児童養護施設の子どもたちと楽しいひとときを(8月)
8月は夏休み企画として、貸切りバスを利用したイベント活動を2回実施しました。
まず1日に、小学高学年から中学生の5人を、ボランティア5人が引率して多摩川上流まで向かい、魚釣りをしました。地元漁業組合主催のイベントに参加する形をとったので、安全面が確保されており、安心して楽しむことができました。
小振りの竿を持って川の中に膝まで入り、竿先を水の中に浸けるピストン釣りでハヤやウグイを狙いました。魚の喰いつきが良くなくてなかなか釣れませんでしたが、清流の中で自然を満喫しました。
一匹も釣れず急きょ昆虫採集に方針転換した子は、運良くカブトムシを見つけて大喜びしていました。神様からのプレゼントだよね!
魚釣りの後、子どもたちは近くのホテルで日帰り温泉に入り、大はしゃぎしていました。
20日には中型バスに乗って、14人の子どもたちと本田技研工業株式会社寄居工場に向かい、最新鋭の工場を2時間近くかけて見学しました。
精緻なロボット装置によって自動車の組み立てが流れるように行われており、衝撃的でした。子どもたちも説明を聞きながら目を丸くして製造工程を見学していました。工場内の騒音で頭が痛くなった子、ロボットアームが運ぶ「ナット」のことを「納豆」と勘違いした子、アンケート用紙にびっしりと記入していた中学生、それぞれどんな感想を抱いたのかな?
また14日には、施設内で定例の図書室活動を実施しました。この日はいつもの屋内遊びや軽スポーツなどの活動に加えて、夏休み絵日記のお手伝いをしました。
今後とも子どもたちと一緒に「遊び」ながら「学び」、体験し、楽しい思い出を残していきたいものです。
「お出かけフレンド」活動
8月は3人の子どもたちと、それぞれの希望に応える「お出かけ」をしました。
まず、小学2年の男の子と「押すをテーマにした遊び空間『OSEBA』」を訪ねました。
エレベータ・ボタンなどの製造会社が、「ボタン押し」の楽しさを体験できるよう工場内に設置した施設で、押し放題の様々なボタンが何と1000個も壁に配置されています。
中には、ウンチ💩や動物、フルーツ模様などもあり、男の子はユニークなボタンを見つけては、嬉しそうに押していました。
次に、イルカショーを観たいという小学3年の女の子と、アクアパーク品川へ出かけました。
キラキラと輝くいろいろな魚や幻想的なクラゲたちを楽しんだ後、いよいよイルカとご対面!頭から水しぶきを浴びながらも「カワイイ~!」と大喜びをしていました。
最後に、コーラが大好きな4年生の男の子からの希望に応えて、飲料メーカーの工場見学をしました。
まず、工場ならではの珍しい瓶入りコーラを宝物のように、味わいながら飲んでいました。製品の歴史などの説明を受けた後、流れるように缶やペットボトルに詰められていく製造工程を見学しました。また、ペットボトルが試験管くらいのサイズから大きく成形されて出来上がることに驚いていました。