愛されなかった時どう生きるか(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol113)
「愛されなかった時どう生きるか」 加藤諦三さん著
ほっこりした昨日と今日
昨日と今日はほっこりした時間を過ごすことができました。
昨日は友達が、今日(1月7日)に食べるための七草がゆを持って寄ってくれました。年下なのにすごくしっかりしている友達。困った時にいろいろ相談にのってもらって、今までどれほど助けてもらったことか。頼りになるだけでなく、すごく面白い友達。出逢えたことに本当に感謝です。
今日はクリニックの診察と面談の日でした。前回の診察の時は、ものすごく調子を崩していた私。先生も担当のスタッフさんもすごく心配して下さっていました。
今日は鬱のトンネルから抜け出て、調子が戻っていました。私は鬱のトンネルに入るとすごくタバコを吸ってしまうのです。
タバコ吸う→自己嫌悪→でも吸ってしまう→なんでこんなに意志が弱いねん→でも止められない→またまた自己嫌悪と無限ループに入ってしまうのです。本当に情けないです。
でも3日からタバコを吸わずにすんでいます。今大好きな彼女さんが、「タバコを吸わなかった日はカレンダーにシールを貼ろう!30個シールがたまったら、スタバでフラペチーノを奢ってあげる!」という作戦を考えてくれたのです。
彼女さんとスタバに行きたーい!
フラペチーノ飲みたーい!
なんかゲームみたいで楽しくて、今のところところ禁煙を続けられています。彼女さんやっぱり素敵だな!
その話を主治医の先生とクリニックのスタッフさんに話したら、二人ともとても喜んで聞いて下さったのです。
その他のスタッフさんからのアドバイスは、断れる予定は断ること。私が主宰するSafe Space ほっこりの活動につながるようにと、いろいろとお付き合いが広がってしまうのですが、まだ本調子じゃないのだから、無理をしないようにと。
今まで私、スタッフさんのアドバイスを聞かずに行動して失敗したことが多々あります。なので、今回は断れる予定は断りました。
主治医の先生やスタッフさんに話を聞いてもらって、ほっこりしました。
夕方には、Safe Space ほっこりの理事の仲間の一人とZoomで話しました。
1月18日にお寺でするゼロ秒思考のメモ書きの流れを確認してもらいました。
「バッチリだよ」と言ってくれたので、またまたほっこり。すごく安心しました。当日はちょっと緊張するだろうけど、楽しんでやれたらいいなと思っています。
見捨てられ不安
Zoomの後で、加藤諦三さんの「愛されなかった時どう生きるか」を読みました。一度ざっと読んだのですが、あまりにも心に刺さる本だったので、蛍光ペンで線を引きながら2度目を読みました。
愛着障害のある私には、この本に書かれている言葉はどれも、すごく心に刺さります。いくつか本の中の心に残った言葉をピックアップします。
「小さい頃自分の弱点を周囲に受け入れられた人は、大きくなっても自分の弱点を自分で受け入れることができる。
そういう人は大人になっても相手の前で自分の弱点を正直に示すことができる。それは、自分の弱点を示すことで相手との関係が壊れるという不安がないからである」
「神経症的人間関係の中で育った人は、まず自然な人間関係の中で育った人と付き合うように努力することである」
「神経症的人間は、自分が弱点を示すと、相手は自分を見捨てて他の人のところに行ってしまうのではないかと恐れる。小さい頃、親の満足のために献身することを暗に要求されたことの悲劇なのである」
「神経症的人間は、相手が自分を好きだ、ということがどうしても信じられないのである。人を好きになるということは、必ずしもその人に弱点がないことが条件ではない。相手は自分を好きなのである。だから多少弱点があっても関係がない」
「神経症的人間はリラックスしている人をじーっと見ることである。そして相手がこんなにリラックスしているのに、どうして自分だけはリラックスしていけないのだろうと考えてみる。すると、ふと自分で自分を縛っているのが馬鹿らしくなるはずである」
この「自分が弱点を示すと、相手は自分のことを見捨てて他の人のところに行ってしまうのではないかと恐れる」というところに私はすごく共感するのです。「見捨てられ不安」というのでしょうか?
その根っこには、両親の離婚で生母と離れて暮らさざるを得なかった幼い頃の記憶が、大きく影響していると思います。そして自身の離婚で愛する息子たちと離れて暮らさざるを得なくなったことも、大きく影響していると思います。
弱点をなかなか晒せない。
出来ないだろうと思うこともNOといえずに引き受けてしまう。
それで自分が苦しくなってしまう。
何度同じ過ちを繰り返すのだろう、私は?
大好きな彼女さんのことをすごく思っているし、彼女もそんな私の思いに応えているのですが、「そんな彼女でさえも私が弱点を晒したら、見捨てられるのではないか?」と心のどこかでいつも不安があるのです。今とても幸せなはずなのに…彼女さんの笑顔が見られるだけで幸せなはずなのに・・・
長男と次男が幸せに暮らしてくれているだけで十分なはずなのに・・・
本当に愛着障害って、根が深いです。
リラックスした人と付き合おう
今年の私の目標の一つが、自分自身の愛着障害を克服することです。そのためには、加藤諦三さんが書いておられるように、リラックスしている人と付き合うことが必要なのだと思います。
ありがたいことに私のまわりには、リラックスした人、自己実現している人がたくさんいます。温かい人がたくさんいます。
そんな人たちからいい波動を受けて、自分を縛っているものを一つ一つ外していけたらいいな。
いや外していこう!
55年間で身についてしまった思考の癖を変えていくのはちょっと難しいかもしれません。でも私自身が生きやすくなるカギは私が握っているのです。
一つ一つ解いていって。
一つ一つ外していって。
一つ一つ扉を開けていって。
リラックスした人と付き合っていこう。
リラックスして生きていこう。
そんなことをこの本を読んで考えました。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。