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地球を食べる食堂 第2弾『萩三角州と焼き抜き蒲鉾』に参加してきました!!
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2022年6月4日、地球を食べる食堂 第2弾が開催されました。今回はその参加レポートをお届けします! まず初めに行われたのは「料理人の知恵と技」講座。萩市浜崎伝統的建造物群保存地区にある「旧山中家住宅」2階で、NPO法人萩元気食の会の岡野芳子さんが萩の郷土料理についてお話をしてくださいました。この日スペシャルランチとして提供されたのは「串肴(くしざかな)」と「いとこ煮」と「わかめむすび」でした。
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串肴は蒲鉾やこんにゃく、そしてデザートまで付いた1プレートランチのようなもので、参加者一人ひとりが実際に串に肴を刺す体験をして味わいました。昔は大名行列の前にこの串肴を食べてお酒を引っ掛け、気合いを入れて出立したそうですよ。その土地に伝わる料理を見れば、古くからここでどんな食材がとれていたのかがわかると岡野先生。「大地の恵みで私たちが生かされていることを知り、感謝しながら頂いて命と命をつないでいく」という大切なことを教えて頂きました。
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次に明治時代から続く老舗の三好蒲鉾店で「生産者の知恵と技」講座が行われ、三好忠之さんから奥深い蒲鉾の世界をじっくりと教えて頂きました。焼き抜き蒲鉾は江戸時代から300年以上続く萩発祥の伝統料理の一つ。三好蒲鉾店では新鮮なエソを昔ながらの石臼で丁寧に練って盛り付け、板の裏から遠火でゆっくりと焼き上げているそうです。今回は特別に焼き立てを食べさせて頂いたところ、素材の持つ純粋な甘味と香りが口の中にふわっと広がり、素材と製法にこだわり抜いた蒲鉾がこんなにも美味しいということを改めて知ることができました。そして、お魚や蒲鉾にかける夢や愛情を感じさせる三好さんのキラキラした目がとくに印象的でした。
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お次は江戸時代に萩城下の港町として栄えた浜崎の町並みを萩ジオパーク専門員の白井孝明さんの説明を聞きながら散策する「焼き抜き蒲鉾と人々のくらし」講座。萩市は「江戸時代の地図がそのまま使えるまち」といわれ、古地図で現在地と照らし合わせながら、起伏や昔の海岸線を確認することができます。「たまには下を向いて歩くのもいいですよ」とおっしゃる白井先生。いつも見ている町を違った角度から見ていくのは興味深いですね。
一行は浜崎の伝統的な建造物と地形を目と足で感じながら歩き、そのまま菊が浜へ。本日最後の「大地を生んだ地球の営み」講座会場に到着です。特設の暖簾をくぐって天然の教室に入る参加者の皆さん。日本海に面した砂浜で萩三角州のなりたちについて実験を見て学んだ後、今日のまとめとして、大地と海があってその恵みがあり、そこで人々がつながりながら生活を営み、どれも欠けてはいけない大切な要素なのだということを確認しました。
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最後に【地球を食べる食堂】トレードマークの暖簾の前で記念撮影。参加された方々の満面の笑みからも、その満足度が伝わりますね。【地球を食べる食堂】は、自然と調和しながら育んできた人々の知恵や暮らしに、私たちにとって身近な「食」を通して触れることのできる楽しい講座です。次回、第3弾『須佐ホルンフェルスとケンサキイカ』は7月17日開催予定!! これからも地球を食べる食堂シリーズにご注目ください!『SMOUT(スマウト)』でも、第3弾の楽しい企画を練っているところを掲載中!
どうぞそちらもご覧ください。https://smout.jp/plans/7509
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◇写真:上田晃司