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海洋プラスチックごみ問題解決の可能性

先日、ゴミと泳ぐマンタの記事を見てからの衝撃がずっと頭から離れず、プラスチックの海洋ごみについて、情報収集をしてました。

今まで行ったダイビングスポットで、1ダイブ中に見つけるごみは1つか2つ。
実は、ごみを見つけるのが難しいほど、私には珍しいことだったのです。

けれど、それは恵まれた場所へ潜りに行っていたことに気づきました。
4月に行ったセブ。保護区以外ではプラスチックごみがたくさん海の底に落ちてました。この↓ダイバーほどひどくはないけれど、胸が痛くなるほど(物理的ではなく)、ごみがありました。

もしセブの海のごみ問題を知っていたら、事前にゴミ回収用のエコメッシュを持っていっていました。
しかし、何の準備もなく潜った私は、見つけるごみを拾ってBCDのポケットに入れ続けていくには限界があるし、ごみ回収のために潜りに来たのではないので、他のダイバーを待たせるわけもいかず、キリがないので諦めてしまいました。


その悔しい思いから考えていたこと。

1つめ。
人の手で回収していくことには限界があります。
そこで希望を持ったのが、プラスチックを分解する技術。
まだ研究段階で、これから産業利用の方法が検討されていくけれど、今すでにあるごみを処理する解決策になるかもしれないです。


2つめ。
日本の日常生活の中で、プラスチックごみを外でポイ捨てする機会があまりないな、と思うのです。日本はごみ箱が町中にたくさんあるし、平成になって、日本の公道はとてもきれいになったと思うのです。ごみなんて、ほとんど落ちていない。東南アジアに行けば、ごみが道端に落っこちているのをよく見かけるけれど。

そして、今日、見つけた情報がこちら。

そう、気になっていたのは、プラスチックの種類。
一番多い種類が「プラスチック製の釣り糸」。なんとまぁ。
釣り人が海を汚していた。ダイバーがごみを拾っても拾っても、釣り人がごみを捨てていく。もちろん他の種類のごみもあるけれど、まずはこれ以上、ごみを増やさないようにするための食い止めるべき大きな出処がわかりました。


絶滅が危惧されている魚類は2359種。


また、生物の絶滅だけではなく、日本の国土と同じくらいの面積があるグレートバリアリーフに広がるサンゴの70~90%が白化している事実もあります。

きれいな海を残したいからこそ、もっと海に行く人を増やして、きれいな海を知ってもらう行動を考えてます。

Photo @Mu Koh Similan National Park

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