Raspberry Pi Pico WとC/C++を始めよう。
「Raspberry Pi Pico WH(以下 Raspbery Pi PicoW)」は、基本ソフト(OS)をインストールして使う「Raspberry Pi 5(以下 Raspberry Pi5)」のようなコンピュータではありませんが、Raspberry Pi5と同じようにGPIOピンがあり、センサ等の電子機器の制御を行うことができます。
Rasoberry Pi5にVisual Studio Codeをインストールして、プログラミング言語、C/C++を使って、Raspbery Pi PicoWボード上にあるLEDを点滅させます。
Raspbery Pi PicoWには、Debug Probeを接続していますので、簡単なデバック(ブレークポイント)を行います。
ハードウェアの準備
Raspbery Pi PicoWをプログラミング言語、C/C++で制御するための部品や機器を準備します。
Raspberry Pi5を使って、C/C++でプログラミングしますので、次のブログ記事を参考に、Raspberry Pi5をセットアップします。
接続
準備したハードウェアを接続します。
デバッグプローブの接続
Visual Studio Codeのインストール
Visual Studio Code(以下 VSCode)は、Microsoft社の提供する無償のコードエディタで、macOS、Windows、Linux等の主要なプラットフォームをサポートしています。
VSCodeをRaspberry Pi5(raspios-bookworm)にインストールして、Rasoberry Pi PicoWをC/C++で実行、デバッグできるようにします。
プロジェクトの読み込みと実行
VSCode 拡張機能は 「Pico Examples」が提供するサンプルを元にプロジェクトを作成することができます。
ここでは、PicoシリーズデバイスのLEDを点滅させるプロジェクトの作成方法を説明します。
【点滅の動画】
https://ushiken.net/wp-content/uploads/2024/12/blink_sample.mp4
簡単なデバッグ(ブレークポイントの確認)
ブレークポイントを設定し、設定した位置でプログラムが停止することを確認します。
まとめ・ブログ紹介
64bit版のOS(Bookworm)をインストールしたRaspberry Pi5に、VSCodeをインストールして、プログラミング言語、C/C++で開発する環境を構築しました。
Raspberry Pi Pico VS Code Extensionをインストールして、Debug Probeを接続したRaspberry Pi Pico(W)をC/C++で開発できるようにしました。
Raspberry Pi Pico VS Code Extensionに付属しているサンプルプロジェクト(blink)の実行をとおして、簡単なデバッグ(ブレークポイント)方法を学習しました。
詳しい実験方法を、「ラズパイ実験室ブログ」に投稿しましたので参考にしてください。