明日死ぬとしたら今日しておきたいこと
「7日間で『幸せになる』授業」 慶応義塾大学大学院教授 前野隆司さん著
明日死ぬとしたら今日しておきたいこと
今朝もClubhouseのシモトリマコトさんのゼロ秒思考のルームに入りました。みんなで一緒にゼロ秒思考のメモ書きをするこのルームに入り始めて、丸2年が経ちました。このルームのおかげで毎朝とてもスッキリした気持ちで一日のスタートが切れます。感謝です。
今朝のタイトルはとても印象的でした。私のメモ書きと一緒にシェアします。
・明日死ぬとしたら今日しておきたいこと
― 今までお世話になった人たちにお礼の手紙を書きたい。
ー 石垣島に住む生母に会っておきたい。
— 息子たちと一緒にご飯が食べたい。
— 息子たちに生まれてきてくれてありがとうと伝えたい。
・生きていることに感謝
―色々なことがあったけれど、今生きていられることに感謝。
ー素敵な仲間たちと出逢えたことに感謝。
ー前向きな気持ちで生きていられることに感謝。
1分間では書ききれないくらいの感謝の気持ちがわいてきました。「明日死ぬとしたら今日しておきたいこと」。すごく色々なことがわいてきました。
石垣島に住む生母とは16年も会っていないのです。時々手紙を書いたり、母の兄の伯父が写真を送ってくれたりするのですが、やっぱりお互いが死ぬまでには一度会っておきたいです。
そして、息子たちとゆっくり会って、「生まれてきてくれてありがとう」という思いを伝えておきたいです。
彼らが私の息子として生まれてきてくれてから今日まで、どれだけの幸せと喜びを私に与えてくれた事だろう・・・。その感謝の気持ちをちゃんと彼らに伝えたいのです。
先日次男と晩ご飯を食べに行って、ドライブをしました。その時に次男が、「俺、おかんの事そこそこ好きよ」と。そこそこ(笑)。私は息子たちのことが大好きです。関西弁で言ったら「めっちゃ好きやねん!」です。息子たちと出逢えたことは、本当にラッキーだったし、とても幸せなことだと思っています。
今日のゼロ秒思考のメモ書きで改めて、自分がすごく幸せであることに気づかされました。
地位財と非地位財
私は今とても幸せだと書きました。前の前のブログで幸せについて書きました。幸せってなんだろう?|暮島葉月 (note.com)今日も、前野隆司さんの「7日間で『幸せになる』授業」で、幸せについて考えてみたいです。
経済学者のロバート・フランクが「地位財」と「非地位財」という定義で、幸福感を分類したそうです。なんだか難しそうな言葉ですよね?
前野さんによると「地位財」とは、他人と比較できる財のことだそうです。具体的には、所得や社会的な地位、あるいは実際に手に入れたもの。いわゆる、金・もの・地位です。
地位財は他人との比較によって生じるものです。だから「地位財による幸せは長続きしない」と前野さんはおっしゃっています。
幸福感は地位財だけによって左右されるものではないのだそうです。誰かと比べて得られるものではない財。それが、非地位財だと前野さんはおっしゃっています。例えば健康、愛情、あるいは自分の心が感じている満足感などです。
これらは、長続きする幸せにつながることが知られているそうです。
幸せになるための4つの心的因子
地位財は目に見えるものだからわかりやすいです。でも非地位財は、目に見えないものだから明確に表しにくい。
前野さんは1500名以上の人にアンケートをとって、その結果をもとに非地位財の中で、心的要因に関する4つの因子に集約されました。
そして4つの因子を
「やってみよう因子」
「ありがとう因子」
「なんとかなる因子」
「ありのまま因子」
と名付けられました。これすごくわかりやすいので、まとめてみたいです。
「やってみよう因子」
自己実現と成長の因子。
自己実現を目指している人、自分自身が成長しようと頑張っている人。そして強みを持っている人。そう言う人は幸福度が高い。
自分自身が主体的に取り組んでいる姿勢が関係する。
やりたいと思っている仕事に従事している人や、自分がもっている強みを十分に発揮でしている人や、夢や目標に向かって頑張っている人。そんなワクワクした人の脳内にはドーパミンという物質が出てくる。
つまりこの因子は、ドーパミン型の幸せと言える。
「ありがとう因子」
つながりと感謝の因子。
私たちは、自分が喜んでいる時よりも、自分がしたことによって誰かが喜んでくれた時に深い幸福感を得る傾向がある。
誰かとのつながりを感じた時、なんとも言えない幸福感に包まれる。ほんわかとした幸せを感じる。
それは愛情ホルモンと言われる、セロトニン・オキシトシン型の幸せである。
そして、ありがとうと感謝する気持ちが、大きく幸福感に寄与している。
「なんとかなる因子」
前向きさと楽観性の因子。
楽観的でポジティブな人。細かいことを気にしない人、失敗することを恐れずにチャレンジしようとする人。こういう人は幸福度が高い傾向がある。
やるだけのことをやった後では結果にこだわらない。たとえ結果が悪くても、また次にチャレンジすればいいと考える。それこそが、ここで言うところの楽観性。
いい加減という意味ではなく、目いっぱいの集中と充実感を信じる前向きな境地。
「ありのまま因子」
独立と自分らしさの因子。
人の目ばかりを気にするのではなく、自分らしく生きている。誰かと自分を比べず、自分の軸を持っていて、それに従って行動できる。そう言う人の幸福度は高いことが知られている。
単なるわがままではない。あくまでも自分自身の理想の姿を思い描いながら、信念を持って生きるということ。
「自分の人生の主人公は自分だ」という思いをいつも持っているということ。
いま、この瞬間から幸せに生きることができる
「地位財と非地位財」そして「幸せになるための4つの心的因子」について学んで、また多くの気づきを得ました。
特に「幸せになるための4つの心的因子」は、以前に読んで感銘を受けた樺沢紫苑先生の「精神科医が教える3つの幸福」とすごくリンクするところがありました。とても分かりやすいなと思いました。
「やってみよう因子」は、私が尊敬している赤羽雄二さんが「変化できる人」の中で書いておられること、ととてもリンクしていると思いました。「とにかくやってみよう!」という気持ちが大切なのですね。
「ありがとう因子」。感謝とつながりって本当に大切ですよね。孤独ほど辛いものはありません。感謝の気持ちを持つことを私は常に意識しています。
「なんとかなる因子」。これ、けっこうできているのでは?失敗を恐れずにチャレンジするということはできているのではと思います。さらに楽観的に捉えられるように努力したいです。
「ありのまま因子」。これが、私意外に持てていないのです。けっこう人の目や反応が気になってしまいます。ありのままの自分でオッケーだと思えるように努力していきたいです。
今日の学びで得たこと、それは、自分が今とても幸せだと気づけたということ。本当に私、幸せなのです。「幸せやな~」と言っていたら、どんどんいい事が起こっています。やっぱり幸せです(笑)
アドラーの言うように、「人は、いま、この瞬間から、幸せに生きることができる」のだと改めて思いました。
すごく長文になりました。最後まで読んで下さって、ありがとうございました。