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【Life is Journey:世界一周癒しの旅⑧】「雄大なるコーカサス山脈へ…ジョージア編」

2日目はジョージアワインの郷カヘティへ。タクシーを強力に勧められたが、お金がないので乗り合いバスでテラヴィへ向かった。バスの出発を待つ間、隣にあった市場をのぞく。ハーブやスパイスは豊富だが、魚は冷凍か塩漬けで、肉も冷凍が多い。

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何より、バスに乗る前に行った市場のトイレが衝撃だった。表とはビニールカーテン一枚で仕切られた掘立小屋。中には個室がふたつあるが、ドアがない!次の人がカーテン開けて入ってきたら、外から丸見え。隣ではおばさんがうなりながら大の途中。使用後はバケツの濁り水で流す。何十年か前の北京で入った公衆トイレ以来の衝撃だ。しかも、これで0.2ラリとるなんて…(まあ10円もしないけど)

テラヴィまでは、タクシーなら1時間の道程が、乗り合いバスは遠回りで2時間半(でもわずか280円)。約束の時間に遅れ、予定を変更することになったが、最初の訪問先のワイナリーオーナーが心配してくれ、ほぼ見ず知らずの私に(しかもいつ返せるかわからないのに)「せっかくジョージアに来たんだから、楽しんで帰ってほしい」と、200ドル近いお金を貸してくれた。この御恩は一生忘れないだろう。

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自身の不注意をどんなに後悔しても、お金は帰ってこないし、私は今、念願のジョージアにいる。ホテルにこもっているなんてもったいない。彼のアドバイスに従い、楽しむことにしよう。

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(ワイナリーについては別に書くが)カヘティから帰った翌日は、ワイナリーの次に行きたかったカズベキ山のツアーに入ることにした。
羊や牛の大群に道を阻まれながら、18世紀に帝政ロシアが軍事用に切り拓いた軍道をひた走る。たどり着いたコーカサス山脈は、見渡す限りの雪山で、ただただ絶景なり。地球の雄大さをあらためて実感する。

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そして、標高2000m超の山の上にそびえる「天国に一番近い教会」ツミンダ・サメバ教会からのパノラマのような風景も忘れられない。ああ、やっぱり来てよかった!

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ロシアとの国境にほど近く、軍用道路を走るトラックは、ロシアやアゼルバイジャンのナンバーを付けている。コーカサスの雪山は、上も下もヒートテック重ね着してすら、凍える寒さに息もできないほど。こんな過酷な環境にも人々の生活があることに改めて驚く。

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