アクティブリスニングは魔法の杖(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol33)
「自己満足ではない『徹底駅に聞く』技術 赤羽雄二さん著
アクティブリスニングって?
みなさんはアクティブリスニングという言葉を聞かれたことがありますか?ゼロ秒思考の著者の赤羽雄二さんが提唱されている話の聞き方のメソッドです。
「自己満足ではない『徹底駅に聞く』技術」 の言葉をまとめてみます。
「アクティブリスニングとは、『真剣に、徹底的に話を聞き、質問もしながら理解を深めること』です。
相づちを打ちながら、相手の目を見ながら、心から関心をもって、真剣に、徹底的に話を聞きます」
「話を聞きながら、疑問があればあまり遠慮せず質問します。ただし、丁寧さが必要です」
「『ただ聞くこと』との違いは、『真剣に、徹底的に相手の話を聞く』『質問もしながら理解を深める』の2点です。
『傾聴すること』との違いは、躊躇なく質問しながら、理解を深める」点です。」
このアクティブリスニングを学び、実践するようになって。周りの人との関係に好循環が生まれるようになりました。
アクティブリスニングを学び、実践することによって、どんな好循環が生まれたかについて、書きたいと思います。
「物を盗った」と言わなくなった伯母
まず伯母との関係。伯母は亡くなった父の姉で、91歳です。私は週に一度伯母のもとを訪ねて、掃除や買い物などの手伝いをしています。
そんな私に、一時期伯母は「私のネックレスを盗った」「文鎮を盗った」と言うようになりました。手伝いに行って、泥棒呼ばわりされるのはたまりません。とても嫌な気分になりました。
そんな伯母の話を私は徹底的に聞くようにしました。「お話を聞くタイム」を作って、とにかく話を聞きました。徹底的に聞くことにしたのです。
すると伯母は、「物を盗った」と言わなくなったのです!ニコニコととても嬉しそうな顔をするようになったのです!私も嬉しくなりました。
話を聞くだけで、こんなに変化があることに驚いています。アクティブリスニングは、やっぱりすごい!
「おかんと話すとホッとする」
伯母だけでなく、長男や次男との関係にも好循環が生まれました。
以前の私は、長男と次男の話を聞かずに、自分の話したいことをとりとめもなく話したり、どんどん質問したり、独りよがりなアドバイスをしたりしていました。
そんな私に、次男は「おかんと話すと疲れるわ」と、ため息まじりに言いました。
でも、アクティブリスニングをするようになったら…
話してくれる!
どんどん話してくれるのです!
この間は、しみじみと「おかんと話すと、ホッとするわ」と!
すごく嬉しかったです。話を徹底的に聞くだけで、こんなうれしい言葉をもらえるなんて・・・
いろいろと問題を抱えていた長男の話も、とにかくひたすら聞くように心がけました、アドバイスしたい気持ちを抑えるのはなかなか大変でしたが、とにかく徹底的に聞きました。
「なんかお父さんにもいろいろ聞いてもらっているけれど、やっぱりおかんには話しやすいわ」と、長男。
そんな風に思ってもらえて幸せです。
話を徹底的に聞くことで、長男や次男との仲が、ぐんとよくなりました。二人との距離が縮まりました。
これからも二人の話を、徹底的に、真剣に聞いていきます。私の存在が、長男と次男の心の安全基地になれるように、頑張っていきたいです。
どんなふうにアクティブリスニングを学んでいるか?
職場でもアクティブリスニングを心がけている私。利用者さんが色々な事を話してくださるようになりました。
そんなアクティブリスニングを、どのように学んでいるかについて書きたいです。
まず、「自己満足ではない『徹底駅に聞く』技術」は、何度も繰り返して読みました。蛍光ペンで線を引きながら、繰り返し読みました。
そして、毎週月曜日の夜9時からあるClubhouseのルームに入って学んでいます。Kyoko Iwataさんが開いておられるこのルームでは、①アクギブリスニングについての今週の振り返り②どんなことができたか?③来週のチャレンジと、アクティブリスニングへの取り組みについて、メモ書きします。
そして、その取り組みについてなどをシェアし合います。
このルームで学ぶようになって、もう2年くらいは立つと思います。このルームのおかげで、私は成長できたと思います。ルームを開いて下さっているKyoko Iwataさんに感謝です。
また、入れない時もあるのですが、日曜日の朝6時40分からある、Takako Kigureさんが中心でやっておられるZoomにも入って学んでいます。
このZoomでは①話し役②聞き役③オブザーバーに分かれて、ロールプレイをします。このロールプレイは、すごく実践力がるきます。なにより、とても楽しいです。
Kyoko IwataさんのClubhoouseや、Takako KigureさんのZoomで、自分自身画家確実に成長して、アクティブリスニング力がアップしてきているのを感じています。これからも続けて学んでいきたいです。
アクティブリスニングは魔法の杖
話を聞くだけで、こんなにも嬉しい変化があったことに、私自身が驚いています。嬉しい驚きです。
アクティブリスニングをすることによって、一度は失いかけた信頼関係も取り戻すことができるそうです。
アクティブリスニングは、まさに魔法の杖のようです!
真剣に、徹底的に話を聞く。それにお金はかかりません。特に準備するものもいりません。今すぐにでも始められます。
コストのかからないこのアクティブリスニングの効果は絶大です。
話を徹底的に聞くことによって、相手は私を信頼して、思ってもいなかった事を話してくれたりもします。それをアクティブリスニングすることによって、さらに信頼関係が深まるのです。まさに好循環です。
アクティブリスニングは、魔法の杖です。人と人の距離を縮めて、温めてくれる魔法の杖です。
まだまだ改善の余地のある、私のアクティブリスニング力。意識して、取り組み続けていきます。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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