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【号外2】私たちの代表3種と、人気の3種。

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萩原珈琲を語るうえで外せない、トップ3を走り続ける3種。また、その他にも人気の高い3種の計6種の記事を抜粋しました。
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#ロースター

マンデリン。こだわりの「臭み」。

インドネシアのスマトラ島。そこで栽培されているアラビカ種のコーヒーのみを「マンデリン」という。※ インドネシアでは、カネフォラ種(通称:ロブスタ)が広く栽培されており、一般的に麦を煎ったような香りがするといわれることも。  萩原珈琲では入荷の際にいつも、「とにかく臭いもの」というオーダーを出す。この「臭い」とは、マンデリン独特のクセのある香りを指している。このクセは、果実の収穫から、種子を取り出して乾燥させるまでの工程で生じる要因も大きい。 精選工程 ①:果実のまま乾かす

萩原珈琲の最も酸味系。キリマンジャロ。

喫茶店に入って、「キリマンジャロ」と、いつもよりちょっと大きめの声で言ってみる。当然のように、少しどや顔をしながら…。かつては、「オレ、コーヒーのこと知ってるよ」みたいな「格好のつく豆」だったが、今では身近に注文しやすい豆となってきた。 このキリマンジャロは、アフリカ大陸のタンザニアという国で生産されている。生産国の輸出規格で「豆の大きさ」が等級の基準となっていて、現地で大きさを揃え、高品質とされる「大粒」で日本に入ってくることが多い。 粒をそろえることの意味合いとしては