普及とは


普及するってよく聞くけど、そもそもどういうことなの?
なんか単発イベントして「普及してます」って、してないとは言わないけど…だけど1回しかしてないけど、普及なの?何もしてないのと比較したら普及かな?
そんなことをあらゆるスポーツを通じて感じていました。

最近はピックルボールにおいて様々な活動をしています。そこでも普及という言葉をよく耳にします。いろんな普及の形があって面白いなって思います。そしてどれも正解なんです。それは普及じゃないよ!って思う活動はないってことに気づきました!みんな想いがある!!!

なので、自分なりの普及を定義していくことにしました。
「私の思う普及は…」と説明できるようになれば、今しているテニスの事業もピックルボールの事業も、より自信を持って進めれるはずだから。


普及ってワードはどういう意味?

辞書で調べてみると
広く行き渡ること。また、行き渡らせること。

行き渡る?これも調べてみた。
広い範囲にもれなく届く。隅々にまで及ぶ。

つまり普及することは、範囲を広げるだけでなく、隅々まで届けていくことであり、この2つを実現することが言葉としての意味だと感じました。
さらにここでいう隅々とは、物理的な意味合いだけではなく感情的なものも含まれているはずです。すなわち、カバレッジの意味合いもあるが持続性や心が行き届く様も入れ込まれたものが、辞書で書かれた普及だったんです。

前職時「テニスを普及する」と軽々しく言ってきました。
商圏を広げたり、販促活動費を増加したりして、テニススクールでテニスを始める人を増やすことに勤しんできました。それは会社員として間違ってないと思ってます。会社員であれば会社に貢献することが最大のミッション。なので、当時の普及活動はそれだったんだと思います。



テニススクールを立ち上げた時の普及

何か新しいことを始める時、必ず普及という言葉が付きまといます。
会社でもそれは体験してきましたが、狭義な捉え方をしていたのかもしれません。悔やんでも仕方ないですが、会社という規模で普及活動するときに、もっと感情的な意味合いを意識していたら、もっと面白いことができていたのかもしれない。今ではそう思います。

3年ほど前にテニススクールをゼロから立ち上げました。新しい土地、新しい人、新しい商品。テニスが普及をしないとビジネスとして成立しないので、普及への意識はより高まりました。持続性や心が行き届く様が強く意識されるようにもなってきました。

たった3年程ですが、何度もテニスの普及で失敗しています。
スクール生は増えない。範囲も広がらない。そのため自分の活動範囲を広げる選択もしています。
たくさんの失敗で感じたことは「素晴らしいからといって広まらない」ということでした。

やっている人間からすれば、テニスは素晴らしいものなので当然紹介したくなります。が、やっていない人間からすれば、素晴らしさなんて全く感じません。

大事なのは…

・何が実現できるか?
・どんな世界が見えるか?
・どれくらい可能性が広がるか?


テニスを楽しんだ先にある期待感や、未来を届けれることだと思います。

ウチのテニススクールでは

子供達には…
テニスを通じて新しい世界を渡すこと。それで子供達の可能性を広げていく。そのための環境整備をしています。
なので、どんどん大会に挑戦!普段の生活環境から飛び出して戦うことに価値を見出しています。結果は二の次。

大人達には…
テニスを通じて身体活動をする。それで日常における心や身体の健康を渡し続けてます。もちろん個別性をもたせることが最低条件。いま風に言えばウェルビーイングって感じです。

テニスを通じた先の世界に常に寄り添う
このことに日々努めています。

ただ「楽しいからやりましょう」では、普及は実現しません。一部のファンだけで盛り上がる世界が、安易に生まれてしまいます。それはそれで素晴らしい世界で当事者は幸せです。が、広まりは生まれづらくなります。



ピックルボールで実現したいもの

現在メディアでも扱われる機会が増えました、確実にピックルボールは広まっています。それも少しずつ自然発生的にです。ムーブメントが起こる可能性もあります。

そんなピックルボールをより多くの人に「素晴らしい」と感じていただくためには、広め方や届け方が大事となります。ピックルボールを通じた先の世界を明確に届けていくことが必要です。私にとっては、それがピックルボールにおける普及となっていきます。
そのスポーツだけを盛り上げるのではなく、そのスポーツを通じた課題解決や発展。それらを起こすことが普及につながると考えます。

そして今回取り組んでいくのは、運動参加率を向上させること。
つまり「運動してます」って言える人を増やすことです。

ザックリですが調べてみると、どの自治体でも2~3割くらいしかいないのが現状です。これが4割になれば、その地域の健康は大きく変わるはずです。運動参加率が向上すれば、健康を感じれる人は増える。
運動始める人を増やす。これを実現したいと思ってます。

ひょっとしたらピックルボールじゃなくても良いのかもしれません。ただピックルボールは「室内でできる」「用具が安価」「そもそも簡単」とスポーツにおいてハードルとなる部分がクリアされてます。なので運動始めるには”ちょうどいい”と感じてます。

もちろんピックルボール自体に、他のポテンシャルがたくさんあることも感じてます。
プロリーグができるかもしれないし、実業団で栄えるという日本スポーツらしさも生まれるかもしれません。サークルもたくさんできそうです。ひょっとしたら専用アリーナもできるかもしれない。学校スポーツとしても効果的です。インターハイに導入されても全然おかしくないですし、何なら体育の授業でも活用できます。
中高年が楽しむスポーツにだってなれます。現在メインコンテンツであるグラウンドゴルフと2大巨頭になる可能性もあります、グラウンドゴルフはゲートボールとゴルフの間で”ちょうど良い”んです。ピックルボールも卓球とテニスの間で”ちょうど良い”はず。対人スポーツを好まれる方であれば、ピックルボールを選択するかもしれません。しかもインドアでプレー可能。コミュニティ形成も活性化されます。

いずれにしても、すごい可能性のあるスポーツです。
これで日本が健康になってくれたら、これから高齢社会を迎えるアジア、さらにはその先の欧米各国に向けたグローバリゼーションなコンテンツとなれます。


そんな世界観を描いてます。
ぜひ一度ピックルボールをしてみませんか?





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