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母に遠回しに彼氏との交際を否定された
先日、私の誕生日だった。付き合ってから初めてむかえる誕生日、彼氏は希望休を取って一緒に過ごしてくれた。
彼氏にとっては人生で初めて彼女に渡す誕生日プレゼント。
「お祝いできるのが嬉しい」と言って祝われる本人の私よりも彼はワクワクして嬉しそうだった。その姿だけでもう十分愛おしくて幸せを感じた。
幸せいっぱいで帰宅した誕生日当日。
母にひと声、彼氏と楽しく過ごしてきたことを報告した。その後………
「あんたを祝うなんて、彼氏、かわいそーー」
え?
「彼氏にお金を使わして彼氏が可哀そう。
プレゼント要らないって言わなかったの??」
びっくりした。可哀そう?そんな発想なかった。
私、彼氏に可哀そうなことをしたの?
「彼氏だって、プレゼント渡せて嬉しそうだったよ?」
拍子抜けした声で聞き返す。どういうこと?
「いやー、選ぶのとか楽しいかもしれんけどさ。
あんたに渡したって、何にも得にもならんやん??」
得かどうか?プレゼントってそういうものじゃないの?
「あんたに渡してもなー…あんた、家事できるわけじゃないし。
あんたと付き合ってても、可哀そうなだけやん」
母の論点に気が付いた。
母は私が結婚に向いていない&結婚できる器じゃないと思ってるんだ。
そして、結婚しないのに彼氏が私にお金をかけてプレゼントして可哀そうと。
いや、結婚の話なんて今してないやん。
そもそも彼氏と結婚の話なんて一言もしたことないやん。
「何?彼氏には、私よりもっと家庭的で良い女の子が良いってこと?」
「そう^^;
あんたも、○○さんはどうなの?
顔はどうでもいいやん、おじさんでも。裕福な暮らしが良いよ~」
あーーー、母の論点はソッチだ。
私が彼氏と結婚して欲しくないんだ。
お金持ちのおじさんと結婚して欲しいんだ。
私は言い返す気力もなく、彼からもらったプレゼントと手書きのメッセージカードを眺めて眠った。
親の心配心ってやつだ。母の考えはこう。
娘には裕福な暮らしで苦労なく幸せになって欲しい。彼氏の方へも、こんな間の抜けた一般OLの私じゃなくて裕福な家庭の娘さんをお嫁にもらいなさい、と気遣い。
苦労ってなんだ?好きな人一緒にいたいだけなのに、苦労?
たしかに、お金はあった方がいいしないと生きていけない。
私の両親は恋愛結婚じゃない。両親の世代と地域は今と違って、独身だと肩身が狭かった時代。母は親に決められた人と結婚した。父の職業は安定だ、ってまわりの後押しもあったという。
つまり、家柄、条件を見ての結婚。
そんな母が、お金や家柄を気にするのは当たり前かもしれない。でも、私は両親を見て幸せそうだなあとは思っていない。私は、好きな人と結婚がしたい。
ただ単純に、今の大好きな彼氏と毎日過ごせたら居心地が良くて楽しくて幸せだろうなあと思う。そんな26歳の誕生日。