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両利きのお話

こんにちは。
今回は両利きの私が、経緯とか使い分け等について書いてみました。
利き手っていうものを通して価値観だったり、色々学んだことがあります。
改めて意識するうえでも纏めてみました。

初めにお伝えすると、私は利き手を矯正されたことを特に何とも思っていません。むしろ昔からの風潮や利き手によるアレコレを早い段階で意識できたのでよかったな~くらいに思っています。

さあいくよ~


最初は左利き

物心ついたとき、私は左利きでした。
気づいたら左手を使っていた。としか言えないです。
お絵描き楽しかった。

幼稚園に通うようになって、
楽しいお絵描きにひらがなで自分の名前を記すようになります。
私の名前には「す」「ま」「よ」のように、
まるを描く字が含まれています。平仮名だからね、丸の当選率は高いよね。

そういった字って、大抵丸のあとに

左へ向かう場合
例)「す」→はらい
右へ向かう場合
例)「ま」→とめ

となりますよね。これが左手だと逆の方が書きやすいんです。

「す」の最後をとめ、
「ま」の最後をはらう、

方が書きやすいってことですね。

幼稚園の先生に、「とめるところと、シュッてはらうところが逆かな~?」
って言われたのを覚えています。

改めて思うけど、ひらがなって本当に左手だと書きにくいなあ~。
「ろ」とか左手でかくと自分にぶつかるんだもん・・・。

そもそも文字を書いたことがなかったから、
当時の私は「そうなんだ~むずかしい~」くらいに思っていました。

ものごころついたばかりの私→左利き

きっかけ①食事

これが第一のきっかけです。
周りの大人が、私が左で持ったカトラリーを右手に持ち替えるわけです。
当時3~4歳の私は「なんで~!?」となります。

左手だとうまくスプーンやフォークを扱えるのに、右手になった途端うまく扱えなくなる。
もどかしさから食事中しょっちゅう泣いていた記憶があります。

そのうち右手でもうまく扱えるようになります。
でもひとりでお絵描きしている時にクレヨンを左手に持ち替えさせる人はいませんでした。

3~4歳の私

スプーンやフォーク→右手(左手の方が得意)
おえかき(名前のサイン)→左手

きっかけ②おばあちゃんと私

これが第二のきっかけです。
今まで一人でお絵描きしている時に突かれなかったクレヨンの持ち手を指摘され始めます。
4~5歳頃です。
母親が忙しい時期で、祖母が今までより私の傍にいてくれる事が増えた時期でした。
その頃の私はお絵描きに加え、
きたる小学生へ向けてひらがなドリルを買ってもらっちゃうはしゃぎっぷりでした。

祖母はとにかく私が左手で持ったものを右手に持ち替えさせるんです。

食事の時のもどかしさが私を襲い、あの時と同じように私はしょっちゅう泣いていました。
「手袋をつけた状態でシャツのボタンを閉めろ」、と言われている感じです。
手袋を取ったらすぐできるのに!って思うでしょ?
その「手袋を取る」行為が私にとって「左手(本来の利き手)を使う」
ってことだったんです。

でも確かに周りには右手を使っている人ばかりだったから、
(幼稚園もとても小規模だった)
私が間違いなんだ。
当時の私はそう思ってしまう知識と経験しかありませんでした。

そうやって私は、カトラリーも、クレヨンも、鉛筆も右手で持つようになります。
でもどこかで私は(やりづれえ・・・)と思ってました。

かくして、5~6歳の私は右利きに・・・と思いきや
自我が芽生えます。

右手でお絵描きを始めてしばらく経った時、
左手だけで描いた絵とのあきらかなクオリティの差に憤りを感じます。
大好きなお絵描きをしんどい思いでやりたくない!
強く思った私は絵だけは左手メインで描くようになりました。

ごねた私を見かねて、周りの大人は絵をかくときの利き手は強制してきませんでした。

さて、改めまして5~6歳の私

絵→左手(右手でも描ける)
それ以外→右手(左手でもできる)

の両利き状態。

思い出いろいろ

小学校に入学して、ようやく世界に「左利き」「右利き」「利き手」
があることを知ります。
足並みを揃える事を求められる小学校では、
右手で板書をしながら左手で図解を入れたり重要箇所にラインマーカーを引く私は異端であり、からかいの対象でした。
マイノリティがからかいの対象になる知識量と経験の少なさって純粋で愚かですよね。

ふと左手を使ったときの「左利きだったんだ~!」
から始まり、両利きの説明をするくだりが少し面倒に感じる時期もありました。

この経験から、相手の育った環境や相手にとっての当たり前を意識するようになりました。

あと書道の時間、左手で書きにくそうにしている同級生を見て、内心めちゃくちゃ共感してました。
右手で書いた字しか認めない!って言った(すごくアウト)
先生に二人で左手で書いた作品を提出したのはいい思い出です。
嘘みたいな本当の話です。

いまの利き手と認識

カトラリー→右手
文字を書く→右手メイン(左手はかけるけど遅い&クオリティが落ちる)
絵を描く→左手メイン(右手も使う)
右半分のアイメイク→右手の方が得意
左半分のアイメイク→左手の方が得意

等々・・・

ぐちゃぐちゃです。
ほとんどの作業が逆の手でも「補える」くらいの両利きですね。
クロスドミナンスの方が近いかもしれません。
怪我したときとか、両手使う楽器とか弾くとき
ラッキ~だ~!くらいに捉えてます。

普段は使いやすい方、得意な方をメインで使ってます。
アイメイクに関しては眉毛の向きとかアイラインの向きに影響されてますね!はねやすい方向ってあるからね・・・
書道と同じです!

か、語りすぎた~!!
ま!いっか!自分語りしてもいい場所ってことで!
誰かの暇つぶしにでもなれば嬉しいです。
じゃあまたね。

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