私は生まれてよかったのか?と思ったときに勇気が出る言葉
こないだ、海街diaryという映画を見た。
2015年の作品で、日本アカデミー賞受賞作。
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆の3姉妹が、腹違いの妹、広瀬すずを引き取って一緒に暮らす、という話。
この映画の中で、広瀬すず演じる「すず」が、よく、「私はここにいていいのかな?」という。
すずの母親が、姉たちの父親を奪って、家庭を壊した訳だし。
「私がいるだけで、傷つく人がいる」
って思いながら生きている。
私はそこまで複雑な家庭環境ではなかったけど、無意識に、自分もそう思ってたのかもと思う出来事があった。
本で以下の文章を読んで、涙がポロリ溢れたのだ↓
想像してみてほしい。君なしのお父さん、お母さんの生活は幸せだっただろうか?仕事で頑張れたのも、君のような可愛い息子がいたからではないかな?
君は決して負債ではない。君の素晴らしさは、この世界を祝福するものだ。思い出してほしい。どれだけ君の存在が、ご両親にとって支えになったかということを。
彼らの心がくじけそうな時、君の両親は君の笑顔を見て、よし、あしたも頑張ろう、と勇気をたくさんもらったはずだ。
(本田健「ユダヤ人大富豪の教え、再びアメリカへ編」)
私の家は共働きで、両親はいつも忙しそうだったし、私はそれに遠慮してめちゃくちゃお手伝いする子だった。
母が何気なく、「子供が生まれた時にもう逃げられないと思った」って言った言葉も未だに覚えていて。
別に母のことを責めるわけじゃなくて、申し訳ない気持ちの方が強かった。
今より結婚の圧力も強かっただろうし、自分のやりたいことを犠牲にしたのかなあって。
無意識に、自分のことを負債だと思ってたのかもな。
だけど、この映画でも、それだけじゃないってわかる。
最後の綾瀬はるかのセリフ。
「お父さんはダメな人だったけれど、いい人だったんだね。こんな妹を残してくれたんだから。」
「私がいるだけで、傷つく人がいる」
と思う時もあるけれど、同時に、
「私がいるだけで、幸せになる人もいる」
も、両立するのかもしれない。
最近、なんだか母のことをよく思い出すなあ。
帰省できないからかな~。
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