愛するということ(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol 64)
エーリッヒ・フロム 『愛するということ』
好きな人ができました
突然ですが、今好きな人がいます。昨日はその人とスタバでお茶をしました。
その人は34歳の女性。私より約20歳も年下の女性です。私のセクシャリティは、男の人を好きになったり、女性を好きになったりするバイセクシャルなのです。男性、女性というくくりではなく、「魅力的だな」と思う人に惹かれます。
私のセクシャリティについては、前に書いたブログを読んで下さったら嬉しいです。ひとつにならない(統合失調症の私のNPO法人奮闘記Vol56)|暮島葉月 (note.com)
自分がバイセクシャルで、女の人にも惹かれてしまう事を、若い頃はずいぶん悩んだけど、今は、「それも私」、と受け入れて、認めて、大切にしています。
で、今は、34歳の彼女に強く惹かれています。昨日はお茶しながら、胸がドキドキとしていました。
彼女とは、横道誠さんが主宰する発達障害の自助会の「月と地球」で出逢いました。小学5年生の男の子がいる、シングルマザーさんです。息子さんが発達障害で、自信も発達障害だと話してくれました。
初めて自助会で会った後で、私が主宰する「心の安全基地づくり」の会のSafe Space ほっこりが9月29日に企画している「カードリーディング」に来てくれるとLINEをくれて、私が電話をして話して、仲良くなりました。
私も彼女も、両親の離婚を経験していたり、自分の離婚を経験していたり、と共通点が多くて、そんなこともあって彼女に心惹かれました。
辛いことをたくさんしているのに、素直で、ひたむきに生きているところにものすごく惹かれました。本当に素直なのです。そしてポジティブ。子育てもすごく頑張っています。
34歳。私の息子たちとあまり歳が変わらない。
「私、ちょっとおかしいんかな?」
と思いましたが、人を愛するのに、年齢はきっと関係ないはずです。
恋なのかな?愛なのかな?
私は今、彼女に恋しています。こんな風にときめくことができて、とても幸せです。
知り合ってまだ浅いけど、話す度に惹かれていきます。そう、彼女を愛しています。たぶん彼女も私に好意を持ってくれています。
私は彼女に恋していて、彼女を愛しています。
あれ?恋と愛はどう違うのだろう?
そう疑問に思って、copilotに聞いてみました。
ずいぶん前に読んで感銘を受けた、エーリッヒ・フロムの『愛するということ』という本でフロムが述べている、恋と愛の違いについて聞いてみました。
恋について、フロムは「恋愛」は本能的で未熟な感情であり、相手に対する一時的な魅力や興奮に基づくものとしています。恋はしばしば自己中心的であり、相手から何かを得ることを期待する側面が強いと述べています1。
一方、愛はより成熟した感情であり、自己決定と自己犠牲を伴うものです。フロムは愛を「他者の成長と幸福を願い、そのために自分の生命を与えること」と定義しています。愛は相手に対する深い理解と共感を基盤とし、相手のために自分を捧げる行為であると述べています。
フロムはまた、愛は技術であり、練習と努力が必要だと強調しています。愛することは単なる感情ではなく、意識的な行動と決意が求められるとしています。
このように、フロムは恋と愛を明確に区別し、愛をより高次の人間関係として捉えています。
なるほど。恋と愛とは違うんだ。
私は彼女ともっと話したいと思うし、一緒にいたいと思うし、彼女に触れたいと思っています。それは恋なのかな?
そして、彼女にもっと笑って欲しいと思っているし、彼女に喜んでもらいたいと思っています。そのために私のできることをしたいと思っています。それは愛なのかな?
これから彼女に私はなにが与えられるだろう?そう自分に問いかけています。それも愛なのかな?
34歳とまだ若い彼女。これから素敵な男性に出逢うこともあるでしょう。再婚する日も来るかもしれない。彼女との別れを経験する日が来るかもしれません。そんな日が来るのはかなり悲しいけど、受け入れなきゃなと思っています。
でも、そんな不確実な未来を思って、胸を痛めるよりも、いま彼女が私に与えてくれているものを大切にしたいと思うのです。
彼女を好きになってから、私は、buck numberの歌をYoutubeで繰り返し聴いています。特に『わたがし』という曲を。back number - わたがし (full) (youtube.com)
彼女が浮かぶのです、この歌を聴いていると。今までは何気なく聞いていた曲。でもその歌詞が今は胸に刺さり、胸を震わせます。
音楽や文学や芸術において、恋や愛の感情を表現しようとして生まれた作品はすごくたくさんあります。数えきれないくらいにたくさんあります。それらは、私たちの人生に彩りを与えてくれるし、私たちを深めてくれます。
私も彼女に抱いているこの思いで、切ないくらいのこの思いで、自分を深めていけたらいいなと思っています。人間力を高めていけたらと思っています。
思い出を積み重ねていきたい
彼女のことをとても愛している今の私ですが、あと二人、とても愛している人がいます。
それは長男と次男です。
31歳と29歳という大人の二人。でもそんな齢になっても、彼らのことが愛おしくて仕方ないのです。
うまく言えないけれど、彼らを産んで、途中までだったけど育てることができて、私は本当に幸せです。二人は、素敵な思い出をたくさん私にくれました。
人生って思い出でできていると思うのです。遠く離れて暮らしているし、二人とももう大人で、それぞれの道を歩んでいるしで、たくさんの時間は共有できません。でも、いやだからこそ、会える時は、二人の話をしっかりアクティブリスニングして、素敵な時間を過ごして、いい思い出を積み重ねていきたいです。
10月には、長男が京都に遊びに来てくれます。私のアパートに5泊もしてくれる予定です。すごく楽しみです。
長男とも次男とも、そして彼女とも。私が愛している人たちと、素敵な思い出を積み重ねていきたいです。
二人だけじゃなく、私に関わってくれている人たちと、素敵な思い出を積み重ねていきたいです。
今、私、幸せです。
とても幸せです。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。