萩原雅貴

(株)アプリコットデザイン/ブランディングディレクター/コピーライター/固有の価値を伝える現場において、ビジョンの言語化、ブランド戦略設計、コンセプト開発、クリエイティブディレクション、執筆まで。ものづくりに情熱を注ぐ人や組織と手を組み、情報ではなく情緒でつなぐことを指針に活動。

萩原雅貴

(株)アプリコットデザイン/ブランディングディレクター/コピーライター/固有の価値を伝える現場において、ビジョンの言語化、ブランド戦略設計、コンセプト開発、クリエイティブディレクション、執筆まで。ものづくりに情熱を注ぐ人や組織と手を組み、情報ではなく情緒でつなぐことを指針に活動。

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リブランディングの現場で、ビジュアルをつくり込む前に必ずやっていること

ブランディングディレクターの萩原です。 「リブランディングの現場で、ビジュアルをつくり込む前にやっていること」というテーマについて書いていきたいと思います。 経営者の方からよく頼まれることブランディングに取り組まれる企業さんの状況は大きく分けて2パターンあります。 ●新規事業/新サービスを始める時 ●会社全体で次のステージへ進む時 かなりざっくりですがこの2パターンが傾向として多いです。 どちらも果敢に次のステージ進むシーンではあるのですが、後者に関しては少し特殊で、これま

    • 【あたらしい挑戦を、はじめるひとへ】選ばれる企業やクリエイターの根っこにある考えかた

      先日、3年ほど前にブランド開発の支援(開業支援)をおこなったクライアントさんから、ひさしぶりに連絡がありました。(クリエイターの方です) 内容は、また新たに事業を始めるため協力してもらえないか。とのご相談でした。 その中でいまの状況をお聞きすると、当時設定したターゲットからのお問い合わせが、現在もコンスタントにきているとのこと。しっかりとした集客基盤をつくれているという実感があるそうです。 そして、「ブランディング戦略って大事なんだと肌で感じた」とおっしゃっていました。(嬉

      • 心から信頼できる「仲間」と出会うための10のアクション

        仕事というのは、「誰と何をやるか」「やることをやっていれば、ちゃんと良い“仲間”と出会える」。 祖父がよく鼻高々にそう言っていた。中学時代のコーチも同じことをよく言っていた。さらに、祖父はいつも「友達じゃなくて“仲間”ってところが重要だ」とも同じくらい口にしていた。 社会人になり、特に責任を背負う立場になってからというもの、仲間という存在について考える時間がどんどん増えていきました。それもそのはず。結局、仕事というのは、「誰と何をやるか」という問いが常に根底にあるから。

        • ブランドの価値を高める「コンセプト論」〜ブランディングディレクターの仕事〜

          「コンセプトが重要」とはよく耳にするものの、具体的に何がどう大事なのか、意外と曖昧に感じる方も多いと思う。しかし、ブランドや商品・サービスの開発において、コンセプトが成功の鍵を握っていることは間違いない。 今回の記事では、ブランド力を高めるクリエイティブ/ブランディングディレクションにおいて、なぜコンセプトが欠かせないのか、その理由について詳しく書いていきます。 コンセプトとは何なのか?コンセプトについてGoogleで調べてみると「概念」だとか「考え方」といった意味が出てき

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        マガジン

        • 大切にしているスタンス
          2本
        • ブランド開発・戦略設計
          6本
        • ブランドグロース
          3本

        記事

          【採用ブランディング自社事例】フィットする人材と出会うためにやったこと。

          近頃、新規のお問い合わせ内容で採用課題に関するものが増えてきました。 また、普段からブランディングのサポートをさせていただいているクライアント様からも採用に関するご相談をよくいただきます。 そのため今回の記事では採用ブランディングのステップや取り組む内容を簡単にまとめていきたいと思います。 クライアントさんの事例を公開することはできないので、自社での事例を元に解説していきます。 1.ビジョンと現状の差分を明確にするまずは「何のために(Why)」「どんな姿を目指すのか(WIi

          【採用ブランディング自社事例】フィットする人材と出会うためにやったこと。

          【直営カフェの新たな戦略】人気No1メニューをなくしてみた結果

          昨年末から今年の3月頃までの間、短期間ではありますが、長野市にある自社直営カフェ(以下、tonecafe)のマネジメントを任されました。個人的な事情もあって期間限定だったのですが、収益が大幅に改善されてきたので今日はその当時行なったことを赤裸々に書いていきたいと思います。 課題解決は圧倒的な理解からはじまる自社直営のカフェとはいえ、現在僕は東京在住のため、長野市で運営されているカフェの状況をあまり把握していませんでした。 ただ毎日上がってくる数字は目を通すようにしていて、あ

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          「それは私の担当ではありません」について思うこと。

          たくさんの人に価値を届けるなら、提供する価値をさらに高めていくなら、責任やタスクを切り分け、複数人で仕事を進めるような分業制を採用すると思います。 分業制がうまく機能すれば、各々が自身の強みを持ち寄り、いくつかのアイディアを掛け合わせ、商品やサービスの価値を最大化させることができる。それに対し正しく値付けできていれば収益も最大化する。クリエイティブの現場においても、例えば、デザイン、コピーライティング、マーケティング戦略など、異なる専門分野のプロフェッショナルが相乗効果を生

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          一人でも多くの方にブランディングを取り入れていただくために

          近年、企業の成長や個人のキャリアにおいても、ブランディングが欠かせない要素となっています。しかし、ブランディングの考え方・戦略を、経営や事業活動に”具体的に”落とし込める人材はまだまだ少ないと感じています。 そのため弊社では、ブランディングをもっと身近な存在にし、多くの方に取り入れていただきたいという思いから、企業の成長を支えるクリエイターさんに向けて、日々情報発信を行っています。 今回、アプリコットデザイン広報のはちに企画を持ちかけられ、クリエイターの方がブランディング

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          ブランド独自のスタンスを貫くことで得られる恩恵

          ファンがつくブランドは、賛否両論を巻き起こすアクションを過去に行っていることが多い。たとえば、NINEは広告表現でしばしば大胆な挑戦を行い、SHIROやSoup Stock Tokyoなどの国内ブランドも賛否を呼んだ例がある。そして、多くの場合、真のファンはこうした目に見えるスタンスに熱狂する。 話題になりニュースになることが意図的であるかどうかは、企画者のみぞ知るところだが、少なくともそれぞれのブランドが持つキャラクターに沿ったアクションやコミュニケーションによって引き起

          ブランド独自のスタンスを貫くことで得られる恩恵

          ブランディングにおける運用力を高めるために必要なこと

          何事においてもそうですが、ブランディングは特に、継続して動かさなければ望む成果は出ません。少し前に比べると、ブランディングの重要性はだいぶ浸透してきて、多くのビジネス系メディアでもその価値が語られている。しかし、その影響で見た目に凝ったブランドが増えてきた一方で、そこにストーリーや人の気配が感じられないことがある。 見た目として素敵なロゴマーク、WEBサイトがあっても何かデザインが機能化している感じがあり、その理由を探ってみると、運用が停滞してしまっていることが多い。また、

          ブランディングにおける運用力を高めるために必要なこと

          サービス提供者におすすめの強みや特徴の伝え方

          企業や商品の独自性をどう伝え、他社と差別化し、顧客に利用してもらうかは、企業活動を続ける限り、常に課題であり続ける。 この記事での「伝わった」の定義は、「伝えたい内容を相手が理解し、納得し、実際に行動を起こした状態」を指していますが、これを実現することは言うほど簡単ではなく、さらに、「自社の商品の"独自性"が伝わり差別化できた」という状況を作るには、さらなる専門的知識が求められる。 僕自身、これまで「伝わらない」という壁に何度も直面してきた。しかし、その都度、なぜ伝わらな

          サービス提供者におすすめの強みや特徴の伝え方

          答えよりも大事なこと。ミッション刷新の裏側

          答えは世の中にたくさん転がっている。 「こうすれば解決する。」「これをやるとうまくいく。」「このやり方が絶対だ。」こうした答えを示すコンテンツとは多くの場面で遭遇する。これは全く悪いことではないし、シェアされていることで僕自身も何度も助けられてきた。 ブランディングやマーケティング、デザインやマネジメントの重要性。「伝える」という仕事の重みも、どこからかの情報が”きっかけ”で気づくことができた。けれども、そうした答えを得ることよりも大事なことがある。それが「問う」こと。

          答えよりも大事なこと。ミッション刷新の裏側

          頑張っている時点で狙う市場を再検討する

          頑張ること、苦労すること、努力することはもちろん大事なこと。 実際僕自身もこれまで何かしらの成果が得られた時は、これらがセットでつきまとっていました。 ただ、”考えることを怠り”体力勝負で動き続け、いつも頑張っている状態というのもなかなかしんどく確実に長続きしません。 企業活動においても、分析・戦略・戦術の構築やブラッシュアップが全くなく、ナレッジが蓄積されない状態で 「とにかく行動」「質より量、量、量!」 「一生懸命やっていればいつか報われる」 という大義名分の下、動き

          頑張っている時点で狙う市場を再検討する

          正直さが飛び交う文化をつくる。

          「誰かの意見を聞きたい、取り入れたい」と僕自身よく思うことなのですが、実際のところ、誰かから意見をもらってどれだけ受け入れることができているだろう?と自問自答することがよくあります。 案外聞いているようで、自分にとって都合の良いことだけ聞いていないか? 実は心の中で抵抗し相手の意見をつぶしていないか?など…自分がどれだけしっかり聞く耳を立てて相手の意見を尊重できているかは相手が決めることではあるのですが、なぜこんな事を自問自答しているのかというと、「正直な意見が飛び交う文化

          正直さが飛び交う文化をつくる。

          自己紹介

          初めまして、株式会社アプリコットデザイン 取締役、ブランディングディレクターの萩原です。 普段会社のHPでもブログを書いているのですが、今日からnoteでも気ままに記事を書いていきたいと思います。 まず初めに簡単に自己紹介を。 私はこれまで小売業、メーカー営業と異なる業種を経験してきました。 小売業時代は徹底してマネジメントスキル向上に注力。 企業全体で500店舗以上の店舗数が中でも特に売上トップクラス店舗に店長として着任し、収益改善に貢献してきました。 その後、機械

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