2022 秋のほっこりブレンド - 最終章 -
秋のほっこりブレンド2022のイラストが届いた。2020年から地元神戸市灘区のイラストレーター minfactoryさんに手掛けて頂いていた3部作。きっかけはコロナ感染症による経済の機能停止。それぞれの人が抱える苦しみ、もやもやした気持ちをイラストとコーヒーを通じて「ほっこり」できないかなぁ。そんなふわっとした依頼から始まった。
一年目(2020)は、未知のウイルス「新型コロナ感染症」。
移動も制限され、人々が出会うことすら叶わない。遠くはなれた「誰か」を思いながら、草むらでコーヒーを飲むひとりの男性。ふと見上げた秋空にはお月さまがあって、月のうさぎも餅をつかずにひと休みしていた。
二年目(2021)は、出口が見えない生活。そろそろ会えるのかな?みたいな空気感と、感染拡大による行動規制の繰り返し。まちなかのベランダから空を見上げ、ひとりのんびりと時間を過ごす女性の姿。この年も月のうさぎは、のんびりひと休み。イラストの背景には、なんだか見覚えのある教会と…。あっ、ここは!
そして今年が最終章(2022)。
過去2年のイラストは、遠くはなれた場所。でも同じ空のしたで同じ月をみながらコーヒを飲んでいたふたり。やっと会えるね。やっと会えたね。そんな希望や思いを込めてイラストをお願いした。
再会した喜び、「普通」を楽しみながら時間を過ごす。窓の外には今年もやっぱりお月さま。月のうさぎは、ふたりの再会を祝うような表情。このイラストには、過去2年に出てきた色使いやアイテムが密かにちりばめられていて、それを探すのも楽しみのひとつ。
秋のほっこりブレンド。コロナ禍で走ってきた3年を描いた物語も、このイラストが最終章。飲みやすくマイルドで、ほのかに秋を感じる果実感と共に、のんびり過ごす時間、誰かと過ごす時間、その年々のイラストをぜひ一緒にお楽しみください。
3年間、私たちの想いをイラストで表現してくださったminfactoryさん!本当にありがとうございます。