「未開の議場 2023」メンバー紹介-ハマカワフミエ-
みなさんこんばんは、萩島商店街青年部、ハマカワフミエです。
気づけば10月も半ばを過ぎ、いよいよ公演が迫ってきた実感があります。
ご予約はお済みですか?まだの方、ご予約はこちらですよー!
さて、メンバー紹介です!
本日は私、ハマカワフミエの番でございます。
作中では、カフェ・プリエンティ店主、苗山みどりを演じます。
それでは、どうぞ!
・お名前(由来や名前に関するエピソードなどもあわせて)
ハマカワフミエ
ハマカワ、という名字は意外と珍しいようで、電話口などではしょっちゅう間違えられます。ヤマカワさん、ハヤカワさん、ハナカワさん、など。耳慣れぬ名字かもしれませんが、ハマカワといいます。どうぞお見知りおきを!
・出身地(地元、幼少期を長く過ごした場所などのエピソードをひとつお願いします)
神奈川県横浜市出身です。
横浜、というと、横浜以外のご出身の方は「都会」「おしゃれ」と仰いますが、おそらくその時思い浮かべていらっしゃる「横浜」は市域全体からしたらたぶん10%以下くらいの面積で、あとは坂道とか工場とかパッとしない住宅街とかが殆どです。
私の生まれ育った町はその中でも格別に田舎でした。小学校は山の上を無理やり切り開いたような高台にあって、その山の周りには野生のたぬきも山蛇もうぐいすもキジも居ました。もしかしたら、萩島銀座商店街の方が、私の地元の町より栄えてるかもしれません。
・影響を受けた一作(舞台演劇作品、映画、ドラマのいずれかでひとつお願いします。どんな影響を受けたかも、お願いします。語りたい方は長くてもOKです!)
「古畑任三郎」
虚構の世界にのめり込む、という感覚を初めて味わった作品です。当時小学生でしたが、こんなに引き込まれるものがあるのか、と、毎週の放送を楽しみにしていました。
今では半ば伝説になっている、明石家さんまさんがゲスト犯人の回をリアルタイムで観ていた時のことをよく覚えています。「それは自白ととらえて宜しいですか?!」までの流れに釘付けになりました。あの衝撃は忘れられません。ひとが作品で心を動かされるとき、すごく大雑把に分けると共感と衝撃という二つの方向性があると思っているのですが、衝撃、ということを考える時思い出すのはいつも古畑任三郎のことです。
もちろん「えーーーーーんっふっふっふっ」というあの物真似もやっていました。気味の悪い小学生だこと。
・自分を構成する好きなものたち、3つ
(ジャンル不問!公序良俗に反しない限りなんでもかまいません。それを好きになったきっかけ、どんなところが好きかなども教えてください。)
音楽…中学生になった時、本当は軽音部に入るつもりでした。でも手が小さすぎてギターのコードがまったく抑えられず仮入部の時点で即挫折。軽音部の青春を諦めたあとで演劇部の新歓に出会い、紆余曲折を経て今の自分がいます。手が小さかったから演劇をやる人になりました。
軽音部のことなんてすっかり忘れて芝居漬けの大人になりましたが、青年部メンバーの安藤理樹と、あやめ十八番の吉田能くんと3人でJ-POPをカバーして遊ぶ「YAH」というユニットを作っていて、時々遊びで歌ったりしています。
本…小説も新書もマンガもひっくるめて、本、とします。本大好き、カバンにはほぼ必ず一冊の本、図書館も書店も古本屋もブックカフェも大好き。読書という行為も、本そのものも大好き。壁一面が全部本の家に住むのが夢です。本を読んでいる時はひとりぼっちではなく、本を読んでいる時は旅に出ているのと同じで、本に救われたことは数え切れません。現在の本棚のスペースに限界を感じ、Kindle導入について真剣に悩んでいます。本当は、めくりたいの。ページを。触りたいの。表紙を。
料理…子どもの頃NHKの「ひとりでできるもん!」を見て、舞ちゃんに憧れたのが原点です。食べるほうより作るほうが圧倒的に好き。自分の食べるものは栄養素と冷蔵庫の在庫整理しか考えないのであまり大したことはしませんが、ひとに食べさせるのが本当に好きで、趣味です。そういう時は割と凝ります。料理と呼ぶかは微妙ですが、漬物も好きで、去年から梅干しを漬けるようになりました。和歌山県の農園からキロ単位で梅を取り寄せています。
・演劇関係以外でやってみたい/やってみたかった職業
(現在進行形の将来の夢的なことでも、昔の夢でもOKです!)
初めて憧れた職業は、NASAの職員だったと思います。幼児向けの星座の神話の本を読み、そこからなぜか星そのものに興味を持ち、天体の本を読み漁り、今はヒカリエになってしまった場所に昔あった、五島プラネタリウムに月イチで通っていました。物理と数学が出来なさすぎていつのまにか忘れてしまった夢ですが、今でも星空を見るのは大好きです。プラネタリウムの解説員さんも憧れでした。めっちゃ狭き門らしいです。
・「未開の議場2023」の自分の役について思うこと
私は傾向として、精神的に割とキツい役どころというか、重めの何かを抱えてひどく傷ついている役をいただくことが多いのですが、演じる苗山みどりさんは、オンライン版の時の話にはなりますが、そんな私が今まで出会った役の中で一番しんどい役でした。本当につらかったです。今回は、かなり色々と変わるような予感はしているのですが、でもつらいのはつらいんだろうなぁ。つらいのを恐れないで、存分に人と向き合って、傷ついて、それでも無事に生還したいと思います。もちろん楽しんで、ね。
・「未開の議場2023」の、フライヤーで自分の両隣にいるひとについて思うこと
鍛治本大樹さん
初共演が2021年12月。つまりまだ面識ができてから2年も経っていないのですが、その2年以下のあいだに、今回含め3回の共演となりました。劇団員同士でもないのにここまで客演で次々と共演が重なった方というのは私には例がなく、いつも頼れる親切な兄さんのかじもんに、私は一方的になついています。だいたいちょっとウザそうにされますが、なんだかんだで面倒見いいです。本当にウザいんだろうけど笑、いつもありがとう。
原啓太さん
オンライン版の時は「原くん」呼びでしたが、いつのまにやら「けいた」になりましたね。
けいたと話してると本当にホッとします。穏やかで、優しくて、ちょっとお茶目で。けいたは今回のマスコット、ゆるキャラの、萩島のカメの生みの親なんですが、クラウドファンディングのリターンのお手紙にみんなカメを描く、となって、大変に絵が下手くそな私はけいたに「上手く描けない、ぜんぜんできない」と泣きついたのですが、「十分かわいい」「筆ペンで描くと味が出るかも」など優しくアドバイスをくれました。ほんとにありがとう。
・萩島銀座商店街で商いをするとしたら、なにをやりますか?
(メンバーの誰の店でバイトしたいとか、こんな売り場構成にしたいとか、早く寝たいから7時に閉めるとか、どんな切り口から書いてもらっても大丈夫です!)
駄菓子屋のおばちゃんになります。
トメニアのお菓子も、紫門さんにお願いして取り寄せてもらいます。アメリカンドッグとか肉まんとかのホットスナック類も置きたいな。夏はかき氷。コーラとかラムネも瓶で出します。ビールの通い箱ひっくり返しただけのイスに座布団敷いたやつと、元はバス停にあった古い木のベンチを貰ってきて置いて、店頭でものが食べられたりちょっと腰掛けて休んだりできるようにして。煙草も置いて、喫煙スペースもキープしてあって。地元みんなの憩いの場、みたいなお店にしたいです。私はそれをお店の中から一日じゅう見てる。FMラジオを流しっぱなしにしていて、暇な時には新聞を読んで、膝の上には森くんの学校の裏に捨てられてたのを拾ってきた猫がいます。
・これを読んでくださってる方に、ひとことお願いします。
劇場で、作品を通して、お会いしましょう。
いつだって私の本体みたいなものはそこにしかいないような気がしています。
待ってまーす!