episode 002 続・コーヒーのこと
マイボトルについて書いた次の日に、とある都内のスターバックスで、どれくらいの人がマイボトルを持ってきているか観察してみた。
あくまで主観的にみて、5人に1人くらいはマイボトルに入れてもらっていた。どんな人かというと、けっこうさまざま。勝手な先入観でOLさんが多そうと思っていたけど、サラリーマン男性もちらほら。
マイボトルを選択する理由って、エココンシャスがすべてじゃない。水筒に入れてもらうと、カバンの中に入れて持ち運べるのだ。それってすごく便利。移動するときに、手が空くし、なにより、こぼさない。そしてもちろん、アイスコーヒーは冷たいまま、ホットコーヒーは温かいまま。
これってとてもエシカル。
まさに環境にも人にもメリットがある。
例えば、コーヒーショップのプラスチックカップに気密性があれば、もっと持ち運び安くなるし、代用可能なんだけどな。
店内は「マグ」をもっと推奨、To Go は気密性のカップで提供。もちろん、マイボトル代わりにまたその気密性カップに入れてもらうことも可能。(One more Coffee にも使えるし)そして、その気密性のカップをスターバックス店内で捨てれば、スターバックスが再利用して提供する、なんてことが起こらないかしら。
プラスチック製品が及ぼす生物と環境の影響について
海洋汚染・・・ウミガメをはじめとする海洋生物の誤食、誤飲。プラスチックに使われているフタル酸エステルは、有害性が知られており、それは、ウミガメの卵からも検出されている。プラスチックの生物輸送なんていうのもある。(海洋生物がプラスチックを摂食し、移動することでプラスチックをより広範囲に運ぶ。)
水道水にプラスチックが含有している・・・米国の水道水の94%(サンプルのうち)にプラスチック繊維が含まれており、欧州諸国でも72%。もはや動物への被害だけではない。
出典元: 世界の水道水の83%がマイクロプラスチックに汚染、米国の汚染が最も深刻
マイクロプラスチック、水道水に含有か 研究者ら警告
日本におけるプラスチックの年間総排出量は2015年で915万t (2003年比で86万t減)。そして2015年に再生利用された廃プラスチ ックの量は83%。2003年は54%だったため、着実にリサイクルが進んでいる。
また、このうち一般系廃 プラスチックから再生利用されたものは67万t(一般系廃 プラスチックの15%)だが、産業系廃プラスチックか ら再生利用されたものは138万t(産業系廃プラスチック の29%)と 2 倍の数量。これは産業系廃 プラスチックの品質が一定であり、また排出量も比較的 安定しているので、再生利用に回される割合が大きいためとのこと。
参照:一般社団法人プラスチック循環利用協会 プラスチックリサイクルの基礎知識
しかし、世界におけるプラスチックの生産は,毎年5%増の勢いで増えており、その年間生産量は橫浜ランドマークタワー732個分にも及ぶ。2050年までに海に捨てられるプラスチックごみの総重量は,海に生息する魚の総重量を超える見込み。
個人がプラスチックを手に取らない選択をすることをコツコツ。
そして企業努力で、まだまだプラスチック排出量は減らせるはず。
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