7/13 芳文社70周年記念77円セールで沃野を拓くとして
こんばんは。いま、芳文社70周年記念の爆弾みたいなセールをやってますね。さりげなく、地震が来たら積み上げたまんがタイムきららで死ぬような生活をしていたり、書店バイトしていた時、当時三巻までしか出てなかった『まちカドまぞく』を激プッシュしてシカトされていた身からすると、かきいれ時とかいうレベルではないですが、ほんとに気になる作品は据え置きなので(新刊なので当然だけど)、そして欲しいのは出たらすぐ買って来たので、言うほど注文履歴は酷くならずに済んだ感じです。
一冊77円ってエグくて、4コマはだいたい一年一冊刊行ペースだし、1ページの情報量が新書サイズマンガのだいたい二倍はあるので、コスパが破滅的にすごい、買わずに生きるとぜったいに後悔する…。
そういうわけで買ったものを中心に、ほかおすすめのものを紹介していきます。コンセプトはありませんが…完結していたら、その点明記します。
1、ぼっち・ざ・ろっく!
陰キャならロックをやれ! 既刊二巻。
主人公後藤ひとりの、情け容赦ないコミュ障ぶり、肥大化したプライド、常に悪い顔色、ギターがやたら上手いのに他のメンツと全く合わせられない持病及び上がり症。見てると自分を見ているようで悲しくなっていく。
バンド始めてもそれはあんまり変わらないけれども、それでも変わろうと頑張ってるところは微笑ましいし、見えてくる成長にほろろとするし、ジーーンと熱くなったりする。アニメ化しないのか…。
2、佐藤さんはPJK
涙の完結済。全二巻。
JK十年目の佐藤さんは、いわゆる”プロフェッショナル女子高生”=PJK。勉強も部活も何もかも完璧にこなす彼女は一体!?、という学校コメディ。完璧系コメディ。主人公の鈴木千春がありえんくらいかわいい。
エモいバックグラウンドもあって、読後感○。
3、先パイがお呼びです!
完結済。全二巻。
生徒会長漆島きなこと、相馬より子の、ゆる~い関係性のお話。
表向きは特殊な、しかし内実はどこにでもあるような先輩後輩の関係の中、とらえどころのない会長の端々に見える気持ちの揺れから、目が離せなくなる。離せなくなるぞ。
4、どうして私が美術科に!?
完結済。全三巻。
書類を間違って提出したせいで、入るつもりのなかった美術科に入っちゃった子が、居残り仲間とイチャイチャするお話。いや、イチャイチャだけではないけれど、それでも基本的には「銭湯入ったらコーヒー牛乳」というような、きらら読むのならこういうのだろ!オラァ!みたいな、ニコニコしなければならないエッセンスたっぷりの良作。
5、みわくの魔かぞく
既刊一巻。
お母さんの再婚相手が魔王、連れ子の女の子は半吸血鬼なガールミーツガール。日アサのような温度感で、クールに見える新しい家族と親睦を深めようと試行錯誤していく。探り探りな感じがかわいくて良。
絵が上手で、たまにビビって逃げるくらい良い顔のコマがある。
6、旅する海とアトリエ
既刊一巻。
亡き両親のつけた「海」の由来を求めて単身欧州に乗り込んだ海と、ポルトガルで出会った画家のりえが、ヨーロッパの名所を巡っていくお話。一巻はポルトガル・スペイン・イタリアとリッチに回っていく。
名所紹介が手厚くて、引きこもりの身でも海外いいな~と思えるようなシーンが多い。作画カロリーを心配してしまう。
さっくりな紹介ですが、よく考えたら1巻の内容ってそんなに覚えてないことに気がついた(ゲスト掲載とかで印象に残りにくいので)。この機会に読み直せれば良いですね…。
まだ完結してないものは、何かメディアメックスあればいいな~とか思いつつ。