嗚呼…”JACKIE BROWN" と岩下志麻さん
この間サタデーナイトフィーバーのサントラを聴いていたせいだろう。
デルフォニックスが聴きたくなった。
“La-La means I love you"がメジャーどころだろうか?
でも真っ先によぎったのは“Didn't I (Blow your mind this time)"だ。
これは何度も観ている。サミュエルLジャクソン、ロバートフォスター、ロバートデニーロ、ブリジットフォンダ、マイケルキートン…脇を固める方々もスゴイが、そこに埋もれないパムグリアーも素晴らしい!
この作品の中で“Didn't I"が流れるんだが、マックスがジャッキーに惹かれていく描写に実にマッチしている。
メインテーマ曲ともいえるボビーウーマックの"Across 110th street"も強烈だ。ジャッキーの孤独、やるせなさをこの曲が代弁しているようだ。
これを書きながら観たい気持ちが高ぶってくる。ああ次の休みが待ち遠しいぜ。
私の中では岩下志麻さんといえば「鬼畜」である。
自分が映画の緒形拳さんの立場であったとしても岩下志麻さんを前にしては同様の選択肢しか無いように思う。私はダメな男の典型なんだろうな。
他の岩下志麻さん仕事を観たくて昨日は「この子の七つのお祝いに」を観た。
角川絡みながら松竹なんだね…
原作は創設されたばかりの横溝正史ミステリ大賞を獲った作品で一時代を築いた金田一シリーズの匂いのする作品である…が観たことはなかったのだ。
読んだり観たりされた方は理解いただけるかと思うが「悪魔が来りて笛を吹く」のような後味が悪いというか哀しいお話である。
このところ映画を観る時は大概涙してしまいシャツの袖を濡らすことが多いのだけれど、流れる涙で胸元を濡らすのは久しぶりだった。まあ涙腺の蛇口のひねり具合がわからなくなっているのかもしれませんがねw
「悪霊島」の岩下志麻さんもいいらしいですね…これも観なければ…