オープン就労
統合失調症やほかの精神疾患を抱えている人にとって、「働く」というのは、大きなハードルだと思います。私にとってもそうでした。
精神疾患を抱えている人にとって、働き方は二つに分けられます。障害をオープンにして働く「オープン就労」と、隠して働く、「クローズ就労」です。
私はどちらの働き方も経験があります。その経験を踏まえて、私はオープン就労をお勧めします。「病気を隠して、働いている」と、びくびくしなくていいからです。また、職場によっては、働きやすいように配慮もしてくれます。私は、今はオープン就労で働いています。病気の事を理解してもらっているという安心感があります。
私が出版したいと思っている、「光の差す方へ 統合失調症でも働けるんだ!」には、私が今の仕事に就くことができるまでのことも書いています。
今の仕事に着くまで、介護職員初任者研修を受講したり、私なりに努力をしました。そして働くという機会というか、ご縁を得られたことに、心から感謝しています。主治医の先生や、クリニックのスタッフ、励まして、勇気づけてくれた友人たち・・・本当にたくさんの人たちのサポートのおかげです。感謝しています。息子たちも応援してくれています。
一人では、乗り越えられないかも知れない「働く」というハードル。周りの人のサポートを得ながら、勇気を出して、乗り越えてみませんか?
私の本が、不安に思って歩き出せずにいる人の背中を押すことができればと、願っています。
「光の差す方へ 統合失調症でも働けるんだ!」
第2回全国出版オーディション エントリーナンバー2番
暮島葉月