【難関私大対策】日本史スプリントトレーニング Part.1
難関私立大学日本史を攻略するためのスプリントトレーニング、初回になります。
スプリントトレーニングとは、短い距離をトップスピードの状態で走り抜けるためのトレーニングで、サッカーや陸上競技などの練習メニューとして採用されています。
難関私立大学では、知識についての理解を一層深めないと正誤問題であったり、イレギュラーの角度からの問いに詰まってしまうことが多々あります。また、用語集に細かく掲載されている箇所、「そっちを問題にするか!」と思わせる問題が問われることもあり、日本史で稼ぐためにはこのような問題もなるべく稼いでおきたいところです。
千本ノックシリーズ同様、毎回の3問を短時間で演習することで、本番で時間を要しすぎることなく正解を導くための準備をしていきましょう!!
ということで、今回はこの3問です。
問題
第1問(立命館大・改)
1917年に創刊され、1941年には発行部数180万部に達したとされる婦人雑誌はどれか
ア 主婦之友 イ 婦人倶楽部 ウ 青鞜 エ 婦人公論
第2問(立命館大・改)
★に入る語句を答えよ。
1882年に福沢諭吉が創刊した『 ★ 』では、漫画家北沢楽天が起用され、同紙にすぐれた風刺画が次々と掲載された。
第3問(関西大・改)
第一次世界大戦により、日本の経済は好景気となった。(中略)鉄・船・株で巨富を得た[(ア)川崎正蔵(イ)松方幸次郎(ウ)内田信也]、山下亀三郎らは「船成金」として世に知られた。
解答
第1問
正解:ア
解説
大正時代の大人気雑誌といえば『キング』がまず挙げられると思いますが、あれは大衆雑誌です。婦人雑誌の中で最大となったのは『主婦之友』です。実用的な生活記事に重点が置かれていたという特徴を持ちます。
第2問
正解:時事新報
福沢諭吉が創刊した新聞としておさえておきましょう。当時の大新聞は政党の機関紙や系列新聞の色を強く持っていましたが、『時事新報』は不偏不党の立場をとっていた少し異色の新聞です。
第3問
正解:ウ
第一次世界大戦に伴う船舶不足によって巨利を得た船成金ですが、代表例としてあげられるのが内田信也の内田汽船です。
川崎正蔵は川崎財閥の生みの親で、川崎造船所の創業者です。
松方幸次郎は第一次世界大戦前の川崎造船所の社長です。入試において覚える必要はないです。