大人の自分が子供の自分を迎えに行く「セルフカウンセリング」(東京FM「福のラジオ」を聞いて)
昨日、福山雅治さんが、「福のラジオ」で、新アルバム「AKIRA」の話をしていた。
「AKIRA」は福山さんが17歳の時に病死したお父様の名前で、ずっと父親に関する曲は書けなかったんだけど、やっと向き合う事ができるようになったそうだ。
当時の、お父さんの闘病に対して何もできない無力な自分、それに対する苦しみみたいなのを確かめる作業だったと言っていた。
福山さんにとって、曲を作ることは、「セルフカウンセリング」。
自分で自分に向き合い、自分が本当に思っていることを自分に対して問いかける作業。
自分は苦しかったんだな、そして今もまだ苦しいんだな、って受け止める。
で、その中の表現で、
「大人の自分が子供の自分を迎えに行く」
って言ってたのが印象的だった。
私も、文章を書くことって、自分で自分を癒す作業だなと思っているから。
何を書こうか考えている時、実際に文章を書いている時、読み返している時、自分でも思ったことがなかった本音が出てくるときがある。
あー、私そんな風に思ってたんだなーって気づくと、腑に落ちるというか、自分の人生を言語化できるようになる。
それだけで、癒されていく気がする。
福山さんも言ってたけど、当事者の時は、悲しいとか苦しいとかの感情があるのはわかるけど、冷静に客観的にそれを表現することができないから。
向き合うにも、時間がかかるんだろう。
「大人の自分が子供の自分を迎えに行く」
うん、この表現が、心に響く。
福山さんは、広く、深く、温かいな。
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