有精卵の話
有精卵、という言葉は皆さん聞いたことがある方も多いかと思います。
有精卵について、今回はお話していきます(*^^*)
卵を産んですぐは温めていない、、、育児放棄??
燕などで話題に上がったこともあるのですが、巣に卵があるのに、温めている様子がない、、、??と不安に思った事がある人もいるのではないでしょうか?
実は、、、
鶏、だけでなく
野鳥なども、一日一個ずつ卵を産んでいき(数日に一個の場合もあり)
その間は温めません。
ある程度の数がたまると
そこからよいしょ、っと腰を据えて温め始めます。
けして、育児放棄などではないんです。
まとめて温め始めるには訳があった
なぜ、そんなことをするのか?
それは、、
一度温め始めた卵は
一回冷えてしまうと、そこでヒナが死んでしまうからなんですね。
そして
卵を産んだ日、ではなく
温め始めた日、をヒナの成長一日目、となるわけです。
つまり
産まれた順に温めてしまうと
生まれてくるのも一日ずつずれてしまい、
あちこち動き回ってしまうヒナ、
餌を取ってきてやらないといけないヒナ、
温めてあげないといけないヒナ、、
お母さん一人では、手が回らなくなってしまうんですね。
なので
ある程度の数の卵を産んでから
よーいどん、、で温め始めるのです。
おかあさんの知恵ですね(*^^*)♡
温め続けるお母さん鶏
鶏の場合は21日で孵化するのですが
その間、排便も食事も我慢をして座り続けます。
時々外に出ては
食事と排便をし、またサッと巣に戻ります。
まちこんちでは、定期的にこの【温め期】に入る子が数羽いる為
別の子が産んだ卵も温めてしまう場合があります。
有精卵の場合、数時間でも温めてしまうと胚が形成されます。
そして、それが冷えると卵の中でヒナが死に
腐る原因となります。
※有精卵でも、温めなければ普通の卵と同じです。
まちこんちセットで有精卵を取り扱わない理由
そういった経緯があり、まちこんちセットを始めるにあたり
有精卵にならないよう、オスとメスは常に分けて飼育を行っています。