興味ある方にとっては、間違いなく森のようちえんや、現地の小中学校訪問が、刺激を受ける機会で、過去には「自分もそういう教育をやっていきたい」という話になりましたし、帰国されてから実際に保育園を立ち上げられた方もいらっしゃいます。

政治に興味ある方たちは、やはり政治家の距離感やBeing(あり方)の違いに驚かれますね。

国民と政治が、断絶してなくて、地続きにつながっているのを体感できるのは、実際に政治家の方に出会い、対話しないと感じられないので、それは今回のようなスタディーツアーで行かないと、難しいかなと思います。

また、過去に、街づくりに関連した会社に勤められている方は、デンマークの街から、部分部分での開発ではなく、エネルギーや食など、ホリスティックに全体性を持ってデザインしていく必要性を感じられて、お帰りになられていました。

ですので、どれか1つ、ではなく、色んな観点で、自分の興味関心に合わせて持って帰れるもの、感じられるものが多いと思います。


──何か1つのテーマに特化するのではなく、全体を捉える5大テーマに設定したのはどうしてですか?

デンマークの幸福度が高くなっているのは、「何か1つの部分」ではなく「全体」でつながって連動しているからだと思うんです。

政治だけとか、教育だけとかではなく、政治と教育が連動してますし、その 政治と教育の中においてビジネスや食、エネルギーも関係してくる。

そのつながりの全体性を感じられることが、非常に大事だと思っています。


現代は、工業社会の発達に伴って、分業化が進み、自分の役割や、自分が関わっている領域は詳しくなるけど、それ以外に関しては知らなかったり、関わる機会がなかったりして、故に無関心に繋がってしまう側面があって。

僕らは、このツアーを通じて、社会は色んなことが連動して、つながっているし、無関係ではないことを、少しでも感じてもらいたいと思って企画しています。

部分ではなく、全体性を持ってデンマークという国を見ることで得られるヒントが必ずあると思います。


人生のターニングポイントになる参加者も多い

──今まで実際に参加された方は、ツアー後どのような変化がありましたか?

皆さん、日本では体感できないカルチャーショックをいい意味で受け、揺さぶられる機会になると思います。

過去には、教育に興味ある参加者の1人の方が、森のようちえんに刺激を受け、帰国されてから自分でそういった保育園を立ち上げたり、
街づくりに関しても、サーキュラーエコノミーといったサステナブルな都市開発を行われていたり、
政治に関しても、自分から参画しようと、政治活動をされる方もいらっしゃいました。

それこそ僕らも、はぐくむ湖畔というコミュニティカフェを立ち上げたのは、デンマークに僕自身が毎年行かせてもらって、影響を受けているのが背景にあります。

デンマークからインスパイアを受けたはぐくむ湖畔
過去のツアー参加者の方々


全日程通訳付きで安心して参加できる体制

──先ほどうかがっていて、対話が多くあるということですが、英語を話せない方でも参加可能ですか?

はい、英語が話せなくても安心して参加していただけます。なぜ大丈夫なのかというと、今回のツアーでは、日本とデンマークをつなぐ文化翻訳家であるニールセン北村朋子さんが、贅沢にも全日一緒にアテンドしていただいて、通訳をしていただけるからです。

彼女に会うために、デンマークに行く方々もたくさんいらっしゃるぐらい本当に素敵な方なので、朋子さんに会うことも楽しみにしていただきたいですね。

ですので、僕もデンマーク語は話せませんが、朋子さんがしっかりと間にっ入ってやり取りをしてくださいますので、言語の心配は大丈夫かと思います。

全日程コーディネートしてくださるニールセン北村朋子さん


──ありがとうございます、ホッとしました笑 では、実際に興味ある方はどうしたらいいですか?

そうですね、少しでも興味を持ってくださった方々には、是非7月中旬までほぼ毎週1回開催している説明会をお越しいただければと思います。

1時間の中で、ツアーの行程やプログラムの詳細について、もう少し詳しく、写真とともにお伝えします。

また、実際にツアーに参加された方の体験談を聴いていただきます。そして、最後にツアーの募集概要をお伝えしております。


──ありがとうございます!それでは最後に、この記事をお読みいただいた方へメッセージをお願いします。

最近、僕は自分の直感に従うことがすごく大事だと思っていまして、今回の記事を読んで「なんかいいかも」とピンときたり、「これは行きたい、なんかありそう」と感じたら、その感覚を大切にしていただきたいと思います。

勇気がいるかもしれませんが、その感覚に従って行動してみると、間違いなく、次のステージのドアが開いたり、色んな縁やアイディアに出会うのではないかと思っています。

実際に、過去参加された方々は、先ほども伝えたように、人生のターニングポイントの一つになっていますし、旅は様々な出会いと、刺激があるものだと思いますので、いいなと感じたら、是非一緒に行けたらいいなと、思っています。


2024年秋デンマークスタディープログラム オンライン説明会を開催中!

好評につき、次回2024年9月にデンマークスタディープログラムを開催します。アップデートした行程となっております。

詳細・お申し込みはこちらから。
お読みいただきありがとうございました!


追記

好評につき、次回2024年9月にデンマークスタディープログラムを開催します。

アップデートした行程となっております。

ご興味ある方は、説明会にご参加ください
こちらからお申し込みください。



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