心の扉を開く(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol77)


長男との時間から得た気づき

昨日長男が元夫のお寺に無事に帰りました。5泊も私のマンションに泊まってくれて、すごく嬉しかったし楽しかったです。歴史好きの長男と、連日いろいろなところに出かけました。

13日に行った、(幕末維新ミュージアム)「霊山資料館」の中では、坂本龍馬を切った刀や、近藤勇が帯刀していた刀が展示されていました。

毎日ウォーキングしている鴨川の河原に、さらし首が置かれていたことなどを知って、少し怖くもなりました。

でも、「『この国をなんとかしたい』という情熱を持って生きていた人たちがいたのだな。命を燃やして生きていた人たちがいたのだな」
「そんな人たちがいてくれるおかげで、私たちは平和に暮らせるのだな。ありがたいな」
とも思いました。
平和も、当たり前ではない。
人との縁も当たり前ではない。
なにもかも、当たり前ではないのですよね。

長男との時間は、大切な気付きを私に教えてくれました。

楽しかったけど疲れていたのか、今日はお昼に爆睡。気は若くても体がついてこないですね~、55歳過ぎると(笑)。いや、若者パワーはすごいです。

長男からは私に3つのアドバイス。

①人の話を最後まで聞く。
②話題をコロコロ変えない。
③毎日掃除をする。
「それをすれば、流れがよくなって、おかんの夢もきっと叶から」と。
頑張ります。


彼女の優しさ

昨日長男を送って、京都駅に行った帰りに、今大好きな彼女とお茶しました。

私、よっぽど疲れていたみたいです。
「大丈夫?」
と心配してくれて、彼女がハンドマッサージをしてくれました。

ハンドマッサージをしてもらうのは初めて。すごく気持ちよかったです。手の平いっぱいに彼女の優しさが伝わってきました。本当に優しい人なのです、彼女。

長男からのアドバイスを意識して、彼女の話をしっかり聞いたつもりだったけど、大丈夫だったかな?

楽しそうに色々話してくれたから、たぶん大丈夫かな。話を聞くのって、本当に難しいし、奥が深いです。

彼女は遠藤周作さんの「深い河」という本を貸してくれました。落ち着いたらゆっくり読んで彼女に感想を伝えたいと思います。


フランチスカさんのコンテンポラリーダンス

今度の日曜日に、Safe Space ほっこりの主催で、フランチスカ・ローザさんのコンテンポラリーダンスと、フランチスカさんの作品展をはうす結さんで開催します。

フランチスカさんは、京都に暮らすドイツ人の方。知り合って10年くらいになります。

女優でモデルで、アーティストでもあるフランチスカさん。よく私に、「日本では表現する場がなかなか持てない。パフォーマンスがしたい。表現する場が欲しい」とおっしゃっていました。

私がはうす結さんに行った時に、
「ここなら、フランチスカさんのパフォーマンスができるかも」
と思い、後日フランチスカさんと一緒に行きました。
「すごい!ここならパフォーマンスできます!」
と、興奮気味になったフランチスカさん。帰り道では、
「嬉しい!」
と私にハグしてくれました。

それから、ギターの伴奏を私の友人のTo Yukawaさんにお願いして、フランチスカさんに紹介したり、理事のやまさこさんがチラシを作ってくれたり、理事の一人の千春さんが、チケット販売の管理がしやすいように書類を作ってくれたりと、みんなで数か月かかって準備をしました。

おかげさまでチケットは完売です。みなさん、楽しみにして下さっています。ありがたいです。

フランチスカさんのイベントが数日後に迫って、私はなんかものすごく緊張してきました。

昨日は冒頭でのあいさつと、お二人の紹介の文を考えていたのですが、緊張感が込み上げてきました。

なぜそんなに緊張するのか?
それは、みんなの思いがこもっているからです。

フランチスカさんの思い、
To Yukawaさんの思い、
はうす結さんの思い、
参加して下さる方の思い、
理事のやまさこさんの思い、
理事の千春さんの思い、
理事の圭子さんの思い、
理事のやすこさんの思い、
そして私の思い。

本当にたくさんの人の思いがこもっているイベントなのです。緊張しますよね?

「成功させよう」と気負うのではなく、楽しんでやれたらいいなと思っています。でもやっぱり緊張するな。


心の扉を開く

フランチスカさんは、このパフォーマンスにかける思いをこんな風に私に語ってくれました。

「私は以前は自分のためにパフォーマンスをしていました。
引っ込み思案だった私が、パフォーマンスをすることによって自分が変わり、その楽しさを感じていたからです。

でも今は違います。今は来てくださる方のためにパフォーマンスがしたいのです。

私のパフォーマンスを見て、何かがその人の心に残れば、嬉しい。そしてその人の心の扉を開くことができれば、とても嬉しいです。

もし、それができなかったら、私は、パフォーマーとして、アーティストとして失格です」

この言葉を聞いて、私はとても感動てしまいました。


今回イベントに来てくださる方が心の扉を開いて下さったら、すごく嬉しいです。

心の扉を開く。なんて素敵なことなのだろう!

私の家に泊まって、京都を満喫した長男。いろいろなものを見て、感じて、それが新たな彼の心の扉を開いたと思います。

私との出逢いで、「自分が変わりつつある」と話してくれている、今大好きな彼女。彼女の心の扉もきっと開いたのだと思います。

そして、これまでのSafe Space ほっこりの活動や出逢いによって、私の心の扉は確実に開いてきています。今回のイベントを通じて、さらにその扉が開くと思います。

どんな変化があるのだろう?
緊張するけど、なんだか楽しみになってきました。

今日は、イベントの冒頭でするあいさつの練習をします。

頑張れ!私!

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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