愛着障害を乗り越えよう
親友さくらとランチ
月曜日は、仕事の後で、13歳の時からの親友さくらとランチをしました。8月の終わりの私の誕生日を祝って、スペイン料理をご馳走してくれました。
そして、ソワレのレターセットと、[『しない人』になりなさい」という、私好みのとても素敵な本もプレゼントしてくれました。
スペイン料理も、プレゼントももちろん嬉しいけれど、さくらと一緒に話せる時間を持てたことが嬉しかったです。
そう、さくらは私の超安全基地!まさに心のベースキャンプです。出逢えたことに感謝、今も仲良くできることに感謝です。
ありがとう、さくら!
愛着障害を克服する方法
以前のブログで、私は愛着障害を抱えているということについて書きました。愛されたかった私|暮島葉月 (note.com)
そして、前のブログで、愛着障害は克服できる。そのためには安全基地を持つことが大切ということについて書きました。悲しみを愛する喜びに変える|暮島葉月 (note.com)
安全基地を持つ以外にも、愛着障害を克服する方法があると、精神科医で作家の岡田尊司さんは、著書の「愛着障害」の中で書いておられます。今回のブログでは、岡田尊司さんがおっしゃっている愛着障害の克服の方法をもとに、私自身の体験から思うことについて書きます。
愛着障害の克服の方法には3つの方法があるそうです。
①安全基地を持つこと
これについては、前のブログで詳しく書きました。そちらを参照してください。悲しみを愛する喜びに変える|暮島葉月 (note.com)
②愛着の傷を修復する
愛着障害の人の多くが、未解決の愛着の傷を抱えています。岡田尊司さんは、「本当の意味で安定した、バランスの良い愛着スタイルを手に入れるためには、未解決の傷を修復する必要がある」
とおっしゃっています。では具体的にどうすればいいのでしょう?
岡田尊司さんがおっしゃっている一つの方法、それは、傷ついた体験を語り尽くすということです。これは、とても有効な方法だと思います。
私は週に一回、カウンセラーの上倉妙さん宅に通って、カウンセリングを受けています。妙さんには、子供の頃に私が受けた傷などについても、とことん話して聞いてもらいました。まさに語り尽くすといった感じです。膿を出すといった感じです。
カウンセラーでなくても、友達や恋人、パートナーといった、自分が信頼できる人に、とにかく語ってみる。自分気持ちを言語化してみることが大切だと思います。
私は、語り尽くすことで、膿を出すことで、自分の傷を癒すことができました。
もう一つの方法は、書く、表現するという方法です。
こうやってブログを書くことによっても、私は自分の愛着障害を癒すことができています。ブログを読んで下さっている方から、
「プライベートなことなどを綴って、ブログを書くことに意味があるのか?」
というフィードバックを頂いたことがあります。私は、「ある」と断言できます。心がどんどん軽くなっていっています。そして、自由になっていっています。
ブログ以外では、「ゼロ秒思考」の著者の赤羽雄二さんの勧めで、親への手紙を書いたのですが、親への手紙を書くこともとても有効です。
私は、父、生母、継母それぞれにあてて、合わせて12000字くらい書きました。まさに脱皮できたような感じです。うわべだけの感謝の気持ちだけではなく、悲しかったこと、辛かったこと、恨みなど負の感情も全て書くのです。
親への感情のすべてを書ききったら、怒りが赦しに変わります。自分の過去と和解できるのです。
③役割と責任を持つ
岡田尊司さんはこうも書いておられます。
「社会的役割、職業的役割を果たすなかで、対人関係の経験を積み、ほどよく親しい関係を増やしていくことは、愛着不安や愛着回避のまたとない訓練の機会となるのである」
怖がってばかりいるのではなく、一歩踏み出して、働いてみること。働かなかったとしても社会の中で、なんらかの役割を担うことは、愛着障害の克服にとても有効だと私も思います。
私は2年前から、介護補助の仕事をしています。その仕事を通じて、変わっていくことができました。良い方向へとです。自分を信頼することができ、自己受容ができて、自己肯定感が高くなりました、自信もつきました。
また、仕事ではないのですが、カウンセラーの上倉妙さんと共同で、「違いを認め合える会」Crossroadsという活動もしています。その活動を通しても、自己肯定感が高まり、成長していくことができました。人との関わり方についても学ぶことができています。
過去を赦そう、自分を愛そう
このブログを読んで下さっている方の中には、私よりももっとつらい経験をされた方もおられると思います。
病気のあるなしに関わらず、生きづらさを抱えていて、今まさに「闇」の中におられる方もおられるかもしれません。
でも、大丈夫。「闇」からは、抜け出すことができます。必ず抜け出すことができます。私自身が、「死にたい」と思うほど辛かった「闇」から抜け出すことができました。
そうするには、
・安全基地を持つこと。心のベースキャンプを持つこと。
・自分の安全基地となってくれる信頼できる人に、自分の過去の傷や辛さを 語り尽くすこと。
・自分の気持ちを書くこと。
・親への手紙を書くこと。
・働くか、ボランティアをするとか、自分に無理のない範囲で、職業的・社会的役割を担うこと。
ということが大切です。
過去を赦しましょう!
過去に縛られるのではなく、過去の住人になるのではなく、今の、そして未来の住人になりましょう!
そして、たくさんの傷をおってもなお、今日まで生きてきた自分を思いきり抱き締めましょう!愛しましょう!
大丈夫、愛着障害は、乗り越えられるのです。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。