温かな贈り物(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol 3)
「不安と折り合いをつけて うまいこと老いる生き方」
54歳の精神科医 奥田弘美さん著
92歳の精神科医 中村恒子さん著
素適なロゴのプレゼント
Safe Space ほっこりをNPO法人にするために、理事の仲間と一緒に頑張っています。
「頑張っている」と言うと、なんか力が入っている感じですが、そんな感じではなくて、もっと軽やかに、ワクワクしながら、そう楽しんでいるという感じ。
そんな私たちに、友達が素敵な贈り物をしてくれました。Safe Space ほっこりのロゴをプレゼントしてくれたのです!
私がその友達にロゴのデザインをお願いしていました。出来上がったロゴは、とても素敵なもの!理事のみんなは大喜び。
私が、「いくらくらいになるかな?」と尋ねると、友達は、「ロゴはプレゼントします。会の発足のお祝いです」と。
「最初からプレゼントするって言ったら、みんな遠慮するでしょう?だからプレゼントするって言わなかったの」とも。気遣いに、なんか感動してしまいました。それと同時に、「頑張らなきゃな」と、身の引き締まる思いがしました。
友達の送ってくれたロゴはこんな感じ。他にもいくつかあります。どれも素敵で選べない。設立メンバーの方達と一緒にどれがいいか選びたいと思います。
すごく素敵なAIアートの作品を描く友達の作品、是非見てみてください。彼女のXのアカウントは
さくや@AIアート
@KCOMJ0515
(1) さくや@AIアート (@KCOMJ0515) / X (twitter.com)
です。
仲間の温かさ
昨日はZoomで2回目の理事会をしました。
実は先日理事の一人が、「仕事でいっぱい、いっぱいで、体調も悪くて、会の活動をする自信がない。体調もあまりよくないし、理事を引き受けられない」と私に。
その友達はこの2年間プライベートでも大変なことがあって、すごく頑張ってきたのを知っていました。そして応援していました。とにかく人柄が素晴らしい彼女。「理事に残っていてほしいな。でも無理は言えないよな」と思いました。
そのことを副理事長になってくれた友達に相談したら、「できることをできる範囲でやってくれたらでいいから、理事でいてもらおうよ。私達がサポートしようよ」と。温かいと思いませんか?
昨日の理事会では、もう一人の理事も同じ考え。辞めたいと言っていた友達は、そのまま理事を続けてくれることになりました。
この仲間と一緒にやれてよかったと、心から思いました。
理事会では今後やりたいことなどを話して、とても実りある時間になりました。
とりあえずお声がけした皆さんに入ってもらうZoomを近々しようということになりました。ワクワクしています。無理のないように、でも精いっぱい頑張っていきます。
副理事長の友達から、「健康管理に気をつけて。毎日歩いてね」と言われて、鴨川を散歩した私。みんなの思いをカタチにするためにも、健康管理も頑張りたいです。
自分と他人を比べることは無駄なこと
私は本を読むのが好きです。先日、とても面白くて素敵な本と出逢いました。54歳の精神科医の奥田弘美さんと、92歳の精神科医 中村恒子さんの対談をまとめた、「不安と折り合いをつけて うまいこと老いる生き方」という本です。
精神科医・産業医であり日本マインドフルネス協会の代表理事の奥田さんの語る言葉もとても興味深いのですが、90歳までフルタイムの外来・病棟診療を継続された中垣さんの語る言葉が、とにかく深い。そして潔い!
お二人は、「自分と他人を比べることは無駄」とおっしゃっています。
中村さん:「自分と他人さんを比べる理由が無駄な理由がある。他人と比べて自分が劣っている、とか、自分にはこれが足りないっていう考え自体が、ただの思い込みだったってことがよくあるからや」
と、きっぱりとおっしゃっています。「どんなに華やかで幸せそうにしている人も、皆なんらかのコンプレックスを抱えている。完璧な人なんていない」と2人はおっしゃっています。
人生の正解は終わってみなければわからない
そして、中村さん:「私が今まで出会ってきた人たちを見ても、ず~っと100%の幸せが続いている人もいなかったし、ず~っと100%の不幸が続いている人もいなかった。人生は刻々と変化しているからね」。
そう、仏教でいうところの「諸行無常」です。すべてはうつろうのです。永遠に変わらないものなんてないのです。今の幸せがずっと続くこともないし、かといって今の不幸がずっと続くこともないのです。
人生の正解は終わってみなければわからない
中村さん:「92年間生きてきて断言するけど、人生に正解も不正解もない。
『人間万事塞翁が馬』とはよく言ったもので、その時はラッキーやと思ってもあとから不幸につながることもあるし、逆に不運な出来事があったとしても、あとから巡り巡って幸福につながっていくこともある
だから私らにできるのは、その時にやるべきことだと感じたことを、せっせとやっていくしかないんやな」
この中村さんの言葉すごく深いです。そしてとても共感できます。
病気がひどかった時はこの不幸が永遠に続くと思って、絶望感を私は感じていました。でも、今は毎日、本当に幸せです。人生は様相を変えて流れていくのです。そ して人も変わっていくものなのです。
素適な仲間に支えられながら、今、私にできることをひたすら一生懸命にやっていく。それが大切なのだと思いました
そう、人生に正解も不正解もないのです。そんなことに捉われないで、咲きたい場所でおもいきり咲く。そんな風に生きていきたいと思います。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。