【大学入試対策】日本史千本ノック Part.14
ちょっとした空き時間に日本史を学べる千本ノック、本日はこちらの3問です。
問題
✅第1問
国会開設を求める運動に関して述べた次の文について、古いものから年代順に並び替えよ。(河合全統・改)
1 国会期成同盟が結成され、国会開設請願書が政府に提出された。
2 西南戦争の最中、国会開設を求める立志社建白が政府に提出された。
3 板垣退助らによって民撰議員設立の建白書が政府に提出された。
✅第2問
松方財政期に行われたことについて述べた文として正しいものを、1~4から1つ選べ。(駿台模試)
1 国立銀行条例を制定し、第一国立銀行などが設立された。
2 軍事費を削減するとともに、地租の増徴を行った。
3 財政負担を軽減するために、家禄の給付を廃止する秩禄処分を行った。
4 長崎造船所を三菱に払い下げるなど、官営工場の払い下げを進めた。
✅第3問
大日本帝国憲法に関して述べた文X,Yの正誤をそれぞれ判定せよ。(センター2008・本)
X 憲法の起草作業は、法律顧問ロエスレルの助言も得て進められた。
Y 憲法は、国民の代表による会議の議決を経て発布された。
1 X:正 Y:正 2 X:正 Y:誤
3 X:誤 Y:正 4 X:誤 Y:誤
解答
✅第1問
正解 3→2→1
解説
藩閥政治の打破や国会の開設を要求し、1970年代から自由民権運動がスタートしました。
めちゃめちゃ簡易的ではありますが、年表を掲載します。ただ、これは上から順番に覚えるのではなく、流れ、政府と民権派のそれぞれの動きを確認することを怠らないようにしましょう。
・1874 愛国公党設立
・1874 民撰議院設立の建白書の提出
・1874 土佐に立志社設立
・1874 大阪に愛国社設立
・1875 大阪会議
→漸次立憲政体樹立の詔、元老院・大審院・地方官会議の設置
・1875 讒謗律・新聞紙条例
・1877 西南戦争
・1877 立志社建白の提出
・1880 国会期成同盟の結成
・1880 集会条例
✅第2問
正解 4
解説
1880年代前半に実施された松方正義の財政政策は松方財政と呼ばれます。
松方財政の特徴や政策を見ていきましょう
・厳しい緊縮財政
軍事費以外の予算を徹底的に緊縮したほか、酒造税などを増税して紙幣整理を行ったりしました。結果、デフレになり、小企業の圧迫や農民の没落を招いた一方、資本主義経済の基盤が整うことにもなります。
・日本銀行の設立
日本で唯一の銀行券発行権を持つ日本銀行を設立しました。日本銀行では銀兌換の銀行券が発行され、銀本位制が確立しました。
✅第3問
正解 2
解説
大日本帝国憲法は、伊藤博文、井上毅、伊藤巳代治、金子堅太郎らによって天皇臨席のもと、枢密院で極秘に作成されました。作成に当たっては、ロエスレルやモッセが助言に当たることもありました。
大日本帝国憲法は、天皇の単独の意思によって制定されたという欽定憲法という意味合いを持っています。
ということで以上です。今日もお疲れ様でした🍵
最後に、今日のBGMです。
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