簡単な漫画の描き方「カットバック」を描く手順を説明します(レシピ No.1)
カットバックを使って、「どのケーキにしようかな」という漫画を描きました。使ったことによって、色々なケーキを選んでる2人というストーリーができました。このように2人の表情の変化とケーキの種類の絵を交互に入れたりするとことをカットバックと言い、1つのストーリーにすることが出来ます。
小学生の方が見ても分かる様に考えて、描き方の手順の説明と、その応用編を書きました。下の2ページの画像の様になりました。
画像が小さいので文字が小さくて読みにくいのですね。ですので、下記に補足を入れつつ説明していきます。(高解像度のPDFダウンロードをこの記事の下の方に用意してあります)まずはどんな事が書いてあるのか、目次をご覧ください。
組み合わせる2つの絵を用意しました
カットバックでお話を作るなら、2つの絵の流れが必要です。組みやすそうな、2つの絵の流れを用意しました。2人のキャラのアップで表情や動きが変わる絵の流れと、色々なケーキの種類の絵の流れです。この2つを組み合せが可能な素材と考えます。
組み合わせる手順
この2つの素材を組み合わせて漫画にする手順を説明します。組み合わせる順番は、私はちょっとづづ手間をかけて段階的に完成を目指します。カットバックとトリミングという漫画技法を使っていきます。
1.素材からストーリーを考える
2つの絵の流れを組み合わせることをカットバックと言います。下の絵の様に素材として提示した2つの素材を組みあわせて、2人のキャラがケーキを見ている感じにします。まず、ケーキがある!→どれにしよう?→これに決めた!というストーリーにしようと決めます。
2.コマ割りの大きさや構成を考える
お話に合わせて、コマのスケールを考えます。どのケーキにしようか迷ってる所を見せたいので中段は細かく4コマ、上段下段はキャラとケーキを大きく見せたいので大きく3コマにします。キャラのアップとケーキは交互に入れるので、どこに何を描くか、ここで大体決まりました。
3.ネーム(ラフ)を描いてみよう
そこにどんな絵が当てはまるのかラフを描いていきます。数コマで沢山の種類のケーキがあるように、それで2人が迷ってる感じになるように組みます。決めたお話が盛り上がるように、考えます。
4.修正しながら下書きをする
調節しつつ下書きをします。中段の迷ってる所は、心の動きに合わせるように、アップやトリミング使いました。出来たらペン入れをします。
カットバックの応用編、絵を入れ替えてみよう
組み合わせる絵の流れの入れ替え見本を3つ考えました。漫画で使った色々なケーキの種類を他の素材に入れ替えてカットバックさせてみました。キャラのアップの流れは見やすいように1人のキャラの表情変化にしました。
1.色々なカップ
キャラが見ているという絵の繋がりの中に、色々なカップをカットバックしました。食器屋さんにいて、どれを買おうか、迷っているのかもしれません。
2.色々なアクセサリー
宝石がついているアクセサリーをカットバックさせました。宝石屋さんかアクセサリーショップにいて迷っているのかもしれません。
3.色々な小鳥
色々な種類の小鳥をカットバックさせました。小鳥屋さんにいて、色々な小鳥を眺めているのかもしれません。
まとめ、絵が下手でも映えるカットバック
これらの漫画に使われている絵は私が描きましたが、写実的な絵ではあまりありません。他と比べたら下手かもしれません。そんな絵でもカットバックを使えばカットバックという技法の効果を使えました。下手な絵でも結構映えると思いました。
ですので絵の上手い下手関係なしにカットバックは使えるし、下手でも結構映えたものが出来るということだと思います。
それから、カットバックの作例として見せたこれらの漫画は、シンボリックで、とても単純な組み合わせです。ですのでここに、舞台となる背景や、人物と物との関わりの文章を追加できそうですし、それは面白そうです。
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こちらは、noteのマガジン「サイレント漫画の作り方レシピ」の中の1つの記事です。1ページのサイレント漫画と、その漫画の描き方についての記事をまとめています。
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