【妊活から生後1ヶ月の育児まで】経験して初めて知った7つのこと
はじめての出産を経て、2か月が経ちました。未体験の子育ての日々は、怒涛であっという間に過ぎて行きましたが、なんとか今までを振り返られる程度には慣れてきたこの頃。
初産婦の私にとって、妊活の時期から妊娠期間中、出産後まで、知らなかったことや誤解していたことだらけでした。
そんな経験の中から「先に知れていたら、もっと後悔や苦労が少なかったかもな〜」と思う7つのことをまとめたいと思います。
私の経験なので、ピンポイントすぎて誰かの役には立たないかもしれませんが、「へぇ〜」くらいに、思いながら読んでいただけると嬉しいです!
産婦人科と不妊治療クリニック、全然違う。
私は子供を授かるまでに、産婦人科と不妊クリニックにそれぞれ半年ずつ通っています。
まず一年自然に授かるのを待ったのですが、残念ながら授からなかったので、通いやすい範囲で評判の産婦人科へ。そこの先生はすごく優しくて、プレッシャーをかけられることもなく、本当に負担のないペースで妊活をサポートしてくれました!それは精神的にすごく助けられたのですが、なんだか進捗が少ないようで(仕事かw)もどかしくなってしまい、通い始めて半年後に初めて不妊治療専門のクリニックへ転院しました。
不妊治療クリニックでは、”妊娠”と言うゴールに向かって、ある意味淡々と治療が進められました。特に気持ちに寄り添うようなカウンセリングがある訳じゃありませんでしたが、私が妊娠しづらい原因は何が考えられて、どんなことをすると妊娠する可能性が上がるのか。この検査や対策で成果が出なかったら、次はどんな選択肢があるのか。それを明確に示してくれるので、私には合っていたように思います。治療と言うより、妊娠に向けてのコンサルティングのようでした。
「専門クリニックでは、こんなに進め方が違うんだ」と驚いた覚えがあります。
もちろん淡々としている産婦人科もあるだろうし、寄り添ってくれる不妊治療クリニックもあるのでしょうが、妊娠に向けての進め方が異なるという点は、どこと比較しても一緒なのではないかな?と思います。
私は早めに専門クリニックに変えてよかったと思っていますが、自分に合うペースで治療を進めてくれる病院を見つけられるのが妊活では大切かもしれません。
葉酸って子供が出来やすくなる成分じゃないらしい。
妊娠する前も「妊娠したかったら葉酸サプリを摂った方がいいらしい」ということは知っていました。その記憶から葉酸=妊娠しやすくなる成分だと思っていたのですが、そうではないのですね。(あれ、もしかして常識……?)
葉酸の効能とは、適切に摂ることで、妊娠した胎児に、脳や脊髄の発達に関わる神経管にまつわる先天性異常の発症リスクを低減させることのようです。
ただ、この”脳や脊髄の発達に関わる神経管”を作るために葉酸が必要になるのは妊娠2週〜6週目の妊娠初期。そして、女性が妊娠に気づくのは妊娠5週目頃から。つまり、妊娠が分かった時点で葉酸が重要だとされる時期を過ぎていることが多い!
だから「自然に任せて授かれば〜」と思っている方でも、妊娠を望んでいるなら葉酸は摂取した方が良いそう。
葉酸は胎児の健やかな成長だけでなく、貧血や肌荒れ・疲労回復にも効果があるみたいなので、個人的には20歳を過ぎたら習慣にするのが良いのでは?と思っております。
子宮筋腫は思ってたより厄介。変性痛は激痛。
子宮に筋腫があるという女性は少なくありません。4人に1人の女性が患っているというデータもあるようです。私もその一人。(しかも7cm程度の結構おな大きさ)
そんな多くの女性が患っている子宮筋腫。妊娠すると、”変性痛”を起こす可能性があることを知っていますか?妊娠によって子宮の周りの血流が変わり、それまで筋腫にめぐっていた血液が回らなくなってしまうことで痛みを感じるもの。
筋腫にこんな症状があるなんて知らなかったのですが、これ、めっっっちゃくちゃに痛いです!正直私は陣痛より辛かった……。
この症状で9日間入院しましたが、痛みがピークの3日間は特に辛くて、比較的痛み止めが効いている数時間に細切れで眠ることしかできなくて、疲労困憊。
痛過ぎてご飯も食べれず、入院中に4キロ痩せました。
(もしかしたらこの時期につわりが被っていてご飯食べれなかったのかもしれないけど、腹痛のつらすぎて気持ち悪さに気づかなった…)
陣痛に近いほどの痛みがある&治療法がなく痛みが引くまで耐えるしか術がない&妊娠中のため強い痛み止めが使えない。ほんとに地獄でした!!!!
そもそも妊娠初期にこんな激しい腹痛があることで、妊娠が継続できるのかととても不安になり、精神的にも辛かったです…。
ちなみに…妊活を始めた際、子宮筋腫がどんな影響があるか気になり産婦人科医に質問したところ、子宮筋腫は必ず手術して切除しなくてはいけないものではないそうです。また、子宮筋腫が妊娠に影響するかどうかは、できている箇所によるのだそう。(それ以外に因子があるかもしれませんが、当時それ以上のことは聞きませんでした。)
妊娠のために子宮筋腫をとった方がいいと診断されると、多くの場合、手術後は半年ほど傷を癒すための避妊期間を設けるように言われます。子供は授かり物とはいえ、計画的に妊活を進めたいと思っている方にとっては、想定外のタイムロスになるので、自分に子宮筋腫があるかどうか?子宮筋腫があるとしてそれが切除するべきものか?婦人科の診断を受けていない方は、一度診察を受けることをおすすめします。
『妊娠の壁』なるもの、多すぎ。
妊娠してから、インスタのハッシュタグで知ったのが『妊娠の壁』という言葉。
例えば、妊娠6~8週の心拍確認の壁や、流産の可能性が大きく下がる12週の壁など。母子ともに安全で健康な妊娠に向かう一つの目安みたいなものです。
私が見つけられたもので12個もありました。
それだけの壁を超えて、ようやくトツキトオカを迎えることができるのです。
わたしも、妊娠中は壁となる週を迎える度に、一つ一つ山を乗り越えたような安心を感じていたように思います。
周囲に妊婦さんがいる方は『#妊娠の壁』で調べてみると、彼女たちがどんな心配事を抱えながら妊娠を継続させているのか、知るきっかけになるかもしれません。
陣痛は突然2,3分間隔から始まることもある。
私の出産は、39週0日に、破水からスタートしました。
夜中そろそろ眠ろうと布団で横になりながら旦那と話していると、お腹で”ブチっ”という音が。まさか破水とは思わず「気のせい?胎動かな?」とそのまま横になっていたら、その後から、2,3分間隔でお腹の張りを感じるようになりました。
これがまさしく陣痛だったのですが、痛みが強くなかったこともあり、それが陣痛とは思わず20分ほど横になってなって様子を見てしまっていました。
よく「痛みの間隔が10分程度になったら病院に電話する」と聞いていたし、病院でも同じように言われたので、陣痛って10分からそれ以上の間隔で開始するものだと思っていたんですよね。だから、最初から2,3分間隔だったその張りを陣痛だと気づけなかったんです。
ただ、20分待っても張りが落ち着かない…。さすがに「もしや?」と思い出し、おしるしなどを確認するためお手洗いに行こうと起き上がると、股から液体がバシャー!ここで「さっきの音は破水だったんだ!…ってことは、この張りも陣痛?!」と慌てて病院に電話し、そこから14時間で娘が生まれました。
妊娠・出産のストーリーは、赤ちゃんとお母さんの組み合わせの数だけあると言いますが、その通り。本に書いてあることや病院で教えられたことと違っても、自分が「おや?」と思ったら病院に早めに確認したほうがよさそうです。
授乳が想像以上に大変。
妊娠中も色々あったし、出産時もハラハラしたこともあったけど…
わたしにとっては、陣痛・出産よりもなによりも授乳が!!!めちゃくちゃ大変でした…!!!
私にとって、妊娠に関わる肉体的苦痛No.1は子宮の変性痛。精神的苦痛No.1は初期の授乳です…。
何が大変かというと、赤ちゃんが授乳中に寝てしまって、ミルクを飲みきれないこと。産後6日間は母子同室で入院していたのですが、この頃の生まれたばかりの娘は、本当にずーーーーーーーっと寝ていました。
3時間に一度、母乳を上げてから規定量のミルクをあげるように、産院で指導を受けていたのですが、まず授乳時間に起こすのに一苦労。やっと起こして母乳をあげると、おっぱいを加えながらまた眠る。そこからまたどうにかこうにか起こして哺乳瓶を加えさせても、飲み切らずにまた眠ってしまう。
時間をかけて起きてくれればいいですが、起きない。一回の授乳に1時間半くらいかかることもありました。「授乳時間は30分以内に済ませて」と助産師さんに言われましたが、どう頑張っても無理で…。
飲まなくて、脱水症状になったり低血糖症になったらどうしよう?!体重もちゃんと増えてるのか?!と、目の前でスヤスヤしている我が子の前で母はオロオロ。
生まれたばかりの赤ちゃんは、起きている体力もなければ、食事をとる体力もないこともあるんです。あまりに体力がなさすぎて食欲<睡眠欲な子もいます。
「赤ちゃんはお腹が空いたら泣く、起きる」と言われるけど、赤ちゃんによります!
これは対策が打てるものではないけど、そんな赤ちゃんもいるんだと知っているだけで心が安定するはず。
母乳育児が想像を絶するほど大変。
先に挙げた「授乳が大変」にも含まれるんですが、母乳育児が想像の100倍くらい大変でした。
というより、母乳育児が大変だなんて想像もしてませんでした。
まずお母さん(私)側。
赤ちゃんを産んだからといって勝手に母乳が出る訳じゃない。
母乳がちょろっと出たとしても、その後、赤ちゃんの成長を担保できるほど出るとは限らない。
母乳の量を増やそうとするにも、相応の努力がいる。
母乳が出る/出ないだけでなく、乳首が赤ちゃんが吸いにくい形の場合は、対処が必要。
お母さん側だけで、こんなに課題が……。(もっとある気もする)
次、赤ちゃん側。
全ての赤ちゃんが生まれたときから、母乳を吸う力があるとは限らない。
力があっても口の形や舌の形によって、母乳を吸うのが上手い/下手がある。
毎回コンスタントに同じ量を飲むわけじゃないけど、飲んでる量がわからない。
本能的にイケるもんかと思いきやそうじゃないらしい…。
お母さん側にも赤ちゃん側にも、クリアしないといけない課題があって、悩まずにうまくいく母乳育児って存在するのか?!と思うほどでした。
さらに、後から知るんですが、母乳育児にとっては産後1週間つまり入院中の過ごし方がとても大事だそう。退院してから「入院中に教えてよ!」と思ったなぁ〜…。
そもそも「難しい」ということを知っていれば、準備や心づもりができたかもしれませんが、そこでつまずくと思わなかったのですごく悩みました。
でも、ミルクで育てるなら、上記のことは悩む必要はありません。私は完全母乳でなくても「少しは母乳も飲ませてあげたいな」と思っていたので、悩みつつ試行錯誤して頑張りました。なんとか今は私と我が子のペースを掴むことができています。
母乳育児については、ネット上に情報もあるし、母乳育児の相談に乗ってくれる地域の助産師さんを訪ねることもできます。もし、今後子供を母乳育児で育てたいと思っている方がいれば、事前に母乳のメカニズムだけでも調べて知っておくと良いと思います。
はじめての妊娠・出産・育児。分からないことだらけだけど…
はじめての妊娠・出産・育児を通して様々なことを感じましたが、「知らなかった!」「誤解してた!」ということをあげてみました。
現在進行中で、まだまだ悩むこともたくさんあります。これからも「こんなことが起きるの!?」「こんなの聞いてない!!」みたいなことが沢山起きるのでしょう。
ただ、分からないながらも乗り越えてきたから今があります。(かなり狼狽して疲弊しながらだけど笑)それだけは事実。
これから起きる全ての分からないことも、いつかの経験値になると思って、対処していくしかないんですよね。頑張るぞ……!このマインドになれたことが、この一年の一番の収穫かもしれない。
でも、先回りして対処できることは対処したいタイプなので(笑)、もしこれを読んでいる方の中で、子育てを経験を経験されている方がいれば、ぜひご自身の大変だった経験を教えてください^^
核家族化が進み、コロナ禍でより一層、子育てが孤独になりやすい時代。でも、我々にはインターネットがある!!!せめてオンライン上で、みんなで子育てが出来るといいな〜と思う新米母でした。