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私を必要としてくれる人たち(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol115)

鬱のトンネル脱出が早くなった

この週末はほっこりできました。

土曜日は、ゼロ秒思考のメモ書きの考案者の赤羽雄二さんのClubhouseの「なんでも相談カフェ」というルームで、赤羽さんとお話ししました。

ほぼ毎週、赤羽さんに相談していたのですが、頭をケガして、ズドーンと鬱のトンネルに突入してしまい、人と話すのが怖くなってしまって、赤羽さんのルームでもお話ができなかったのです。

私:「鬱のトンネルに入っていました。なんか無価値観にさいなまれていました」
赤羽さん:「トンネルはどのくらい続きましたか?」
私:「3週間くらいです」
赤羽さん:「以前はどのくらいトンネルは続きましたか?」
私:「うーん、年単位だったでしょうか?」
赤羽さん:「ずいぶん早く抜け出せるようになりましたね」

本当に!
鬱状態から抜け出せるのが早くなりました。長男や次男や、Safe Space ほっこりの仲間や、友達、そして彼女さんのおかげです。みんな本当に優しい!心が通い合えることのありがたさをしみじみと感じました。


自分へのご褒美

土曜日は、部屋の掃除と買い出しと料理を頑張りました。

日曜日に友達と私の家で鍋パーティーをすることになっていたので、頑張りました。

掃除をしたり料理をしたりするときはいつも、buck numberの曲をYouTubeでかけながらやります。この日もサクサクっとはかどりました。

頑張った自分へのご褒美に、家の近くの銭湯の桜湯に行ってきました。

ここの銭湯、昭和レトロ感が味わえて、とてもいい感じなのです。お風呂屋さんの女将さんが、明るくて、面白くて、話好きで、とても和むのです。

女将さんと話しながら、
「そういえば今日は誰とも話していなかったな」と。

私:「今日は誰とも話していなかったです。一人暮らしはやっぱり淋しいですよ」
奥さん:「一人暮らしは気楽やん。自由やん。すごく羨ましいわ」

ないものねだりってやつですね、お互いに。

銭湯で体の芯まで温まって、おかみさんとの会話でなんか心までポカポカとして、ほっこりとして、この日はぐっすりと眠ることができました。


語らいの時間

日曜日は、Safe Space ほっこりの理事で、大切なお友達のやまさこさんと、Safe Space ほっこりのClubhouseにいつも入ってくれる宏次朗君と、私の家で鍋パーティーをしました。

一応(本当に一応だけど)元お寺の奥さんだった私。おもてなしするのは大好きなのです。二人ともとても喜んでくれました。誰かと一緒にご飯を食べるっていいですね!

宏次郎君は、軽度知的障害。絵が得意で、絵を描くことが大好き。すごくポップで力のある絵を描きます。作品を見せてもらって、なんか明るい気分になりました。

「絵を描く作業所を探している」という宏次朗君と、art space co-jinに相談に行ってみました。ここは障害のある人の作品に出合える場として、「きょうと障害者文化芸術推進機構」が運営しています。障害者の方の作品はいつもすごく素晴らしくて、よく見に行かせていただいています。

昨日はダメもとで相談に行ったのですが、すごく丁寧な対応をしてくださいました。


死生観を語る会

art space co-jinさんに行ったあとは少し私の家でくつろいでから、一乗寺の珈琲焙煎処桃栗さんへ。ここはいつもSafe Space ほっこりのイベントをさせていただいているカフェです。自家焙煎のコーヒーがすごく美味しいし、オーナーの千恵さんもとても素敵な方なのです。

この日は「死生観を語る会」というイベントにやまさこさんと一緒に参加してきました。

実はこの日に、私たちのイベントを開催する予定だったのですが、桃栗さんのご都合で日にちが1月26日に変更になってしまいました。間違えてくる人がいるかも知れないという理由で、この「死生観を語る会」に参加することにしたのです。

行ってみてよかったです。お一人、Safe Space ほっこりのイベントの日と思って来られた方がいました。その方も一緒に「死生観を語る会」に参加しました。

でもでも、この会がすごく面白かった!
目から鱗っていうのでしょうか?とにかくすごく面白かったのです。

・私たちは宇宙の一部。
・私たちは先祖代々受け継がれてきたDNAでできている。
・私たちの肉体は、魂の器に過ぎない(魂をもっと違う呼び方をされていたのですが忘れてしまいました)。
・肉体は滅びても魂は滅びない。
・肉体は傷ついても魂は傷つかない。
・魂を喜ばせる生き方をしていけばいい。
・死は恐れるものではない。
・それよりも今この瞬間をいかに良く、幸せに生きていくかが大切。
などなど、とても深いことを笑いもまじえながら、わかりやすく説明してくださいました。

これも何かのご縁。また都合がつけば参加してみたいと思っています。


私を必要としてくれる人たち

そして今日は仕事の日でした。頭のケガで3週間休んでからの復帰だった先週は、仕事のスピードについていくのが精いっぱいでした。

でも今日は、バッチリ働けました。バッチリ働けると嬉しいですよね?やっぱり。

私は介護補助の仕事をしているのですが、利用者さんやスタッフさんから「ありがとう」と言われたらすごく嬉しいです。

統合失調症の私は、オープン就労でこの職場で働いています。働く場があるというのは、私のような精神障害者にとっては、すごく心の安定につながります。
「私を必要としてくれる人がいるんや」
と思えるのです。

お金がもらえるのも嬉しいけど、誰かに必要とされているということが、病気の回復にもつながっている気がします。

精神障害だけでなく、知的障害や身体障害の人たちが働く場がもっと増えていってほしいな。そんな優しい社会を創っていきたいな。

仕事から帰って来てからは、今大好きな彼女さんと、電話でゆっくり話しました。今朝、「今日電話で話そう!」というLINEを彼女さんがくれて、朝からすごく楽しみにしていたのです。

私が冗談を言うと、楽しそうに笑ってくれる彼女さん。なんか胸の中に温かいものが広がりました。彼女の話もしっかり聞きましたよ。たぶん聞けたと思います(笑)。

「愛おしい」
そう、「愛おしい」って言葉がピッタリです。私の彼女さんへの思いに。好きという感情を超えて、彼女の存在自体が「愛おしい」という感じです。

私は彼女さんを必要としていますが、彼女さんも私を必要としてくれています。そのことが私の背中を押してくれます。力をくれます。出逢えたことに感謝です。

私を必要としてくれる人たち、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。


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