今は世話してあげられないんだ…ゴメンね…
「ウマハゲく〜ん!お手紙が来てるよ〜!」
ひとつは私の勤務先からのDMであったのだが、もう一方はヘッダーのポストに投函されたチラシだった…
「野良猫擁護派だと思われてはイカンからウマハゲくんも気をつけなアカンよ!」と釘を刺された…
確かにうちの近所には半野良的な猫が溢れている…数年前には貴重な私の友達もいた…
5年以上も前なのか…
彼の遺伝子を受け継ぐ子達がこの春も付近を闊歩している。
あのチラシを見せられてしまって理由を見出すのを迷う私は…
「猫パトロール!」
と拳を突き上げてから玄関を出て猫を探しに行く…
子猫は3〜4匹うろついているだろうか…
触ってみると健康状態も良くない感じで肉付きも悪く、目も開けられないような子もいる。
近親交配が続いているせいなのだろうか…
そういや上の記事の友達だった彼も上半身と下半身の色味が違う…
色素異常的なヤツだったのだろうか…
以前とちがい、なるべく自分が夢中になってしまわぬよう適当なところで離れている。
後ろをついて来るようになると可愛くて仕方なくなってしまうので、その前に手を切ったほうが後の猫ロスを感じないで済むからね。
なんて言いながらも2時間後くらいにまたパトロールしてしまう俺…
小学校の通学路のそばなので子供たちもわらわらと寄ってきて盛り上がっている。誰か連れ帰ってちゃんとした環境で育ててあげてくれないかな…なんて勝手なことを考えてしまう。
まあ大概親の猛反対にあって、手放しに行くなんてのは昔っからのお約束の切ないお話だ…
もし私が隠居することになって、まだ彼ら一族の末裔がこの辺りをウロウロしているようなら、その時は私が飼ってあげたいと思う。