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弱さを抱えているからこその強さ(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol41)

クリニックでほっこり

ノミ騒動で鬱の波に突入してしまった私ですが、なんとか浮上することができました。鬱脱出(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol40)|暮島葉月 (note.com)

「ブログが更新されていないけど、大丈夫?」
とメッセージを下さった方もいて。私のブログを楽しみにして下さっている方がいるんだと、なんだか勇気づけられました。

心配して下さったみなさん、本当にありがとうございました。

昨日はクリニックで診察を受けて、主治医の先生の優しい問いかけと応答にほっこり。

実は先日、減薬しようと思って、別のクリニックを受診したりしたのです。

そのことを正直に話しました。先生は、咎めることはせずに、

「薬を減らしたい気持ちはわかりますよ。でも今はこの薬の量が必要だと思いますよ。一緒にゆっくりやっていきましょう」と。

なんかホッとしました。癒されました。

クリニックの担当のスタッフさんと面談もしました。ジェットコースターのように激しい私の気分の波のアップダウンに10年以上も寄り添い続けて下さっているスタッフさん。

今回も、優しく話を聞いて下さって、冷静にアドバイスをしてくださいました。またまたほっこりしました。

やっぱりクリニックは私にとっては、安全基地だな。

クリニックの本棚に、わたしたちSafe Space ほっこりが主催したイベントで講演して下さった中村郁さんの本が入荷されていることを知って、すごく嬉しくなりました。私がクリニックにイベントのチラシを渡していたからです。

聞くことの大切さ、笑うことの大切さ

面談を終えてからは、クリニックに新しく来たメンバーさんや他のメンバーさんと話したりしました。

新しいメンバーさんは、突然手が震え出す症状が出始めて、仕事を辞めざるを得なくなったそう。脳神経外科とかいろいろな病院を回って、このクリニックに辿り着いたのだそうでした。

私も病気が原因で仕事を辞めざるを得なくなった経験があるので、他人事とは思えず、共感して話を聞きました。

辛かったこと過去のことや、家族の悩み事などをいっぱい話してくれるそのメンバーさんに、ただ、「そうなんや」としか言えない自分がなんだかもどかしかったです。

もっと、アクティブリスニングができるようになりたいな。
話を聞き切ることができるようになりたいな。

でもでも、しんみりするだけではなかったのですよ。最近知り合ったメンバーさんの趣味を聞いて、新しいメンバーさんと大爆笑しました。

そのメンバーさんの趣味は、観光地の食べ物の価格調査(笑)

「金閣寺の近くの店、団子とお茶だけで1500円ですよ。高くないです?」(笑)

「高ーい」(笑)

「今度は、清水寺近辺を調査してきます」(笑)

いやいや、世の中にはいろいろな趣味があるものです(笑)。そして笑う事ってやっぱり大切だなあと思いました。


誕生日祝い

水曜日は、Safe Space ほっこりの理事の一人であり、色々と私を支えてくれる大切な友達と、5月にイベントをさせて頂いたベアトリーチェさんと、10月にイベントをさせていただくはうす結さんに行ってきました。

ベアトリーチさんには、イベントをさせていただいたお礼を言うためと、10月のイベントのチラシを置かせてもらうために行ってきました。

なんとこの日が誕生日の友達!ベアトリーチェさんの美味しいオムライスでお祝いしました。5月のイベントで歌て下さった、シンガーソングライターの阿部ひろ江さんも一緒にお祝いしました。


ひろ江さんが8月にインドにアウト・カーストの子供たちに会いに行くというお話を聞いて、そのフットワークの軽さと行動力はすごいなあと思いました。旅のお話を聞くのが楽しみです。


弱さを抱えているからこその強さ

それから、10月のフランチスカさんのコンテンポラリーダンスのイベントのチケットをお預けするためにはうす結さんに移動。

午前中はイベントをされていたはうす結さん。その方達もまだおられて、イベントで人が入ったらどんな感じかが知れて良かったです。

はうす結さんのオーナーお二人は、共に障害を抱えた子供さんのお母さんでもあります。

そんなお二人が、来られた方のお話を真剣に聞いておられる姿を見て、聞くことの大切さを改めて感じました。お二人に話すことで、きっとその悩みを抱えた方達の心は軽くなったはずです。


悩みがある人に、私たちはただ聞くことしかできないかもしれない。

聞くだけしかできないかもしれない。

でも、たとえ少しの時間であっても、話を聞いてもらって、胸の内を吐き出すことができたら、その人は立ち上がることができるかもしれない。次の一歩を踏み出すことができるかもしれない。

考えてみたら、悩みのない人なんていないです。みんな何かの悩みを抱えています。

それを安心して吐き出せるのは、弱さを抱えて苦しんだことのある人になのではないかと思うのです。

ただ弱さを抱えた人ではないかもしれない。それを乗り越えようと苦悩した、強さを持った人にこそ、安心して吐き出せるのではないでしょうか?

そんな人になりたいと強く思いました。

そして、そんな心の安全基地をつくりたいと改めて思いました。

吐き出すことの大切さ。
真剣に聞くことの大切さ。
そして、心の安全基地の大切さ

を改めて感じた2日間でした。


最後まで読んで下さって、ありがとうございました。


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