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Raspberry Pi Pico WとMicroPythonを始めよう。

この記事は「ラズパイ実験室」ブログで紹介した内容を要約したものです。
実際のセットアップや起動の方法等については「まとめ・ブログ紹介」にリンクを貼りつけてありますので、ご利用ください。


Raspberry Pi Pico は、基本ソフト(OS)をインストールして使うRaspberry Pi 4 Model B(以下 Raspberry Pi4)のようなコンピュータではありませんが、Raspberry Pi4と同じようにGPIOピンがあり、センサ等の電子機器の制御を行うことができます。

Raspberry Pi4にプログラミング言語MicroPythonをインストールして、Raspberry Pi Pico Wのボード上にあるLEDを制御します。




ハードウェアの準備


Raspberry Pi Pico Wをプログラミング言語MicroPythonで制御するための部品や機器を準備します。


Raspberry Pi4を使って、MicroPythonでプログラミングしますので、次のブログ記事を参考に、Raspberry Pi4をセットアップします。




Thonnyのインストール


Thonny(ソニー )は、PythonやMicroPythonのプログラミングを行うためのフリーの統合開発環境(IDE)です。

Raspberry Pi4にインストールします。

起動したThonnyは言語が英語になっていますので、日本語に変更します。



Thonnyを使ってみる


Thonnyの初期状態はPythonのプログラムを実行するようになっています。(MicroPhytonではありません。)

Pythonコードをエディタに入力、実行し、結果をシェルで確認します。



MicroPythonファームウェアの追加


MicroPythonファームウェアは、Raspberry Pi Pico Wなどの基本ソフト(OS)を必要としないマイコン上で動作する、Python 3とほぼ互換性のあるプログラミング言語です。

プログラムコードをRaspberry Pi Pico Wで実行する機能の他、キーボードで入力したコマンドを即座に実行できる、対話型プロンプト(REPL:Read-Eval-Print Loop)も用意されています。

Raspberry Pi PicoWでMicroPythonを使ったことがない場合は、MicroPythonファームウェアを追加する必要があります。

ファームウェアが正常に追加されると、シェルに「MicroPython v1.23.0 on 2024-06-02; Raspberry Pi Pico W with RP2040」が表示されます。


ThonnyはREPL(read-eval-print loop)を使ってRaspberry Pi PicoWと通信できるようになり、シェルに直接コマンドを入力することで、Raspberry Pi PicoW上でコマンドが実行されます。



ラズパイPicoWボード上のLEDを制御


MicroPythonには、Raspberry Pi PicoWを制御する、「machine」のようなハードウェア固有のモジュールが追加されています。

machineモジュールを使って、Raspberry Pi PicoWのボード上にあるLEDを制御します。

次のコードを入力し、実行すると、500ミリ秒(0.5秒)間隔でLEDが点灯・消灯を繰り返します。

from machine import Pin, Timer
led = Pin('LED', Pin.OUT)
timer = Timer()

def blink(timer):
    led.toggle()

timer.init(period=500, mode=Timer.PERIODIC, callback=blink)



まとめ・ブログ紹介


Raspberry Pi4にプログラミング言語MicroPythonをインストールして、Raspberry Pi Pico Wのボード上にあるLEDを点灯、消灯させたり、点滅させたりする実験をしました。

詳しい実験方法やゲームの作成を、「ラズパイ実験室ブログ」に投稿しましたので参考にしてください。




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