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CEO日記 2023年5月22日「三茶マーケットを終えて」

5月20日(土)・21日(日)の両日、三軒茶屋駅にほど近い三軒茶屋ふれあい広場で開催された、SANCHA HAVE A GOOOD MARKETに出店しましたので、そのことについて書いていきます。

SANCHA HAVE A GOOOD MARKET

率直な感想

お客様を目の前にして、立ちっぱなしの売り子を2日間やってみた率直な感想は、予想以上に疲れたということ。両日とも、帰宅するやソファーの上で数時間、意識を失ってました。
蒸し暑い中で、硬いアスファルトの上に立ち、売り子として(終始笑顔で)お客様に呼びかけたことは、初めての経験。だから、思っていた以上に疲れたのでしょう。足の裏は痛いし、全身の疲れで眠いし、登山の後のようでした。
本当は、今日と明日、代休がてらにキャンプ泊登山するつもりでしたが、そんな気はどこかに失せてしまいました

ハガツサブックスのブース

「立て付け9割」の結果

以前、事前の準備が大事だという話(立て付け9割)を書かせていただきました。私は、イベントに向けて、Asanaでタスクを立て、万全の準備をして臨んだつもりでしたが、やはりというか、予想外のトラブルに見舞われました。
弊社は、これから書籍の販売などイベントにも力を入れていくということで、クレジットカードやQRでの決済ができるようにAir Payを導入しました。対応しているすべての決済手段の承認が下りて、充電もバッチリ。明日は使えるだけの状態にして、前日の夜、事務所を後にしました。
そして、当日の朝、Air Payの電源を入れようとしますが、うまく反応しません。何度が電源のオンオフを繰り返すと、「バッテリー切れ」の表示が点滅します。

茶沢通りでは国士舘大学による人工芝を敷く社会実験が行われました

そんなはずはない。私は、前日の夜に外付けディスプレイのUBSポートにAir Payを繋ぎ充電し、充電中のマークも表示されていた。私は大急ぎで事務所に戻り、充電しました。開場までに何とか半分ほど充電されたので、予備バッテリーを買い足し、会場に戻りました。その後、Air Payはうまく動いてくれたので、お客様にご迷惑をかけることはありませんでしたが、このトラブルの原因と教訓は次のとおりです。

  1. 会社にUBS-Aに対応する電源アダプターがなかったので外付けディスプレイに繋いだ

  2. 外付けディスプレイのUSBポートはPCが動いている間しか充電できないことを知らなかった

  3. 充電中、Air Payの電源がオンのままで、充電停止後にバッテリーを消費した

  4. 機器に対応する充電器を用意し、前日までに満充電を確認する

商いの原点

私は、弊社に入ってから、自分のことを「商人(あきんど)」だと思ってます。ビジネスマンと商人に大きな意味の違いはないと思いますが、私は商人(あきんど)の方がしっくりします。
今回初めて、イベントに参加して、お客様の目の前で商品(弊社の書籍、moanaさんのブーケキャンドル)を販売しました。初の商人(あきんど)実体験です。

大勢のお客様で賑わいました

そこで実感したことは、お客様の財布の紐は固い!ということ。そこで、通りすがりのお客様が商品を購入するまでの流れを分析してみました。

  1. イベントに立ち寄り、商品に関心を持ってくださる(視線を向ける)お客様は10人に1人

  2. (1のうち)私たちのブースで立ち止まり商品を眺めてくださるお客様は5人に1人

  3. (2のうち)商品を手に取って、思案してくださるお客様は3人に1人

  4. (3のうち)商品を購入してくださったお客様は2人に1人

ですので、イベントで商品を一つ売るためには、300人のイベント参加者が必要になる計算です。実際にイベントに立ち寄った方々と売れた商品数を考えると、そう遠くない数字だと思います。
もちろん、お腹を満たさず、荷物になる本と、美味しそうな香りで鼻をくすぐるフードや楽しい気分になれるアルコールとでは、数字は変わってくるでしょう。
だけど、こうやって考えると、商品をただ見ていただけの人に、店員さんが「ありがとうございました」とお辞儀している日常の光景の理由がわかります。
自分たちの商品に少しでも関心を持ってくださる、商品を手に取ってくださる、商品のことを聞いてくださる、このようは方は、すべてお客様なんだなと。実際に商品を販売してみて、商いの原点を分かったような気になりました。

実のところ売上は?

売上は2日間で、おおむね片手とさせてください。何桁かはご想像にお任せしますが、経費を差し引くと人件費にもならない金額です。もちろん、フードやアルコールを提供されていた方々は、弊社とは全く違っていたと思います。
弊社としては、先に述べたAir Payの件以外にも、物販をやる上での気づきがいくつもありました。また、新たなビジネスのアイデアも生まれました。今回は、お客様にお代金をいただきながら、物販の勉強をする機会を与えていただいたということで、感謝の気持ちしかありません。

moanaさんのブーケキャンドル

改めて思えば、弊社の仕事はエンドユーザーの顔が見えません。本や記事を作っても、どんな方が読んでいるのか分かりません。そうだからこそ、電車の中で私たちが作った本や記事を読んでいる方を見かけると、駆け寄って握手したい気持ちになります。
今回、「この本を買おうか迷っていたのですが、ここで出会えたので買います」「(moanaさんに)ブーケを頼んだ者です。まさか、ここでお会いできるとは!」などと、お客様との偶然の出会いがいくつかありました。
とても、嬉しかったです。こういう経験が、仕事の原動力になります。
最後に、イベントを主催してくださった、三茶カンパニー、国士舘大学、世田谷区のみなさん、本当にありがとうございました。


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