Raspberry Pi 5を使ってみよう。
イギリスのラズベリーパイ財団により開発さているRaspberry Pi 5 (以下 Raspberry Pi5) に、64bit版のOS(Bookworm)をインストールして、デスクトップPCとして使えるようにします。
センサー、モーターなどの入出力デバイスや、通信デバイスをRaspberry Pi Pico(W)につないで制御するプログラム、Raspberry Pi5のデスクトップアプリ(GUI)の制作に使います。
ハードウェアの組立て
Raspberry Pi5は発熱部品があるため、アルミニウム合金ケース,アクティブクーラーがセットになったもの使います。
基本ソフトウェアのインストール
Raspberry Pi OS(64-bit)を64GB microSDXC カードに、インストールします。
起動
Raspberry Pi OSをインストールしたmicroSDカードをRaspberry Pi5にセットし、電源、キーボード、モニター、マウスなどを接続して起動させます。
モニタにOSの起動処理のメッセージが表示された後、しばらくしてデスクトップ画面の上に「Welcome to Raspberry Pi Desktop!」のダイアログが表示されれば初回の起動は完了です。
初期設定
言語、ユーザ、Wi-Fiなどの初期設定を行い、再起動後にデスクトップ画面が表示されれば、初期設定は終了です。
WiFi接続が完了していればアイコンが右上に表示されます。
SSH で遠隔操作
SSH(Secure SHell)はVNC と同じようにネットワーク上にある他のコンピュータを暗号技術を利用し、遠隔操作するためのリモート接続の仕様です。
VNC がWindowsからRaspberry Pi5のデスクトップ画面をそのまま表示させ、GUI(Graphical User Interface)での操作を提供するのに対して、SSHはターミナルを表示させCUI(Character User Interface)での操作を提供します。
VNCで遠隔操作
VNC(Virtual Network Computing)はネットワーク上にある他のコンピュータを遠隔操作するためのリモート接続の仕様です。
Raspberry Pi5のVNCサーバを起動させるとデスクトップ画面がWindowsのデスクトップ上にそのまま表示され、Windowsに接続されているキーボードやマウスでRaspberry Pi5が操作できるようになります。
SFTP でファイル転送
SFTP(SSH File Transfer Protocol)はSSH(Secure SHell)を介してファイル転送を行うプロトコルです。
Raspberry Pi5とWindows間でのファイル転送が行えるようにします。
デスクトップ 個人設定
自分好みのデスクトップの外観や日本語入力、ターミナルとテキストエディタのスタイルを設定します。
セキュリティ対策
rootユーザへの直接ログイン拒否の設定と、プロンプトの設定をSSHで接続して行います。
ソフトウェアのアップデートとアップグレード
Raspberry Pi5にインストールされているソフトウェアのアップデートと、アップグレードを行います。
アップデートを行います。
アップグレードを行います。
まとめ・ブログ紹介
Raspberry Pi5に64bit OSのインストールし、Windowsからの遠隔操作として、SSH、VNC、SFTP の設定方法を確認しました。
実際のセットアップや起動の方法等は、「ラズパイ実験室ブログ」に投稿しましたので、そちらを参考にしてください。