自分の人生なのに、誰に向けてかわからない言い訳をしてたなあ。
私は、4年前に、持病が悪化して会社を辞めた。
会社やめたことある人はわかると思うけど、その時は、焦りとか不安とかよりも、
やったーもう会社行かなくていいー
っていう感じだった。
職場も居心地がいいし、仕事も辛い訳ではなかったけど、やっぱり心の底から納得してサラリーマンはしてなかったよね。
毎朝早起きして、
満員電車に乗って、
18時まで居なきゃいけない。
休みは週2日。
祝日や大型連休が待ち遠しくて。
混んでる時期に旅行に行って。
お腹空いてないのに昼休みだからってご飯食べて、ロボットみたいだなって思ってた。
けど、辞めるまでの理由も勇気もなかった。
だから、病気で働けなくなったとき、ラッキーって思った。笑
もちろん、病気が落ち着いてからは、再就職に焦った。
無職期間が長いと再就職難しいって言うし。
昔の上司が転職先の会社に誘ってくれたり、他の企業も受けたりした。
だけど、だいたい、
正社員の条件は、週5日勤務。
体力的にも気力的にももう週5日は働けないと思ったから、諦めた。
ここでも、実は、
もう正社員で働かなくていいー
って、ホッとたんだよね。
会社とか安定とかを失ったことで、逆に自由になれた。
私はもともとそういうのを望んでいたところがあったのに、「今持ってるものを捨てる理由がない」ということで、現状維持していたんだ。
捨てるのに理由なんていらないのにね。
たぶん、100%世間体です。
だから、しばらくは、ちゃんと働いてないことに、なんとなく後ろめたさがあって、持病持ちだからとか、満員電車が嫌だからとか、誰に向けてだかわからない言い訳をつけてた。
でも、やめた。
「やりたいからやってるんだ」って、自分の人生に責任を持って生きようと思った。
自分の人生に、言い訳をしたくないと思った。
今は、「木金の夜にお店をやるという働き方が、自分にとって幸せだから、そういう生き方を選んでいる」とはっきり言える。
(将来はまた変わるかもしれない。)
こうなれたのは、病気のおかげです。