孤独を愛し、孤独に生きる。ひとりぼっちはつまらないのか？
ある人は言った。
人間は孤独な生き物だ。
また
ある人は言った。
人はひとりでは生きていけない。
あなたはどちらの意見が強いですか？
あえて強弱の表現を使ったのは
私自身がどちらとも言えると考えているからだ。
物理的に独りで生活することができないのか？
と言われるとそんなことはないと思うし、
（独身の社会人など）
かと言って
スーパーの店員さんや宅配のお兄さんと
コミュニケーションを交わすことを
「ほら！独りじゃ生きていけないじゃん！」
と言われるとすれば
人間は1人では生きていけないことになる。
私は今も昔も
特定の誰かとつるむことをしていない。
群れで行動することに抵抗があるのだ。
しかし、仕事上、1人でできることばかりでは
ないので、もちろんそれなりのコミュニケーションはとっている。
これをひとりでは生きていけないと表現するのであれば、やはりひとりでは生きていけないのだろう。
私は友達が少ない。
いやあえて友達がいない。と言ってもいい。
そのことに恥ずかしさを感じないあたりが
独りで生きていけない私が、
独りで生きようとしてきた結果なのだろう。
友達がいない理由には
いくつか思い当たる節がある。
私が友達が少ない理由
常に群れていたくないから。
距離感が分からないから。
よく知らない人に知ってる風をされるのがとにかく嫌いだから
常に群れていたくないから。
これは心の底から感じている。
友達という枠をつくってしまうと、
そのペアがグループになり、
常に誰かと一緒にいることになる。
そういうイメージがぬぐえない。
現に誰かと仲良くなると、
今度ご飯食べに行こう！
今度だれだれと飲み会するんだけど来ない？
など予定を埋められそうになることも
少なくはない。
その数が『友達』の数だけ増えると思うと
それだけで疲れる。それが私だ。
2.距離感が分からないから。
これはやはり複数人になった時、
友達間の仲の良さや関係性によって、
なんとなく三角関係だったり
ギスギス感が生まれたりして
『あー頼むから俺抜きで仲良くしてくれ。』
と思うことがたびたびあるからだ。
誰だって誰かのいちばんでありたい。
そういう気持ちを近くで
感じてしまった気がする。
3.よくわからない人に知ってる風をされるのがとにかく嫌いだから。
1度だけ話したことがあるクラスメイトなどに
『はえるんくんって真面目だよね！』とか
『はえるんってつまんないね！』とか
言われると
『いや、誰なんだよ！お前は。』
と思うのである。
ちなみに
『はえるんってつまんないね！』は
妻に言われた言葉だが
なぜか結婚している。
謎だ。
世の中は常に変化している
このように人生は
本当になにが起きるかわからない。
私が学生のときは
孤独でいる人はどこか暗いイメージがあって
少数派という扱いだったが、
いまは時代が変化した。
おひとり様という概念が広く知れ渡り、
個人が受け入れられる世の中に変わった。
私のような人にとっては
生きやすい世の中になったと言えるだろう。
ここで、こうやって自分の意見を
誰かに向かって発信し始めた私は
やはり独りでは生きていけないのだろう。
それは私が心のどこかではだれかと
繋がっていたいと思っていることに
他ならないのかもしれない。
なぜ女性は老後を謳歌し、男性はさみしく亡くなっていくのか。
女性は常に誰かとコミュニケーションをとっている。
だから、旦那さんが亡くなったあとも
女友達と旅行を楽しんだり生き生き過ごしているイメージがある。
女性の孤独死（さみしく亡くなる）はあまり聞かない。
一方男性が独りでアパートで亡くなった場合、
かわいそうというイメージで取り上げられるのはなぜだろう。
その男性も自分なりの人生を精一杯
生きた結果かもしれないのに
どこぞの何も知らない記者などに
『孤独死』（さみしく亡くなった）として取り上げられる。
私の場合の
『いや、誰なんだよ！お前は。』である。
亡くなった人がどんな人生を歩んだのか。
それは亡くなった人にしかわからない。
それを『さみしい』とか『孤独死』とか。
勝手に決めつけるなよ。と思う。
『おひとり様』を満喫して亡くなった人は
『孤独死』なのだろうか？
ひとりぼっちという意味では孤独死だが
かわいそうというイメージは余計だ。
つまり
ひとりぼっちの人はいても
つまらないかどうかは自分で決めるから
他人が口出しすることではない
ということである。
つまらない人生にするか
おもしろい人生にするか
それは自分の気持ち次第。
孤独を楽しむことができれば
どこでも生きていける。
孤独に生きることを誇り
孤独に生きることを貫いていれば
自然となにかがどうにかなって
私みたいに
結婚しているかもしれませんよ？
孤独な人間はつまらなくない。
まずは孤独のグルメを見るところから
始めましょう！笑
人生はおもしろい。