「初めまして」で爪痕を残すと忘れられないヒトになる
忘れられない人は、初対面で爪痕を残す人だ。ひとめ会ったそのときに、良くも悪くも強烈なインパクトを与えた人は記憶に残り、なんらかの感情を抱かせる。悪くてもいいのがミソだ。
『耳をすませば』のヒロイン・雫は、やがて恋仲に落ちる聖司に対して
「やなヤツ!やなヤツ!やなヤツ!!」
と連呼した。3回も言ったのだから、相当やなヤツだったに違いない。
腹が立って気になってモヤモヤし続け、結局好きになってしまった。やなヤツの勝利である。(実際にはいろいろな背景があったけど)
仕事でも恋愛でも、まずは印象に残らないと始まらない。ふだんから自分の爪を鋭く研ぎ、初めましての瞬間に相手のハートへ切り込む。ざっくり深い傷跡を残せたら成功だ。
仕事で自分のイメージを植え付けたいなら、強いキャッチコピーか鋭い得意分野を作り、自己紹介でドカンと一発打ち込む。それぞれいろいろな作り方があるけれど、私がよく使う鉄板のやり方は下記だ。
■強いキャッチコピーの作り方
遠い2単語をくっつける。「美×魔女=美魔女」「こども×店長=こども店長」など。
悩んだら自分と関連する単語を書き出し、遠い単語をくっつけて意外な組み合わせを探す。
■鋭い得意分野の作り方
「メジャー分野×ニッチな切り口」でターゲットを広げながらも希少価値をプラスして鋭さを出す。
恋愛×犯罪者で、「モテる犯罪者」を解説するとか。
常にどんなやり方で爪痕を残せるか試行錯誤している。「初めまして」で引っ掻かれた爪痕は、いつまでもじくじく痛む。ちょっと痛いくらいがイイんだよね。
aki kawori | Twitter
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