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【号外2】私たちの代表3種と、人気の3種。

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萩原珈琲を語るうえで外せない、トップ3を走り続ける3種。また、その他にも人気の高い3種の計6種の記事を抜粋しました。
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#炭火焙煎

萩原珈琲の「モカ」は、逆さ仕上げ 。

萩原珈琲のモカ(生豆生産国:エチオピア)。最も出荷量の多い豆の1つで、サントス・ニブラ、コロンビア・スプレモに匹敵する、年間28tの生豆焙煎量を誇る。この「モカ」については製造方法にもこだわりがある。 エチオピアは元来、伝統的に非水洗式を行ってきたが、最近は「酸味」や、すっきりした味わいが高額で輸出可能なため、製法を「水洗式(ウォッシュド)」に切り替えつつある。伝統を失いつつある生産国の1つなのだ。 ※ 非水洗式:実のまま乾かして、後に種を取り出す方法。 ※ 水洗式:先に

マンデリン。こだわりの「臭み」。

インドネシアのスマトラ島。そこで栽培されているアラビカ種のコーヒーのみを「マンデリン」という。※ インドネシアでは、カネフォラ種(通称:ロブスタ)が広く栽培されており、一般的に麦を煎ったような香りがするといわれることも。  萩原珈琲では入荷の際にいつも、「とにかく臭いもの」というオーダーを出す。この「臭い」とは、マンデリン独特のクセのある香りを指している。このクセは、果実の収穫から、種子を取り出して乾燥させるまでの工程で生じる要因も大きい。 精選工程 ①:果実のまま乾かす