宮崎晃吉 / HAGISO

株式会社HAGISO(旧HAGI STUDIO)代表取締役、建築家です。 東京谷中拠点に「世界に誇れる日常を生み出す」を合言葉に活動しています。

宮崎晃吉 / HAGISO

株式会社HAGISO(旧HAGI STUDIO)代表取締役、建築家です。 東京谷中拠点に「世界に誇れる日常を生み出す」を合言葉に活動しています。

マガジン

  • まちやど探訪記

    一般社団法人日本まちやど協会代表の宮崎晃吉が、訪れた「まちやど」の探訪記を記していきます。

最近の記事

有料記事「建築家宮崎晃吉の谷中奮闘記」をご購入いただいた方へ

記事の公開終了と書籍のプレゼントについて2018年11月に投稿と発売を開始したnoteの有料記事「建築家宮崎晃吉の谷中奮闘記」は23名の方にご購入いただきました。こちらの記事は1000円で販売しておりましたが、そのイントロ記事においてご購入いただいた方にはいつか発売されるであろう書籍をプレゼントすることを約束させていただいていました。 それからもう6年の月日が経ってしまい、記事もなかなか追加されずご購入いただいた皆様にはご心配をおかけしました。その後書籍制作を中止したり再開し

    • 03:劇場と日常

      演劇性/虚構と予定不調和芸大には美術学部と音楽学部があり、公道をはさんで向かい合っている。大学3年のある日、音楽学部の声楽科の学生がオペラの舞台美術を作ってくれる人を探しているという話を聞いた。この話にすぐに飛びつき、やはり学生である演出家と、小道具や広報美術を担当する油絵科の学生らと引き合わされた。このオペラ公演は恒例で学内にある1100名収容の劇場「奏楽堂」にて行われる。声楽科の学生にとっては、初めての大舞台。なかにはこの機会でスカウトされミュージカルやオペラのプロへの道

      ¥100
      • 02:ちょっとだけルーツについて...

        そんな谷中に住み始めたわけですが、もともと僕が生まれ育ったのは群馬県前橋市です。父はクラシックピアノの演奏家をしつつ大学講師をしていました。もともと東京生まれ東京育ちでしたが、山が見える環境に憧れて前橋に自宅を作り住み始めたそうです。母は父の元生徒で11歳も年下ですが、やはりピアノを教えています。 自宅は父は自分で図面を描いて設計したと言い張っていますが、どの程度だかは知れません(まだ生きてますがw)。でもこのあたりには珍しく玄関ホールの吹き抜けが広々と取られていたり、音響

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        • まちやど探訪01:SMALL TOWN HOSTEL Hakodate

          北海道函館市西部地区。函館発祥の地とされ、伝統的建造物群保存地区にも指定される美しい街並みと坂道を残す街だ。ところが、近年は空き家率が30%を超え、老朽化したまま放置される建物が函館市内でも著しく増えているという。そんな中、地元の若い宅建士・建築家・パン職人などが集まって結成されているのが「箱バル不動産」だ。代表の蒲生寛之さんにその名前の由来を聞くと、かつて「箱館」とよばれていた地名と不動産を表す箱、また「バル街」という2004年から函館で行なわれている取り組みに敬意を表した

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        • まちやど探訪記
          2本

        記事

          「まちやど」とは

          「まちやど」という言葉は、一般社団法人日本まちやど協会で下記のように定義されています。 「まちやど」とは、まちを一つの宿と見立て 宿泊施設と地域の日常をネットワークさせ、 まちぐるみで宿泊客をもてなすことで 地域価値を向上していく事業である。 近代のホテルや旅館が敷地内or建物内にできるだけコンテンツを集約しようとしてきたのに対して まちやどは、すでにまちのなかにある資源をつなぎ合わせることで一つの宿泊体験を作っていきます。 このような仕組みは、むしろ日本の本来のツー

          「まちやど」とは

          noteはじめてみます!その理由と計画。

          株式会社HAGISTUDIOの代表取締役で建築家の宮崎晃吉です。 東京谷中を拠点に最小文化複合施設HAGISOや、まちやどhanare、食の郵便局TAYORIなどを運営しつつ、設計活動をしています。 来年を目処にある出版社の方と話してHAGISOを中心に一冊の書籍をつくることになりました。正確には特に契約などはしていないので、一応そうなる予定です。 なぜ本を作るのかというと、HAGISOを始めてからももう5年半経つので、僕や身の回りに起きた色々な面白いことをそろそろまとめて

          noteはじめてみます!その理由と計画。

          01:萩荘

          これからお話する萩荘があるのは東京都台東区、その台東区の端っこにある谷中という地域です。有名な谷中銀座商店街から「六阿弥陀道(ろくあみだみち)」という物寂しい路地を入った静かな住宅地に建っています。昭和30年(1955年)、物資も少なかった戦後まもない時期に竣工した、木造2階建ての賃貸アパートです。敷地は隣接する寺院「宗林寺」の境内の一角に位置し、寺の墓地の塀の連なりの延長にポカンと建っています。 この宗林寺、江戸時代から境内に植物の「萩」が多く植わっていたことから、通称「

          ¥100

          イントロ(無料noteと同内容です)

          株式会社HAGISTUDIOの代表取締役で建築家の宮崎晃吉です。 東京谷中を拠点に最小文化複合施設HAGISOや、まちやどhanare、食の郵便局TAYORIなどを運営しつつ、設計活動をしています。 来年を目処にある出版社の方と話してHAGISOを中心に一冊の書籍をつくることになりました。正確には特に契約などはしていないので、一応そうなる予定です。 なぜ本を作るのかというと、HAGISOを始めてからももう5年半経つので、僕や身の回りに起きた色々な面白いことをそろそろまとめて

          イントロ(無料noteと同内容です)