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垣間見える内面。サントス・ニブラ / 中煎り

萩原珈琲といえば、サントス・ニブラ (生豆生産国:ブラジル)。最も出荷量の多い、萩原の代名詞ともいえる商品で、今回はその「中煎り」の話。

この豆は、現地ブラジルのカップテイスターと契約し、現地で厳選した上で、商社を経由し「HAGIHARA スペック」として、国内に入荷される。

サントス・ニブラは、次の4つの焙煎度合がある。
①:サントス・ニブラ
②:サントス・ニブラ 浅煎り
③:サントス・ニブラ 中煎り
④:サントス・ニブラ 極深煎り

一般に、お客様が「ニブラ」と呼称するものは、上記①にあたり、今回ご紹介する豆は、上記の③ニブラ中煎り。

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スペック
商品名:サントス・ニブラ 中煎り
原産国:ブラジル
焙煎度:中深煎り (シティロースト)
精 製:非水洗式 (ナチュラル)
※非水洗式 (ナチュラル): 実をつけたまま乾かし、その後豆を取り出す。

特徴
やや強めの苦味の中に、甘味と酸味も少し感じられる。通常のニブラ(深煎り・極深煎り)には、感じにくかった「ナッツ」のような香りも生まれる。ここで、ナッツと表現しているが、個人的には「きなこ」に近いと感じていて、どのように表現するかは、人それぞれだ。

クセが少なく、ストレートも飲みやすい。マイルドとは少し違っていて、すっきりとした口当たり、を求めると少しイメージがずれるかもしれない。少し味を丸めたいときや、苦味も酸味も強く出したくない。そんなときに、ブレンドの素材として用いることも多い。

深煎りでもない。浅煎りでもない。サントス・ニブラ / 中煎り。それはブラジル産コーヒーの特徴がほんの少し垣間見える、名脇役でもある。

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