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【Life is Journey:世界一周癒しの旅⑥】「すっかり油断してました…アテネ編」

サントリーニを朝6時50分に出て、8時にはアテネ着。次のフライトは深夜便なので空港に荷物を預け、パルテノン神殿を見に行こうと街へ出る。アテネには、トリエステ時代にご一緒したお友達が住んでおり、10年以上ぶりにお会いできることを楽しみにしていた。

ところがこの日は独立記念日で、神殿はクローズド…なんてタイミング悪いんだ。その代わり博物館には無料で入れたが、やっぱりアクロポリスに立ってみたかった。

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11時から町の中心で独立記念日のパレードがあると聞き、わくわくしながら場所取りして1時間待ったが、行進しているのは、戦車と軍人ばかり。観客は「ブラボ!」を連発。ギリシャってこんな国だったんだ!と改めて驚く。

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パレードに沸くギリシャ人や休日を過ごす家族連れでいっぱいの街の平和すぎる空気に油断したのか、日本人のお友達との再会を前に気が緩んだのが運のつき。お友達とジェラート屋に入り、お金を払おうとして財布がないことに気付き、背筋が凍る。キャッシュだけならともかく、クレジットカードと国際キャッシュカードも全部お財布の中。イースター島もセドナも平和そのものだったので、つい油断して全財産を持ち歩いていた自分の愚かさを悔やむばかり。

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お友達にお願いしてツーリストポリスへ行き、盗難証明をもらう。今年は昨年の3倍もの被害が出ているとのこと。お友達のご主人も(ギリシャ人なのに)これまで2回もお財布を盗まれたそうだ。

アテネ発のフライトは深夜。幸いパスポートは無事だったし、飛行機はe-ticket。宿もほとんどは支払済なので、旅は続けられなくはない。お友達に50ユーロをありがたくお借りして、空港行きバスに乗る。バスが6ユーロ。荷物預けに12ユーロで、残り32ユーロだが、預けた荷物の肌着入れの中に隠してあった100ドルと1万円弱の日本円がある。

いつもは持ち歩いていた予備のクレジットカードを忘れたことが悔やまれるが、空港の公衆電話からカード会社へ連絡して、緊急カードを次の旅先ジョージアに送ってもらうようお願いする。国際キャッシュカードは海外からの受付が探せず、日本の家族にメールして止めてもらった。

空港ではラウンジが使えたので、ギリシャ最後の夜に後悔と共にウゾで気を引き締める

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そんなこんなでほぼ一文無しでたどり着いたジョージアの首都トビリシだが、空港から市内へ1時間のバス代は、わずか20円…助かった~!

【今回の教訓】クレジットカードは海外でも再発行できるし、パスポートさえあれば旅は続けられる。持ち歩くキャッシュは最低限に、カードは複数枚を別々に保管し、隠しキャッシュもあちこちに入れておく。カード番号の控えも忘れないこと。
もうひとつ、覚えておきたいのが、コレクトコールの仕方。公衆電話の数は減っているし、ジョージアにはそもそも公衆電話がなかった。
でもネットで散々調べた結果、スカイプ通話だとアメリカのトールフリーにかけられることがわかった。WIFIあればなんとかなるものね。

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