ハゲ小説#8 違う勢力 01
違う勢力。光と闇でいえば、彼らは闇の側となるだろう。光側が現生人類のその前の人類である古代人へ介入する以前から、彼らはここ地球へ介入していた。光と闇。遠く昔、幾つもの星からの介入があったことにより、現生人類には様々な星のDNA、およそ24種類ほどのDNAが混ざり合っていると言われている。繰り返される文明の衰退により、失われかけのDNAも存在する。
今回は、その中でも闇の側。その視点で世界を見てみよう。
「シャーッ!奴隷人どもの洗脳はどうだ?スネリンゴ?」
「コブー様、順調ですよ!金と不安と恐怖で完全に支配されてますね!」
「ふっ!まさかいまさら、自分たちが実験で作られた生物だとは、気づいても公には出せまい・・・。しかも我々のおかげで、今の生活があるのだ。感謝の気持ちをもって暮らしてほしいぐらいだな」
「このゲーム、我々の勝ちですね。負のエネルギーもたらふくいただきながら、ピラミッドの最上部で支配、そして間もなく星ひとつを統一できる。僅かに気づいている者が出てきても、異常者扱い(笑)いかに感覚が鋭いものがいようとも、かつての徳川綱吉とかいう動物を大切にするなどというくだらぬ決まり事を作った将軍と同じ末路でしょうな。ふぇっふぇっふぇっ!」
「ゲームは勝たねば意味はない。奴隷人どもはゲームであるとも気づいていないだろうがな!モルモットはモルモットらしく、その短き命を檻の中で走りまわっていればよい。スネリンゴよ、して光側の動きはどうだ?」
「相変わらず、見ているだけでしょう。臆病者の奴らには何もできやしませんよ。科学力では互角でも、こちら側には核もあります。いざ核を発動すれば、地球だけでなく、その負の波動は、この宇宙全体に影響を与えれますからね。それを恐れて手出しなどできやしません。無力な奴らですよ」
神様―――。これは人により何を神様とするかそれぞれであろう。現生人類である人を作った存在を神様とするならば、それはこの闇側の者達となる。また反対に光側の存在である神様も正しく祀られている社もあり、よくよく目を養わないと、一体どの神様がそこに在るのかは見えてこない。そして、闇側は意図せずして、この大いなる宇宙のバランスを取るためにも存在している。常にエネルギーは均一、一定量だ。そして光と闇のバランスも一定。そうでないとこの宇宙は存在を保つことができない。
だが、二元の法則であるそれを無視して、地球を光で包む方法がある。それは感覚に疎い、闇の者たちでは気づかぬ方法。地球人には、今後25年以内に真実の常識を受け入れる準備と、意識のシフトが求められるだろう。
来たるその時、個だけでなく、集団で移動できれば最善なのだが・・・。
「コブー様!ご心配なさらずに。統一支配は間もなくです。じきに古代のそれと同じく、我々がこのゲームの覇者となりますよ。ふぇっふぇっ・・」
「よし!黒き髪が、この星を覆うのも間もなくだな!黒いものはモサモサのフサフサが一番だ!」
ハゲ小説#8 違う勢力 01
完
愛ゆえに愛が愛に愛という光を・・。 あなたにいつも拈華微笑💖