【大学入試対策】日本史千本ノック Part.35
ちょっとした空き時間に日本史を学べる千本ノック、本日はこちらの3問です。
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問題
✅第1問
古代の人々の負担に関して述べた文として正しいものを、1~4から1つ選べ。(センター2013・追)
1 租はおもに諸国の倉に貯蔵された。
2 庸・調は女性のみに賦課された。
3 正丁は雑徭を免除された。
4 防人は胆沢城に派遣された。
✅第2問
戦国時代から安土桃山時代にかけての政治・経済について述べた文として誤っているものを、1~4から1つ選べ。(センター2013・追)
1 自治都市として知られる堺では、会合衆が市政を運営した。
2 天文法華の乱で法華一揆が京都を占領し、約8年間自治を行った。
3 織田信長は、近江の琵琶湖畔に安土城を築いた。
4 豊臣氏は、主要鉱山を直轄化して、天小大判を鋳造させた。
✅第3問
寛政の改革に関連する人物について述べた次の文X.Yと、それに該当する語句a~dとの組合せとして正しいものを1つ選べ。(センター2013・追)
X この人物は、寛政異学の禁で朱子学が正学とされることに大きくかかわり、湯島聖堂の学問所(昌平坂学問所)で活躍した。
Y この人物は、洒落本の代表的な作者で大いに人気を集めたが、寛政の改革の取締りで処罰された。
a 富永仲基 b 柴野栗山 c 為永春水 d 山東京伝
1 X-a Y-c 2 X-a Y-d
3 X-b Y-c 4 X-b Y-d
解答
✅第1問
正解 1
解説
2・3
庸・調・雑徭は成人男性(=正丁)に課されたものです。
4
防人は九州北部を沿岸するための兵士を指します。胆沢城は現在の岩手県に築城された、対蝦夷の拠点にした場所なので誤り。
✅第2問
正解 2
解説
天文法華の乱で法華一揆と延暦寺の僧兵が衝突し、法華一揆が京都から追われた出来事です。「8年間の自治」といえば、山城の国一揆でしょうか。応仁の乱のきっかけにもなった、畠山氏の内部対立が未だに続いていることに不満を爆発させ、彼らを山城国から追放した一揆でしたね。
✅第3問
正解 4
解説
Xは寛政の三博士について言及しているのでしょう。
寛政の三博士とは、岡田寒泉、尾藤二洲、柴野栗山を指します。岡田寒泉はのちに代官に転じ、その後釜として古賀精里という人物がついたので、この4人を覚えておきましょう。
富永仲基は懐徳堂出身の儒学者で、無鬼神論や合理主義を唱えました。主要著書に『出定後語』があります。
Y
為永春水は、人情本の作者です。天保の改革で処罰されています。
ということで以上です。今日もお疲れ様でした🍵
最後に、今日のBGMです。