C(hinomaru)
私は日本が嫌い、日本も私が嫌い
と、常々感じながら日本で生きているのですが、それは願望や思い込みかもしれません。
結局のところ、私は日本が好きだと思う。
手首切っても敗戦国だから致し方ないし、
瀉血しても敗戦国だからやむを得ないし、
生きていても敗戦国だからしょうがないし。
日の丸は赤いから、血まみれでも誰も気づかない。
古代、文明を東洋から乞食。
明治、文明を西洋から乞食。
戦後、最高法規たる日本国憲法は米国から干渉。
日の丸が、日蝕のように、Cの形を残しながらも、犯され続けている。
まるで私やあなたや彼らみたいでかわいそう。
(ここから先は日本昔話です。
日本国は自分の個性を探すため、眼球を裏返して、己の内側だけを見つめ続けていました。
そしてとうとう、自他の境界が分からなくなり、自我を無くしてしまいました。
それでも生きるために自傷行為を繰り返し、今日も血を流すのです。
唯一の救いだったCの形さえも「えぽけー」してしまい、
C(hinomaru)から(Chinomaru)になりましたとさ。
めでたしめでたし。)