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続•冗談じゃない旅 献身

2024年10月のことでございます




フラストレーション


Xを、9月の半ばに一旦休止することにした
陰謀論やら口汚い言葉の応酬に辟易したのだ

それが自分に関係ないものであっても
自身の目から入る他人の憎悪や嫌悪なんて
とても気持ちのいいものなんかではない

ともあれ
ストレスのひとつになりつつあった
余計な雑音のルート遮断は
コンテンツ上においてはできるようになった

しかし かわりに
イベントの情報まで見逃すことが多くなる

これまで、イベントを入れすぎていたから
情報の収集量を減らすことで
自ずと抑制ができるのではないか
そう踏んだのだが
現実は そう上手くいくはずもなく



結論から話せば
反動で爆発的なスケジュールとなる

第1週の土曜日に急遽ライブへ
日曜には自分の演奏参加するイベント
第2週は週5で劇場へ通い
第3週にも1回 劇場に行く
極めつけに、第4週の金曜夜にライブを観て
その足で遠征 & more 

常軌を逸した(いつもの)行動内容となる

カレンダー上で可視化した方が
その異常性が顕著に分かるだろう


こんな具合です



蓋を開ければご覧のありさま
とくに第1週~2週と最終金土日がヤバめ


止める人がいない
止まる意志もない


悔いは残さない
金は残らない


真理かな?
いやぁ、これは現実だよ



当然の結果と言えばそうなのだけれど
楽しかった事実は認めざるを得ない、この10月
初めのほうからみていくことにしましょう







ラブ・ブラッド


10/5(土)
いつものように
盆栽屋の手伝いを終え
夕方の電車で帰路についていた

明日は四日市の秋祭り
朝から太鼓演奏の準備などがある
衣装を用意して早く休もう


しかし、ここしばらく 悶々としていた
9月京都nanoでのライブに行けなかったことや
大阪遠征以降、銭湯にすら行けていない

そして今日から
名古屋シネマスコーレで
映画『冗談じゃないよ』の凱旋上映が始まる

上映は今日~10/11(金)までの7日間
舞台挨拶は初日から4日間あり
日曜は「応援上映』という楽しげな内容

春先以来、各地で上映してきたこの映画だが
また名古屋に帰ってきてくれる…
けど土日はスケジュールが合わないのだ
悶々としていた理由がこれである


ストレスを溜めないようにしていても
情報を知れば たちどころにストレスが溜まる

行きたいイベントに行けないことは
その主たる要因になってしまったようだ


どこにも行きたくなくて
休みの日は毛布にくるまり引き籠っていた
数年前までの自分では考えられない話である

難儀な体質になったものだ やるせない



土日に劇場へ行けない理由は
単純に「時間が合わない」に尽きる

前回はレイトショーだったのだが
今回は夕方も早い時間帯
昼間の用事(盆栽屋)も相まって
間に合わないことは早々に確定していた

監査「今日は、なんともしようがないんです」

ナビ「久居から名古屋って遠いですよね」

煩悩「浜松まで行く人の気が知れないわ」

監査「本当に、どの口が言ってるんだって話」

イベントスケジュールの組み方は
例外はあるものの
脳内会議で基本方針に則り決定している

簡単な法則みたいなものがあり
先約があればそちらが優先される
無理なく空きがあればイベントを入れる
という感じ




電車に揺られながら 深い溜息

ハー…

銭湯にもしばらく入っていないし…
イライラは血圧が上がってるせいだろうか
血圧を下げる最も簡単な方法
献血しに行こうかしら

※注意※
献血しても生理学上、血圧は下がりません

近鉄四日市で下車 北口へ

しばらくぶりの献血
4月に400mlを抜いてもらって以来
8月にはできるスパンだったけれども
何かと忙しなくて行けずじまいだった

献血できない人が身近にいることもあり
私だけはと、不定期に来ている
毎度400mlの全血

北口から西へ

エレベーターから駅北口方面を臨む


商業施設「トナリエ四日市」
ここにはドンキホーテも入ってる

エレベーターで上へ
5階には、いつも行く献血ルームがある

いつも利用するのは
ここの「四日市 献血ルーム サンセリテ」
https://www.bs.jrc.or.jp/tkhr/mie/place/m1_01_02_index.html 

愛知で献血する場合だと名駅
「献血ルーム ゲートタワー26」である
https://www.bs.jrc.or.jp/tkhr/aichi/place/m1_01_08_entry-6447.html 

こちらは天空の献血ルーム
天気が良い日は最高の眺望が楽しめる

献血でなくても一度行ってみる価値はある
待ち合わせ場所とかにすればいいと思う




受付をしながら思う

今回で何度目だろうか
死ぬまでに100回くらいは献血したいが…

400ml×100は何リットルだろ?40リットル?
大容量のリュックが満タンになる量だなぁ

血って比較的健康に生きていれば
黙ってても生成されるから不思議だ


採血する席につく
席には個別でテレビが設置され
リモコンが置いてある

採血には時間がかかるので
暇つぶしできるようになっているのだ

申し出れば映画のDVDの貸し出しとかもあるが
私の場合、採血に時間がかからない

採血時間は人によって まちまち
じゃんじゃん血が出る人はすぐに終わる
私もその手合で めっちゃ早い
だいたい400mlの採血は10分前後で完了する

テレビは職場で見たくないってほど見るので
採血してない方の手でスマホをいじる


久々にSNSを開いてみると
「ドレミファといろは」で今日イベントが…
おや ショーウエムラさん来るじゃないですか
立川dancings(目下奴言水さん)も…?

誰得かと問われれば
俺得でしかないイベント

数秒 脳内での葛藤がある

今夜は予定どおり「お時間」があり
パチ屋に行かねばならない
車なので酒も飲めない
どうしたものか


悩みは 煩悩の主張に消えていく

煩「お酒が、飲めないならば飲まなきゃいいよ
  別の飲み物を飲めばいいじゃない
  おでんも食べればいいじゃない
  時間は間に合うように帰ればいいんだし
  前のショーウエムラさんよかったよね
  CDもめっちゃよかったんでしょ
  なら伝えに行こうじゃないの
  立川さんにも聞きたいことがあるんでしょ
  会って話せばいいじゃない
  それで音楽に溺れればいいじゃない
  シラフで酔えばいいじゃない」


こういう、欲望に忠実な時の煩悩は
本当に強い 強すぎて抗えない

血を抜かれた私は
吸い寄せられる蚊のように
西へ向かっていた




ドレミファといろは


近鉄四日市駅から西へ数百メートル
ゆっくり歩いて15分くらいのところに
「ドレミファといろは」はある

18:30 あたりは、もうすっかり暗い


お酒はしっかり美味しいし
おでんも絶品のお店だ

どのライブハウスより
近郊に暮らしているというのに
鑪ら場やハニバニほど
頻繁に来訪できていない

平日の職場が名古屋だからだろうか
駅を降りて歩いてくるだけなのになぁ

しかし、ここは思い出深いお店である

小形さんや菅野さん、ウッディ、ガリザベン、茶飯事さんらとの出会いは
みんなここから

※藤山拓さんは鑪ら場が初めてだった記憶

あれから、わずか3年ほど
生き方は大きく変わった
きっかけは、ここへ来たこと
それがターニングポイントだったのは確かだ

音楽に酔いしれる心地よい夜を知り
「またね」と約束が許されている実感が
繰り返し出会いを連れてきてくれた


二重扉を入ると受付前には
ショーウエムラさんがいた
9月の鑪ら場以来である
ライブ盤のCDをゲットしたのだが
それがまた素晴らしい内容だったので
そのまま感想を伝える
今夜も楽しみだ

南堀端の名演はサブスクでも聴けるが
CDでしか聴けない曲がある これがまたよい
https://open.spotify.com/album/6GnHup8DGMKFF9b73GkEdg?si=otLm3qBbSG6xgoOVKHJ8ew 


ショーウエムラさんとは
hunny bunnyでのツーマンライブ
小形さんとの対バンが初見だった記憶

お互いバチバチで いい演奏していた
ちょっと強めの緊張感があったのを思い出す


「やぁ、いらっしゃい」
店主のゴウさんが開演前の準備をしている
受付を済ませて カウンターに座る
チーズの盛り合わせとウーロン茶を頼む

髭面の男性が隣にきて飲み物を頼む
細いフレームの割に大判な眼鏡に
セルリアンブルーの柄物セーターを着た彼は
目下奴言水さんである

「神戸D×Q以来ですね」

目下奴さんは昨年末に
藤山拓バンドの対バン時が初見
彼の率いる『VANQLLWAR'S』は強烈だった

ソロの立川dancingsでは何度か見ている
直近では茶飯事さんと、ゴウさんの
スリーマンを神戸にて

彼は、ひどく申し訳なさそうに口を開く

目「ごめんなさいねぇ
  CD…もうちょいかかるんですわ」

私は、覚えていてくださったことに感激した



音源

彼のバンド『VANQLLWAR'S』もそうだが
前身のバンド『穢土川番狂わす』の楽曲も
昨年からずっと、サブスクや動画で
通年ずっと漁り聴いていた

『穢土川』名義では3枚アルバムが出ている

7月
神戸でのライブを予約した時に
アルバムの在庫を聞いてみた
数枚残っているとのことだったが
来訪までにファーストとセカンドは売り切れ
さらにサブスクでも音源が聴けなくなる

尋ねれば
過去名義の楽曲について更新はせず
配信終了する予定とのことだった

神戸へ訪問して、ダメ元で彼に
CDの再販について聞いてみると
「できしだい送りますよ」
と、応えてくださった

サードアルバムを購入ついでに
残りの2枚のアルバムについても先払いする
喜び勇んで私は京都移動の道中に
宛先の自宅住所や本名をDMする

にわか者の言葉を聞いてくださり
感激したのが7月のこと…

だが、そこから3ヶ月
何かと連絡はなく
ちょっとだけ不安になっていた



だが、彼は覚えていたし
CDが届くまでの混み入った事情まで
丁寧に教えてくれた

言葉には温度があると
かつて彼は何処かで言っていた
人となりも言葉に宿るようである
どれも温かいものに感じられた


そして
そんな善人の彼を少しでも疑ってしまった
自分の矮小さを ひどく恥じるのだった

「ドレミファといろは」のギター看板は
毎回素敵なデコレーションである


ショーウエムラさんは
見るたびに楽しいライブをする
今回は演奏してるだけで笑いを起こしていた
流石におかしい(褒めてます)
けど最高だった

帯盛かれんさん
サムカワよんさん
戸本亮太さん
お三方は初めましてでした

帯盛さんあたりは
また近いうちに会いそうな予感がする

立川さんのパフォーマンスは
猥雑な言葉も多かれど
その人間臭さが堪らなく愛情深いと言うか
自分がそこにおってもええんやな
と思わせてくれる
安心できるファンキーさが心地よい


今回は全編シラフだったし
なかなか長くは居られなかったけれど
足を運んでみてよかった
後悔しない夜となる


その後、早々に帰宅し
また出かけて「お時間」をこなし
2時間後、2度目の帰宅をしてから

やっと気づく
明日、あさから太鼓演奏だったわ
夕方に献血をしたあたりから
すっかり忘れていた


え、献血したけど

あした、太鼓演奏なんてして大丈夫なの?




今回はここまで

どうも みなさん
めっきり寒くなりましたね
もう師走です

今回からまた
おかしな旅路を書いていきます
10月の内容です

前回、守護霊さんから
「旅ができるのもあと6回」とか
宣告をされていましたが
どうやら、その通りになりそうです

10月の記録では1回旅をしますから
11月と12月の間に、5回旅したら
その後は旅をしなくなるってことらしいです

これはイベントスケジュールを立てる立てない
じゃなくて…もっと他の要因が関わってます

まあ、それも後々分かるでしょう
書ける範囲で書いていきます


次回は四日市のお祭りと映画について

ではまた


また、嬉しい出会いと奇跡の日々がある



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